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小さく発信して小さく届ける

力の無い者たちが言いたい事を伝えるのは大変だ。

いきなりみんなに聞こえるぐらいバカでかい声でしゃべっても 全くうるさくて誰も聞いてやくれないだろうから、草の根的にちょっとずつちょっとずつ刻むように伝えてゆくしかない。

そのちょっとずつを星の数ほど続けてようやく誰かが耳を傾けるようになる。
しかし聞いてくれる人が増えてきたとしても声を大きくすることをしてはいけないのだなと最近ようやく気づいた。やることはずっと同じで特定の誰かに向けてちょっとずつ刻むように伝えるんだ。

すると小さなその声に誰かが聞き耳をたてる様になる。

どうなるか?
一人に向けて発信した言葉が小さく二人に伝わるようになる。小さな変化だね。
でもビックリする事にそのうちの一人は見知らぬ人だったりする。大したこと無いようだけれどもこの小さな変化が全てのはじまりなんだと思う。

◇◇◇

この小さな変化を経験すると不思議なことが起こる。見知らぬ誰かから小さな理解を得るのである。そしてその見知らぬ人たちが何だか知っている人たちになってゆく。

知り合いになったかなと思いきや離れてゆく人たちもいるけれども、入れ替わる様に別の人が顔を覗かせてくる。

不思議なもんだ。

その人も離れたとして、、
すると前に離れた人が急にまた戻ってきたり、なんかもう色々と不思議なことが起こる。

しばらくすると見知らぬ人同士だった人たちが私の知らぬ間に友達になっていたりする。

「どういうことだ?」ってなる。

頭に疑問符はつくけれどもそういった変化は悪い気がしない。時には喧嘩が勃発して残念なことになったりもするけれどもそれでも時と共に移り変わっていって、やがて落ち着いてゆく。

何が言いたいのかというと、こんなおもしろいことは無いから、もうしばらく私は小さく発信することを続けるぞということだ。

#ショートエッセイ

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ここのコメントを目にしてくれてるってことは最後まで読んでくれたってことですよね、きっと。 とっても嬉しいし ありがたいことだなー