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機微な支援を導く、メンタルの安定

言葉の重みだとか、説得力のある言葉とか。または体を支える力の加減や、相手に差し出す手の速さとか。

そういった絶妙な支援ができることを、ずっと目標としてきました。

心の持ちようで、加減は変わる。

 誰もが、朝が憂鬱だったり、あるいは楽しい1日を送れることもあります。
バイスティックの7つの原則で、「意図的な感情表現」とありますが、意図的な行動をするためには、心の安定は不可欠です。
面談相手に、自分の調子が悪いからといって、相手の言葉の中に含んだ感情や、表情の変化を読み取れないのは、相手にとっては損することです。
心の安定を図れれば、微差で支援の強弱を付けられるので、相手に合わせやすい。また、支援者自身もその場にあった言葉や表情、ジェスチャーを交えやすくなるのではないでしょうか。

私の場合

 利用者さんに対して優しい気持ちを持ったり、あるいは介入する場面やここは深く理解してほしい、感情を込めて、といった調整は、やはり体調が安定しているからできることです。
 特に私は、体調を崩すことは多かったのですが、調子が悪いなりに仕事をする、という試みは人よりは取っていたほうです。
感情調整した言葉が浮かばなかったら、手の動きを多めにしたり、いいねーといったプラス評価を含めたりしてました。

どちらかといえば、傾聴よりは、心の琴線に触れるような言葉-または本音を引き出すような言葉を言うことが多かったです。
ただ、相手の表情だとか、話の流れとか。支援記録に書いてあった情報だとか。そういった内容を総合して言葉を出します。
また、相手の聞く姿勢、理解できるタイミング、といった変化を読み取っていってます。
もちろん、間違いもあったと思いますが。

精神科通院は、自分の調子を治すためではあるのですが、いつも心落ち着いて仕事がしたい、というのは根底にあることでした。
ただ、他に体にいいこと、やれることは試してます。マッサージや鍼治療、日帰り温泉やヨガ、とにかく深く睡眠とる。美味しいもの食べる。そこまでやっても、マイナスになりましたが。。。


福祉・医療支援者で心療内科や精神科に通う方は、個人的には多いと思います。同じ空間に、心を病んだ患者や利用者がいたり、なぜ病んだのか、というリスクを理解しているスタッフが多いのかもしれません。

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