見出し画像

地球環境を考えたエアブローを作るはなし。

もりです。

暑い盛りだった頃に、ハイボールが好きすぎるコチラの記事を投稿しました。

業販ボンベをくっつけて、炭酸水が500L(1L=8円)製造できるようになりました。(今ガス残量を見たら、1/3になっていました。300Lほど飲んだ計算?)

画像2

でも元々付いていたボンベが余るんです。

飛行機からミサイルまで作っている、イスラエル製のとても良いやつです。
(『耐圧250BAR(250気圧?)』ってあります。)


我が家では(というか使用者は私だけですが)炭酸水を切れまなく作成するために、このボンベを2本買って、使いまわしていました。

捨てるのは勿体ない。(というか超高圧ボンベなので普通に捨てれない)

勿体ないので、これを使って『エアダスター』を作ってみたいと思います。

※通常のコンプレッサ経由でのエアダスタ、エアブラシなどの制圧された空気圧は1.5~2気圧程度です。高圧ボンベからの引出しは20気圧以上の高圧域となります(ミドボンは最大60気圧となっています)。ご使用中の空接器具が壊れる恐れがある為、適切な減圧装置が必要です。


PCやキカイなんかの整備で、修理箇所のホコリを飛ばすために、よく『エアブロー(エアダスター)』ってやつ使います。

こんなやつです。(上はすごくいいやつ。)

昔はヘアスプレーなんかにも気軽にフロンガスが使われていたのですが、オゾンホールとCO2の絡みから、最近は環境負荷の少ない代替フロン(上の物はR134a、下の物はDME?)が使われています。

画像13

安いものもあります。
1本360円。


どちらとも、ただ空気が出るだけのスプレーなのですが、10秒くらい噴出すると缶の(温度が下がって)噴出力が下がり、使えなくなります。

そのため出張整備とか、出先の場合だと4本くらいガチャガチャ持参して行き、交換しながら使っています。で、大体3本くらい使います。

また『環境負荷』は少ないのかもしれませんが、作業中には『代替フロン』をまき散らすことになります。


あと高い。

だってただ、『排出される空気』を使いたいだけですよ。

そして新品でも缶がすごく軽いんです。炭酸水を作る時に必要以上の勉強をして、『Co2の重さ』を測った経験からすると、コレ空気(の液体)あんまり入ってないんじゃないの?

ガス缶の中には排出用の空気の他に、排出させるための膨張用ガスも入っていて、各社いろんな噴出用ガスを使っています。先の『DME』などは、ほぼほぼ燃焼用ガスです(火花が出てるモータとかに吹いても大丈夫なのかなぁ?)。あとLPG(プロパン)とかを使った缶が多いです。(安いの?)

いっそ全部をLPGにしたら、逆に安くなるという。(1本240円)
しかも余ったら使える。

『じゃあカセットガスボンベにノズルを付けて使うか。』とも考えますが、多分3缶くらい使うとホコリはきれいになるものの、自宅リビングを吹き飛ばすかもしれないので、消防団的にNGです。(脱線。)


でも手元には環境も汚さない『CO2ガスだけ』を高圧で充填できるボンベがあります。

早速作ってみます。

ソーダストリームのボンベ、出し口から調べます。
口金の形状は『TR21-4』というのだそうです。

画像2

で、このボンベからガスを引き出すためのバルブを中国のAliexspessで買いました。

中国製でアレなのでしょうが、20気圧までのゲージも付いています。
炭酸を少しでも安く作りたい人が世界中にいると思うと楽しい。

画像3

かっこ良い。

(上部の黒いツマミをネジ込んでいってバルブを開けます。調圧もできると書いてある。
左側に付いている銀のネジは、充填終了時に配管内のガスを逃がすためのリリースバルブです。

本来この製品は、空っぽになった『ソーダストリームのボンベ』と『業務用ボンベ』を直結させて、CO2ガスを再充填させるもので、右側の金色のアタッチメントがあれば、エアダスター用途でCO2ガスが空っぽになっても、いつでも5kgボンベからCO2ガスが再充填出来ます!

中国からの送料込みで、2,234円でした。

ジョイントを外してみたところ。

画像4

米国(と中国で流通している)高圧用のカプラ(オス)が付いていました。しかもミニタイプ。
国内で主に流通している『ハイカプラ』とは形状が異なります。
(ハイカプラの『常圧』上限設定は2気圧くらいでコレは20気圧なので、違うの当たり前?)
カプラごと根元から差し変えても良いのですが、それだと右側のアタッチメントが使えなくなり、ボンベからの再充填が出来なくなるので、米国式のワンタッチカプラを扱ってくれているところを探しました。

画像5

下の銀色が購入した、『米国式の(ミニ)ワンタッチカプラ』から『1/8インチメスネジ』に変換するものです。

税込2,530円。送料660円で3,190円でした。
現改造費合計 5,424円。

いつものように、早い段階で再利用したいもの(ボンベの残価1,500円?)の価格を改造費が上回っていますが、ゴミなんて出さない方が地球環境にも良いはずなので、深く考えないようにします。


国内のエアツールの口金ネジは、『1/4インチ』が一般的みたいです。
流通量が多いので、単価も安くなります。

画像6

そこでこの『1/8インチ』を、一般的な『1/4インチ』に変換します。
1/8-1/4変換ニップル。148円。
現改造費合計 5,572円。

画像7

手持ちの1/4ネジのハイカプラソケット(624円)に繋げてみました。
現改造費合計 6,196円。

画像8

『TR21-4』から『国内ハイカプラ』への変換、完了です!
(撮影用に置いてあるこのカプラは、オスメスを間違って購入してしまい、ネジ径が1/8なので使えませんでした。)

画像9

更に上記を購入しました。
『トラスコの2mコイルホース(1,764円)』と『Hazet!のブローガン(3,564円)』です。
ここだけ見たら『F1のピット』みたいです!
改造費合計11,524円!

あとはホースを繋げば完成!
と思いましたが、Hazetのブローガン、またカプラの規格が違います。

画像14

ドイツ規格なの?
更にブローガン用のカプラを購入しました。(ネジは1/4インチでした)

改造費合計11,707円!


完成です!

画像10

カッコイイ。

国産()のホース、ドイツ()のブローガン、イスラエル()の3国同盟品の完成です!(じゃないけど。ところどころ中国入ってるけど。)


試してみます。

画像11

左から軽い順に標的を並べます。一番右で1㎏くらいあります。

鬼ヤバでした。
エアガンか。

CO2ボンベのバルブがアレで、どんなに微細にバルブ開けても、5kg以上の排出圧が出ます(普通のエアコンプレッサがMAX0.8kgくらいです)。トラスコのホースとダスタのノズルは低圧用なので、多分コレで使うと壊れます。耐圧超えてシューシュー言ってます。というかホコリを飛ばすよりも基盤が割れそう。
1m先の液晶テレビも倒せるパワー持ってます。
天井でクルクル回っているシーリングファンのホコリが飛ばせます。

5気圧位から下げれるレギュレータ(減圧弁)を噛まさないと、恐ろしくて使えません。

そこでYオクでこれを買いました。

画像12

4,500円(送料込み5,157円でした。)
改造費合計16,864円!

業務用ボンベ(60気圧)からビールサーバに入れるための減圧弁です。

一つのボンベから、生ビールとチューハイとかが出せる、2つ口タイプになっています。

これなら『エアダスター』に使えるとともに、喉が乾いたらもう片方をビールサーバに接続して生ビールも飲めます!

このぐらいの金額時点から、迷いがなくなりました。
完成までの金額とか、地球環境に比べたら、どうでも良いことです。

改造は大変でした。

画像15

まず、ボンベから接続されるこのボルトを外したいのですが、手持ち工具で廻せません。しかもヘッドボルトがインチサイズ(11/16)です。

画像16

ホームセンターにインチサイズのソケットを買いに行きました。
(レシート見たら1,280円でした。-セット品しか売ってなかった。ー)
改造費合計18,144円!

画像17

ソケットを叩き込んで、インパクトで外しました。

画像18

はい、5/8インチですね。

買いました。

https://www.monotaro.com/p/0581/8452/









ムスメに甘いものを買います!