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MVの演出談義

SPECIAL OTHERSのYouTubeを見ていて、妻に「これを演出するとしたらどうする?」と聞かれた。ぼくはMVを演出したことはないし、にがてだと言ってきた。ストーリーをつくるところから入る方が得意だし、イメージでつないでいくことに照れが入る。つまりMVは向いていない。と思いこんでいた。しかし妻に聞かれてよーく見てみると、SPECIAL OTHERSのMVは演奏がメイン。どこで演奏をさせるかという勝負だなと思った。そこまでヒントがでると、じゃあどこならおもしろいだろうと考えかたの方向性が定まってくる。ああかなこうかなと話していた結論としては、「スペアザを小さくさせたいよね」ということになり、東武ワールドスクウェアでワールドツアーをやったらどうかとか、雑貨屋とかで猿のシンバルの横に4人がいたらどうかとか、いや猿がでてくると炎上するぞとか話した。
こうやってにがて意識のあることでも考えるとっかかりさえあれば、ある程度のレベルまでは考えられるものだ。ま、スペアザですからね。演奏を見たいというカンタンな答から考えを始めればおかしなことにはならない。でもこれも考えるコツがあるから。未経験者ほどオリジナリティを大切にしがちで、なにごとも0から作りだそうとしてしまう。そうやって変なものをつくりだし「オリジナル」という、いいわけ魔法にかかってしまう。他の人が作ったもので、少しでも似たものを見つければ「パクリ」と叫びだす。みんな巨人の肩の上に立っているのに。さも自分はそこにはいないような素振りをして。プロは「知らない=勉強不足」になってしまう。もちろんそのままやるのはパクリであってだめなこと。しかし考え方をマネたりすれば表現は変わってくる。こうやって考えれば、できないことなんてほとんどないよなぁなんて思うのは過信でしょうか。過信だろうな。気持ちだけ「なんでも来いだ!」としておきます。

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