見出し画像

事業計画書作成の2つのアプローチ

皆さん事業計画書を作ったことはありますか?

創業のときや、金融機関に提出するときに作ったことがある方も多いかもしれませんね。

弊所も最近つくり直しをしたのですが改めていろいろな作り方があるなとおもいましたので2つご紹介します

アプローチ1.行動ベースアプローチ

まず事業に基づいた行動計画を作り、それを元に数字を作り込むアプローチです。事業計画は事業達成のための行動を見える化するもの、と考えると、あるべきアプローチです。

  • 行動の伴った計画をつくりやすい

というメリットがある反面

  • 時間がかかりやすい

というデメリットがあります

創業で初めてビジネスの計画をつくるときや、3年や5年に一度中期計画をつくるときなどによく使うアプローチです

アプローチ2.数字ベースアプローチ

まず数字(売上や利益、資金繰り)の計画をつくりその後数字を達成するための行動計画をつくるアプローチです。メリットとしては

  • 時間をかけずに一時間程度で数字計画をつくることができる

ことがありますが、その反面

  • 行動計画が数字ありきになってしまいやすい

  • 前年の決算書をベースにつくるので前年の決算書の精度が低いと計画の精度も低くなる

というデメリットがあります

何年か継続しているビジネスの今年の計画をつくるときや、サクッと数字でシミュレーションしてみたいときに使うアプローチです

まとめると2つのアプローチは「行動」が先か、「数字」が、先かで違いがあります。一長一短ですので状況に応じてアプローチを変えることが理想ですね


今回弊所で使ったアプローチは数字ベースアプローチでした。本当に1時間程度で

  • 売上の伸び率

  • 利益の伸び率

  • 従業員の人数

  • 役員報酬

などを何パターンかためしながらサクッとシミュレーション計算を繰返してつくります。
限られた時間のなかで、短時間で数字計画が作れるのは本当に助かります。


会計ソフトをご利用されている場合には機能として付属している場合もありますので試してみてはいかがでしょうか?



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?