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教育実習生へ~4つの心得~

 教育実習に際して,私が超簡単にこの4つのことを伝えます。これらは実習終盤でその有難さに気付くことが多いので,最初から「うっわ!これ大切!」なんて実感を込めてなんて思えません。だからこその心得なんです。伏線として張っておくんです。


 実習は,楽じゃないですね。私たちより早く帰れますし,授業も回数が制限されている。大学からの目標設定は,それほど高くないですし,何より教員の志望者数の減少により,実習生さんというだけで宝物扱いされますよ。でも,真面目に取り組めば,目の前に立ちはだかる問題が見えてくるので,自分から学ぼうと必死になる。そういう点で楽ではないのですね。

 この4つの心得は,スキル的なことではありません。心得なので,心しておくことなんです。実習に行く前に是非知っておいてほしいことの一つですので参考になればとまとめておきます。

その① 授業は,児童理解の上に成り立つ

 子供たちの様子をつかむには,たくさん話し,聞き,遊んで,見てあげてください。
 「この先生は,自分のことを見てくれている。」と感じた子は,授業に協力してくれます。

 実習生としてのかかわり方は,子供との距離感を調整するのが難しいです。子供の反応をよく観察しながら,一人一人と自分からかかわってみてください。


その② 「教師」としての姿勢を忘れずに

 話す言葉や行動に,無責任さが見えると,人間関係はあっさり崩れます。子供たちが信頼できる言動を心掛けていきましょう。


 ダメなことは,ダメとはっきり言ってください。
 実習生だってもう大人です。人生の先輩としての役目を果たしてください。


 小さいことでも,良いところはほめる目線をもちましょう。
 そのためには,子供たちのことをよく見ていないと見つけることができません。


 実習生同士で,指導に対する共通理解を深めておく。
(例:“○○先生は,いいって言っていたよ”,ということが無いように。)


その③ 自分で考えて,判断し行動する姿勢をもつ

 担任の先生方の指導のもと実習を行うのですが,指示待ちにならないよう,どんどん考えて行動していきましょう。観察等の時でも,自分なりに「ここは,○○の方がいい」「自分が担任だったら・・・」という視点でいつも過ごすことが大切です。

 その上で,自分がメインで子供たちへ対応するとき,判断に迷うときは,気兼ねなく担任に聞いてください。子供への対応は結局担任が行うことになるので,事前に対応について相談しておくことも「主体的」姿ですよ。

その④ チームでともに成長していく

 自分なりの考えをもちながら実習しましょう。それをどんどん伝え合いましょう。
 仲間のいいところを褒めて認め合いましょう。
 課題となったところも伝え合いましょう。できれば改善策も合わせて出すといいですね。
 仲間の考えをしっかり聞きましょう。(受容的に聞く姿勢は,自分の成長  につながります。)
 困っていたら,みんなで助け合いましょう。(最高のチーム力で実習を乗り越えてください。)


 まとめ

 以上,とりとめもなくまとめました。多少切り貼りしたので,意味が通じない部分があります。ご容赦ください。教育実習に際して,何かありましたら,TwitterDMでお問い合わせください。(@naishinojou)

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