ホルモン図鑑「網脂(豚大網)」

画像1 これは、豚の「網脂」。この大きな網は、ほ乳類独自の器官だ。なんと人間にもついている!普段は胃の下部に隠れていて、内臓が炎症した時、自分の意思とは関係なく、その場所にスルスルと移動して、包帯のように柔らかく包んで保護してくれる。これはとても神秘的!ちなみに、この網脂は「脾臓(ひぞう)」にくっついている。
画像2 よく見ると、薄い膜で覆われている。網脂は、フランス語では「クレピーヌ」と呼ばれていて、ハンバーグに巻くなどして調理される。もつ焼きなら、レバーやハツに巻いた串焼きでおなじみだ。脂肪の少ない肉に巻けば、コクが出て、風味が良くなる。型崩れを防ぎ、素材の旨味を閉じ込めることもできる。見た目だけでなく、おいしさアップにも大活躍の存在だ。

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