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23歳からの魔女修行🧹


「魔女修行??」
「ええ、古いしきたりなんです。魔女の子は13歳で家を出るって。」

 

 キキは、古いしきたりの魔女修行のため、13歳の晴れた満月の夜に、ほうきに乗って、修行の旅へと出かけます。


 一方の私が、住み慣れた福岡の地を離れて修行に出たのは、23歳のことでした。


 「どんな街にするの?」

 「海の見えるところを探すつもりよ!!」

 

 そう。新しく暮らすことになったのは、家族も親戚も知り合いも1人もいない、遠く離れたみなと町。


 「こんな町に住みたかったの! 私、この町にする!!」


なんてキキのようにウキウキして選んだわけではなく、会社から渡された新卒配属の辞令書に従ってやってきただけだけれど。


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 ジブリの「魔女の宅急便」は、昔から好きだった。

 先日、実家に帰ったときに、久しぶりに「魔女の宅急便」を観た。
なんとなく、昔見ていた感覚とは違う気持ちで、でも変わらずウキウキしながら観終えた。

 今までは、キキ!がんばれ!、そんな気持ちでしか見てなかったけれど、改めて観てみたら、なんだか今の私を見ているみたい。。。

 キキは、ふるさとから遠く離れた、知り合いも1人もいない見知らぬ街で、日々悩みながら、ほうきに乗ってお届け物をして、経験を積んでいく。

 私が乗っているのは、ほうきじゃなくて営業用のレンタカーだけれど。

 キキに勇気をもらって、頑張ろう!と思った一方で、キキは自分の得意なこと、好きなことである「空を飛ぶこと」を活かして、「仕事」をしてる。でも、今の私はどうだろう。私の得意分野、好きなことってなんだろう。

 そう思った時に、ふと、「文章を書きたい。下手でも、自分の好きな文章を書きたい。」、そう思った。今の自分の悩み、考え、気持ち、思い出、自分の文章で残しておきたい、そう思った。

  だから、素敵な見習い魔女さん、キキの名前を借りて、KIKIとして、Noteを始めることにしたのでした。。。

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 原作の角野栄子さんの「魔女の宅急便」にて、パン屋のオソノさんは、新しくお店を始めるキキに向かって言います。

「お店はね、最初は小さい方がいいのよ、大きくする楽しみがあるから。」

 こんなにたくさんの素敵な記事があふれる中で、誰の目に留まるか分からないけれど…。もしかしたら、誰の目にも留まらないかもしれないけれど、

 たまたま見つけたあなたが、「こんなふうに悩んでいた頃もあったね」、とくすっとしてくれること、もちろん「まだまだ考えが浅いな」って思われることも、「同じように悩みながら頑張っている社会の見習い魔女さんがいるんだ」って勇気にしてもらえることも、そしてちょっとした日々の楽しみにしてくれること、そんな日を楽しみにしながら綴っていこうと思います。

                          KIKI

 


 

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