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1年間の活動を終えて思うこと……「継続は力なり」

 子ども達のよりよい成長のために市内小中学校の皆さんと一緒に今年度のテーマについて話し合い共通理解を深めて参りました。
 懇談テーマとして決定した「子どもの運動と家庭でのIT機器への親子での取り組み方」について、全120名程の親子を対象にアンケート調査を行い基調報告を作成し市へ提示するとのことでした。
 基調報告の内容としては「近年、子どもの体力低下の要因がコロナ禍を終えた今でもIT機器の需要によりネットとスマホのゲーム依存で体を動かす習慣がついておらず、IT機器の使用に時間を取られているのではないか」と言う意見がでました。
 私達は運動する時間とIT機器の利用時間を比較したアンケートの調査結果をもとに「市との教育懇談会」に参加し市長と教育指導員の方と意見交換をしました。保護者の立場から想うことは部活動の運動分野が廃止されていくことによる運動不足と体力低下の観点から、部活動に替わる活動を実施し子どもたちの体力向上を目的とした居場所づくりや放課後の児童対応を行う指導員を確保する必要性があるのではないかと感じました。

 「市への要望と提案内容」では各校よりアンケート集約したものを提出しました。その中で重点要望として取り上げられた項目の内容として「熱中症の防止や運動量の確保をねらい快適に活動ができるように体育館に冷暖房を設備していただきたい」
「学校外のスイミングスクール等を活用した水泳の授業が一部で始まり効果があると聞いているので市内すべての小学校に拡大していただきたい」などがありました。
 毎年項目内容が変わるようでしてその他33項目の要望に対する市からの回答に関しては後日返答をいただくとのことでしたので自校に情報共有できたらいいなと思っています。
 
 今日まで続けることでみえてきた親(保護者)子ども(生徒)先生(教職員)市役所(公務員)地域住民(自治体)それぞれの視点と主張は複雑な形で絡み合っておりそれら全ては捉え方次第なんだなということを実感したのでした。
 なぜ捉え方次第と思ったかの理由の一つとして心に響く映画と出会い自分に無かった視点を知ったからです。周囲の人たちと食い違う意見を紐解くように解決し前向きに活動することができたのはこの映画のお陰であると言っても過言ではない。
 山あり谷ありだった1年間の活動を終えて思うこと…それは『継続は力なり』でした。学校生活と家庭環境が快適になるのであれば時代にあったサポートを続けていければいいなと思っています。
 この土地に住んで子どもの成長を見守るなか平穏でいる間は幸運なことかもしれない。もし手遅れな状況だったのならば問題から回避するか解決策を今直ぐ考えることが優先だったりする。
 最後までお付き合いいただきありがとうございました。

映画 【怪物、だーれだ】

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