7/14(木) クロユキさんLive配信ハイライト

本記事は、クロユキさん【Twitterアカウント名:@fkuroyukix】がLive配信されている内容を切り抜き、まとめたもの+自分で調べた内容を掲載しています。

※記載内容は私の個人的な解釈であり、実際とは異なる場合があります
※リアタイ相場については割愛


➡︎13日Live配信の復習

6月のCPI(=消費者物価指数)〜FOMCまでのUSD/JPY相場の流れを復習しよう。インフレが鈍化する可能性も噂されていた中、発表されたCPIの数値が予想より悪かったのでFOMCでは0.75%の利上げが濃厚だと市場の織り込みが始まり、一時的な調整下落はあったものの上昇トレンドを築いていた。
FOMCの結果は、案の定0.75%の利上げで決定
予想通りだった場合、市場を動かず材料が出きったと判断され、噂で買った人々の利益確定が行われるために、ドルが売られる動きにつながるのだ。

端的にいうと、結果が出てからエントリーするのでは遅いということだ。
各国の政策金利発表前には、必ず金利を決める上で判断材料となる指標がある。そして、結果次第で市場の織り込みが始まる(=相場に方向感がでる)ので、このタイミングがお宝相場となる絶好のチャンスなのだ。


➡︎クロユキさんの予想的中✨

13日発表のCPIに関しても、予想値8.8%を上回り9.1%とサプライズな結果となった。
前日のLive配信で、クロユキさんは6月のCPI〜FOMCまでの流れと同様にお宝相場になる可能性が高いと仰っていたが、正しく言葉通りCPI発表後から14日のLive配信までの間に最高で約230pips程伸びている。


➡︎FOMCまでの値動きに要注意

現状、市場はCPIの結果を受け、0.75%ではなく1%の利上げが必要ではないか?との折り込みが始まっているので上昇トレンド中だが、6月と決定的に違うのはFOMCまでの期間が長いことだ。

ー参考までにー
【6月】
CPI ・・・6/10(金)
FOMC・・・6/15(水)細かくは16日の3時
【7月】
CPI ・・・7/13(水)
FOMC・・・7/27(水)細かくは28日の3時

16日(土)から始まるブラックアウト(=金融政策決定会合に関係する者は、金融政策や金融経済情勢について一切発言してはならい)まで少し日数があるので、要人発言には十分注意しなければならない。前日の記事にも記載したように、ブラックアウト中でもお抱えのマスコミによって利上げに関わる重大情報が流れてくる可能性もある。
市場が1%の利上げ想定で動いている間は、USD/JPYならドル買いが圧倒的に優位性が高い。しかし、万が一利上げ予想値が下がる材料が出てくれば、ドル買いから一変してドル売りの流れになる可能性もあるので、急な相場の変動に備えてエントリーの際は逆指値をいれておくのが無難だろう。

※Live内でクロユキさんが市場の利上げ織り込み度を確認できるツールを紹介してくださっているので、ぜひ活用してみて欲しい。
Fed Watch Tool】見方については動画の26:07〜


➡︎指標前に決済する重要性

政策金利発表前の相場は基本的に市場の織り込みによって動いていると伝えたが、予想が外れるときだってある。
直近の例としては、13日に発表されたカナダの政策金利が市場の予想値0.75%を上回り1%の利上げに踏み切ったことだ。
ドルのように世界の基軸通貨ではないためそこまで大きく変動したようには見えないかもしれないが、指標発表時には一時的に70pipsもの振り幅があった。
この1%の利上げは、G7と呼ばれる主要7カ国で初の出来事であり、カナダ(中央)銀行にとっても24年ぶりだったために市場にとってもサプライズな発表であった。
このように、どんなに市場が織り込んでいたとしても、所詮、予想は予想なのである。結果が正式に発表するまでは、憶測にすぎない。
カナダの場合は市場予想を上回ったが、その逆で市場予想より下回る可能性だって十分にある。相場に絶対なんてものはない
急な逆行や13日の記事で紹介したスプレッドの開きに備え、重要指標前はポジションの整理をしておくことが安全だ。

📌【G7】

「民主主義」「人権の尊重」「言論の自由」を共通の価値観をもった世界最大の国際通貨基金(IMF)の先進国であるフランス、アメリカ合衆国、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ及び欧州連合で構成され、同じ価値観をもつ各国の首脳(=代表者)同士で政治や国際問題について話し合おうという政治フォーラムである。


📌【新規失業保険申請件数】

米労働省が毎週木曜日に公表する失業保険の新規申請件数。数値は前週分のデータである。雇用情勢をいち早く知るのに適した指標であり、雇用統計に約2~3カ月先行するといわれている。中でも、雇用統計が発表される週の新規失業保険申請件数は注目度が高い。
14日に発表された数値は、前週より9000件高い24.4万件と2週連続で増加している。イコール、職を失った人も増加しているということだ。
インフレ率が高水準であることから金融政策の引き締めを行なっている中、今回の結果をみると労働市場がやや冷え込んでいる(=景気が低迷している)ことを示唆しているよう感じる。
この指標は失業率とも関連性が非常に高いので、併せて確認することでより雇用情勢を把握することができる。

※失業率については、動画内で触れていないため省略