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映画『プリティ・ウーマン』を観て80年代末のロサンゼルスの空気を感じる

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07MNY7RYW/ref=atv_dp_share_cu_r

リチャード・ギア×ジュリア・ロバーツ主演のラブコメディ映画を相当久々、たぶん十年以上振りにAmazon Primeで鑑賞したが、約2時間あっという間に観てしまった。

ビバリーヒルズでのパーティーの帰り道、実業家のエドワード(リチャード・ギア)が街娼のヴィヴィアン(ジュリア・ロバーツ)と出逢ってからの一週間のシンデレラ・ラブストーリーが90年当時の西海岸を風景にして展開される、すごいビジュアル的に華やかな映画だった。
(1990年公開ということで、バブル崩壊前の幅を利かせていた時の日本人やブランド店のショーウインドウに掲げられている日本語の案内などもバックグラウンドに描かれ今となってはノスタルジックだ)

金持ちの男性が情愛に触れるなかで改心して人間的に成長し、低い地位にいる女性が持ち前の才気で幸せな生活を手に入れるという、古くからのおとぎ話をハリウッド映画というある意味エンターテイメントの頂点である媒体で衒いなくできるのが逆に新鮮に感じられる。

登場人物もそんな多くなく、複雑な駆け引きや読み解きもいらず、ジュリア・ロバーツ演じるヴィヴィアンの美しいコーディネートの数々や、主役二人をもてなす素敵なホテルマンたちの立ち居振る舞いを、ゆっくりめのテンポのストーリーで2時間味わえた。

久々にこの映画を観ると懐かしさとある種の余裕と優雅さを感じられる。公開年の1990年から、私はこの頃の「歴史の終わり」感に思いを巡らせてしまう、だとかそういう難しいことは考えなくていいので前に一回でも観た人は、ぜひ再視聴をおすすめします。楽しくなるので。

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