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300円雑記【水のような言葉】

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2019年8月の記事一覧

カメラと星と双眼鏡【エッセイ】

仕事帰りによく夜空を眺める。街明かりの中で見上げているせいか視えるのはせいぜい二等星くらいまでで、さらに視力も衰えてくるので年々星の数が減ってゆくような錯覚をおぼえた。

『これは子供のときに見た夜空と同じ夜空なのだろうか?』と疑いたくなる時がある。

でもずっと向こうには星があるんだよな。空気が澄んでいる時はいつもよりも多めに星の光が届く。それでも私の目に映っているかは別問題だ。『いつもよりもち

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落ちているものを拾い上げた時に【エッセイ】

人の愛は千差万別だ。その姿は波のようにめまぐるしく変化し、繋ぎ留めておくことはできない。
でもそれら全ての愛の起点は、必ずあなた自身が何かの価値を見い出すところから始まるという話を今日はしたい。

極端な話だけどその対象はたった一つのドングリであってもいいんだ。子供だった時のことを思い出してほしい。たとえば形が悪くて誰も見向きもしないドングリがあなたの足下に落ちていたとして、それでもあなたが拾い上

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読み返してみたら【エッセイ】

読み返してみたら【エッセイ】

ここ数日noteを書かずに過ごしていた。飽きたわけではなく、書けなくなったわけでもなく、ただ書いていない時間の多くを読む時間に割り当てていた。出張中、電波の届かないエリアでは紙の本を読んで、電車での移動中やホテルの一室では他の人が書いたnoteをランダムにつらつらと読んだ。キャッチーなタイトルでなくても読む。それだけで心が落ち着いた。知らない人が書いた文章でも一行二行と読み進めるとその人の世界がち

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