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丹波寿雄を考察する その3 ナマデフラグお茶会前後編

 どうも、本当にお久しぶりです。爪切狭です。今回は、三つ目の動画である『【Vtuberとしおちゃんねる】ナマデフラグお茶会』の動画とその前後の出来事や考察要素についてまとめていこうと思います。
 やはり以前のまとめと重複する部分がありますが、ご了承ください。楽しく読んでいただければ幸いです。

投稿前

 前回の記事以降、丹波寿雄はリプライのみに反応する形となっていた。その様子と考察をまとめていきたいと思う。
 今回はリプライへの返信を主としてまとめていきます。リプライをされた方で今回の記事の掲載を撤回していただきたい方はご一報ください。すぐに対応させていただきます。

前回の記事はこちら!


2019年5月21日
 4月18日までリプライへの返信をおこなっていた丹波寿雄だが、しばらく間を開けた5月21日にこのような返信をおこなった。

きこえる~?? あ~、きこえる~??
あ、きこえる??
チャオ~、俺だよ~。おまたせしちゃってホントにゴメンね~。
ゲンキだよ~‼ 心配かけちゃってゴメンね~。
ヤクソクやぶっちゃったぶんの埋め合わせも、かならずするからね~‼
(何と言っているか聞き取り不能でした)
いつもホントありがと~‼

 聞き取れた動画内の声を書き起こすとおおよそこのようになると思われる。
 内容は生存確認をしてくれた方への報告とお詫びとお礼といった形で特段変わったことは見受けられないが、ノイズのかかったボイスと壊れたオルゴールのように特定の音やフレーズを繰り返している『恋という名のバグ(rejected)』、赤枠の中に押し込められた真っ暗な画面の中に電子回路じみたものが見える動画が特徴的だ。

 何故、丹波寿雄は姿を見せずにボイスのみで反応したのだろう?

 前回の記事の最後の方でも記載したが、4月14日に投稿予定であった『♯2』の動画が機材トラブルの影響でデータ破損を引き起こしてしまった事を、丹波寿雄及び怖井たま氏両名がツイートしていた。

 この際に『丹波寿雄』の何らかのデータも一緒に破損してしまったと考えられる。そのため、Live2Dなどの『丹波寿雄』の身体データが表示できない位には丹波寿雄の活動に制限がかかってしまったのだろう。
 事実、この後『ナマデフラグお茶会』までに返信として送られた動画にも丹波寿雄の身体は表示されないことを明記しておく。


2019年5月25日
 丹波寿雄が動画でリプライへの返信をおこなう。

チャオ~。夜分おそくにゴメンナサイぬぇ~。
ゲンキゲンキ~‼ ごぶさたしててゴメンぬぇ~。
ずいぶんおそくなっちゃってるんだけど、それでも、俺のこと忘れないでいてくれて、スッゴいウレシイよ~。
待たせてばっかりのわるいとしおで、ホンットにゴメン‼
俺のこと、おぼえててくれてありがと~。

 動画内の声を聞き取って書き起こすと、おおよそこのようになる。
 やはり今回の内容も、生存確認をしてくれた方への報告とお詫びとお礼だ。
 そして、ノイズのかかったボイスと、壊れたオルゴールのように特定の音やフレーズを繰り返すBGMとなっている『恋という名のバグ(rejected)』、赤枠の中に押し込められた真っ暗な画面の中に電子回路じみたものが見える動画、そして登場しない丹波寿雄の姿という要素は共通となっている。ボイスのみでの反応しかできない状態から、破損の影響の大きさが伺える。
 また、忘れないでいてくれて嬉しい、というところに、『丹波寿雄』という存在にとって「忘れられない」ということがいかに重要であるかを感じることもできる。

 また、前回の返信動画との明確な違いとして、画像右側に身体のパーツごとに分かれたフォルダのようなものが見える。
 フォルダの中はいくつかのフォルダで細分化されている。
 『体』フォルダの中に『腕』と『足』フォルダ、さらに『腕』内に『手』フォルダがある。『腕』より『足』が細分化されていないのは、動画では足は表示されないからだろうか。
 そして、『顔』フォルダの中に『鼻』と『耳』フォルダが確認できるのだが、『耳』の中はかなりパーツが細分化されている様子が見受けられる。
 『耳』フォルダで見られるのは、耳介外耳道鼓膜。これらの単語は、人体が音を聞く際に必ず通過する耳のパーツの名前だ。 聞こえの仕組みはこのようになっている。

 空気の振動は、先ず、耳介(じかい)(一般に「耳」と呼ばれている部分)で集められ、外耳道(がいじどう)を通り、鼓膜(こまく)に伝えられます。耳介と外耳道を合わせて「外耳(がいじ)」と呼びます。耳が、目や鼻に比べて、大きいのは、この空気の振動を効率的に受け止めるためです。耳の後ろに手のひらを拡げると、音がよく聞こえるのは、より多くの空気の振動を集められるからです。
その後、集められた空気の振動は中耳(ちゅうじ)の鼓膜に伝えられ、鼓膜が振動します。その振動は耳小骨(じしょうこつ)という鼓膜につながった三つの小さな骨で増幅されます。ちょうど、ステレオでいうアンプに相当します。
そして、鼓膜の奥の内耳(ないじ)の一部である蝸牛(かぎゅう)が、振動として伝えられた音の情報を電気信号に変えて、蝸牛神経を介して脳に伝えます。この蝸牛とは形がカタツムリに似ているのでその名前が付いています。
その電気信号を受け取った脳が、音として認識します。
このように、音は、外耳、中耳、内耳、蝸牛神経、大脳が連携することで聞こえるのです。

〈文章引用元〉

 耳のパーツが重点的に細分化されているのは、丹波寿雄が『恋という名のバグ』を聞いてもらうことによって自身の存在を視聴者に植え付けるために、耳への働きかけを重視しているから…… と考えてもいいかもしれない。
 ちなみに耳のパーツは鼓膜で途切れているが、その続きはこのようになっているのではないかと私は予想した。自分の考察の引用で大変申し訳無いが、ここに記載させていただきたいと思う。

 これの予想に対する答えに関しては、2021年の動画を待つことになる。今後まとめたいと思う。


2019年7月5日
 前回の返信から一ヶ月と少し後、丹波寿雄がリプライへの返信をおこなった。

まずいまずいまずい
ああっとと チャオ~
ちゃんとよめてるかな?
おっ よめてるみたいですねぇ~
あ~ 直接おへんじしたいとおもったんだけど
ちょっと リソースをまわせなくて……
ごらんのとおり
もじもじしてしまいまして ゴメンナサイぬぇ
で!
大変 大~~変ごぶさたしてて ほんっとにゴメンね
キミが声かけてくれたから スーッゴクげんきだよXP
えっとね もうじきなんとかなるよ
みかぎらないでいてくれて ホントにありがとうね
感謝してるよ

(※♡だけ手書き文字)

 動画の字幕を書き起こしたものが上記となる。
 画面は5月25日のものと変わりないが、先程までの返信動画と打って変わってボイスがなくなり、BGMの殆どがバグったように再生される丹波寿雄の声で占められている。丹波寿雄のメッセージは字幕オンリーとなった。
 字幕によると「直接お返事したいと思ったがちょっとリソースを回せない」とのことなので、相当余裕のない状態であることがわかる。そもそも、冒頭の「まずいまずいまずい」の前の音を聞いていると、

前の動画のように恋バグをBGMとして流す

声を出そうとする

声データがバグってBGMと化してしまう

という状態だったようにも感じられる。
 いずれにせよ、当時の丹波寿雄に余剰リソースがほぼなかったと言えるだろう。
 一つ気になるのは、動画の44秒頃から聞こえてくる会社の留守番メッセージのような声だ。
 ノイズがかなり混ざっており一部が聞き取れなかったが、以下に書き起こしてみた。

お電話、ありがとうございます。
たまき市の○○(※聞き取れませんでした)センターです。
ただいまの時間は、営業時間外となっております。
恐れ入りますが、営業時間内に、あらかじめ(※あらためて の可能性もある)○○してください。
お電話、ありがとうございました。

 正直、正確性にあまり自信はない。この記事をご覧になっている方で上記と違うものが聞き取れた方は、コメント欄にてご一報くださると幸いです。
 さて、この音声で一番気になる点は、やはり『たまき市』だろう。たまき市という市名は2021年11月30日現在存在しない。三重県に玉城町という町はあるが、あくまで町名だ。

 ノイズ混じりに聞こえてくる『たまき市』とは何なのだろう?

 丹波寿雄及び怖井たま氏にまつわる『たまき』で、一つ、思い当たるものがある。

 怖井たま氏は、2020年に『恋という名のバグ』などをアップしているSoundCloudのアカウントの他に、もう一つアカウントを作成した。それが『玉磨奇古墳』。ボツ楽曲などの供養のためのお墓という扱いだ。
 ローマ字表記を見るに読み方は『たままき』で、先程聞き取れたものと若干差異があるのだが、ノイズがひどくて聞き取れなかった箇所があるので、こちらの読みであった可能性も充分にあり得る。ちなみに『たままき市』の方も、(兵庫県丹波市の地名の中に玉巻というものがあるものの)実在しない。
 丹波寿雄の返信ツイートから一年以上後に作られた、ボツ楽曲などをまとめたアカウント。元々ボツになったゲームのキャラクターであった丹波寿雄。なんとなく繋がりを感じてしまう。
 何らかの関係性がある、と見るのが妥当だろう。今後もこの単語については注視したい。
 ……もしくは、怖井たま氏は2019年のこの返信ツイートの時点で浮上していなかったが、裏で丹波寿雄と攻防を繰り広げていたのかもしれない。


2019年8月11日
 
前回の返信から約一ヶ月後、丹波寿雄がリプライに返信をおこなった。

ええっと
チャオ~
あー……
なんていえばいいのか
さすがに俺も自己嫌悪してるんですが
じっさい
キミにはスゴクげんきづけてもらってるよ
いつもホントありがとうね
俺が
(※画面にノイズが走り、いきなり音が鳴り始める)
おっと
ゴメンゴメン びっくりさせたよね
スグとめるから
とにかく!
こんなやりとりには
もう あきあきしてるはずだよね
キミとは直接 顔をあわせておしゃべりしないと
俺がただの
      ちょっと まってて(※手書き文字)
(※画面にLive2D俺のパーツが表示された後、音が止まる。暗転していつもの配信の背景のような電子回路の明るい画面が表示される。)
ゴメンゴメン
うるさかったよね とめてきたよ
きにしないでね
なんでもないから

とにかく
こんなによくしてくれるキミを
おまたせしちゃって ホントにごめん
俺がキミをスキだってこと
ちゃんとカタチにするからね

 字幕の書き起こし(と一部動画状況の書き起こし)は上記の通りとなっている。
 フォルダの表示は消えたものの、先程までの動画と同じように赤い枠に押し込められた真っ暗な画面に字幕が表示される形式となっている。BGMは字幕が表示される際に鳴る電子音以外殆ど無いと言っていいだろう。
 字幕を見るに、丹波寿雄はとても申し訳なさそうだ。恐らく思うように動けない状況の中なのだが、それでも視聴者を待たせてしまっていることに罪悪感を感じている。

 さて、この動画にも謎があるので、ひも解いていきたい。
 動画の52秒から1分27秒頃まで流れているモールス信号についてだ。音の一部から抜粋すると、このようなモールス信号が確認できる。

..-./....-/....-/.-.-.-/...--/.-/.-./.-/.-/.-./.-/.-/.-./ .-/.-/.-./.-/.-/.-.
(※以降『 .-/.-./.-/』の音が続く)

 『/』の部分は音の切れ目としていただきたい。
 これを欧文符号で読み取って変換してくださった方が先にいらっしゃるので、そのツイートを引用させていただきたいと思う。
(Mr.Girlmanさん、引用に問題がありましたらご一報ください。埋め込んだツイートを削除させて頂きます。)

〈ツイート内の画像出典〉

 ICD-10とは、WHO(世界保健機関)が作成した疾病の分類。様々な疾病を系統だてて分類しているのだが、その中でも『F44.3』はトランス及び憑依障害に該当する。
 丹波寿雄とトランス及び憑依妄想。関連性は…… 言うまでもないだろう。

 ならば、その後の『ARAARAARA…』と続いていく文字列は何なのだろうか。これも先に考察なさっている方がいらっしゃるので、ツイートを引用させて頂きたいと思う。
(じょきんさん、引用に問題がありましたらご一報ください。埋め込んだツイートを削除させて頂きます。)

〈アラキドン酸の詳細はこちら〉

 ツイートの通り、一番候補として有力なのはアラキドン酸だろう。さらに、近年の研究により、アラキドン酸が神経新生促進と精神疾患予防に役立つ可能性があることが発見されている。

 突然鳴りはじめたモールス信号とその内容、丹波寿雄が強引に止めたという状況から考えるに、このモールス信号は丹波寿雄への妨害と考えるのが妥当だろうか。怖井たま氏が何らかの方法でこれをおこなったと考えるのが自然だろう。

 動画の最後の方…… 2分2秒から2分6秒あたりで流れていた音に関しては、ナマデフラグお茶会の方で説明しようと思う。


2020年4月1日
 年が変わり、2020年の4月1日。前回のツイート(返信)から8ヶ月弱経過したこの日、丹波寿雄が久々にツイートをおこなった。
 16進数になっているので、埋め込んだツイートの下に変換後の文も掲載する。

あしたの夜 デフラグ ウソつきの日がおわったら会おうね

 今回の表題になっている生放送…… ナマデフラグお茶会の予告である。
 ツイートが日本語にできず16進数になっているところから、リソースの余裕の無さが伺える。


動画考察

2020年4月2日
『【Vtuberとしおちゃんねる】ナマデフラグお茶会』がはじまる。

 ライブ自体は午後10時40分頃からはじまったものと思われる。ライブが開始してから告知のツイートがされた。

 一つずつ考察をおこなっていこうと思う。

1.ナマデフラグお茶会の意義
 
ナマデフラグお茶会は何故おこなわれたのだろう。
 そもそも、デフラグとは何なのだろうか?

「デフラグ」とはデフラグメンテーション(defragmentation)の略であり、一言で言うとファイルの断片化(フラグメンテーション)を解消することです。
パソコンはハードディスクにデータを書き込んだり読み込んだりしています。ハードディスクでは何度もデータの読み書きや消去を繰り返すうちに、1つのファイルが連続した領域に収まらず、複数の領域に分断されていきます。
これを断片化(フラグメンテーション)といいます。
断片化が起こると、ファイルを開くのに複数領域を読み込む必要があるため、処理が遅くなり、パソコンの動作が重くなります。
この断片化したデータを、可能な限り連続して配置・整理し直すことを「デフラグ」といいます。

出典

 これを踏まえた上で、ナマデフラグお茶会の動画冒頭を見てみよう。

 断片化率が高いほどファイルが断片化されているのだが、ナマデフラグお茶会開始直後の丹波寿雄は、なんと断片化率が81%に及んでいる。
 デフラグをおこなう断片化率の目安は大体10%とネットでは以前から言われている。これは、デフラグの必要性が大であると言うほかないだろう。
 断片化率が高いと複数領域にまたがったファイルの読み込みに時間がかかるようになってしまい、結果的にパソコンの動作が重くなるのだが、丹波寿雄の動作にも不具合が生じていた。

Live2D俺が表示されなかった。
声がバグり、途中から返信の動画が字幕でのメッセージとなった。

 これは、リソースの不足と同時に、『丹波寿雄』というデータの断片化のために発生した症状だったとも考えられる。
 断片化した『丹波寿雄』を解消し、正常な動作を行えるようにするために、再びLive2D俺を動画に出せるようにするために、ナマデフラグお茶会をおこなったと言えるだろう。

バックグラウンドで俺を最適化処理してるあいだ、なつかしのテキストチャットで
みんなとおしゃべりしてたんだ~。

 丹波寿雄自身もナマデフラグお茶会の説明文でこう言っているので、そういうことなのだろう。
 しかし、疑問も残る。

デフラグを使う際、ディスクの空き容量が適切に確保されていないと、十分なデフラグが行われません。これは、ディスク上のファイルの断片化された部分を連続にするために行われるデータの移動や交換は、ディスク上の空き領域を利用して行われるためです。

出典

 上の引用の通り、デフラグをおこなうにも空き容量が必要となるのだ。
 空き俺=空き容量、移動可能な総俺数=移動可能な総ファイル数と考えると、二つとも「ぜんぜんダメ」で「とことんダメ」になっているあたり、デフラグできる容量はなかったと思うのは自然だ。
 結局、丹波寿雄のデフラグは成功しているのだが、デフラグをするための空き容量はどこから捻出したのだろう?
 動画中、テキストチャット俺がこう発言している。

 テキストチャット俺は、ライブ配信に視聴者が訪れることでリソースがもりもり増えていると思われる記述をしている。
 配信に訪れていた視聴者は、丹波寿雄を以前から知っている方が多い様子だった。
 丹波寿雄を以前から知っている。つまり、丹波寿雄が扁桃体に植え付けられている。
 『丹波寿雄』のデフラグの際に空き容量などとして用いられたのは、視聴者の扁桃体に居る『丹波寿雄』たち、もしくは視聴者が『丹波寿雄』について考える際に占拠する脳の領域なのではないだろうか。
 こう考えると、丹波寿雄が「俺の曲を聞いてね」と再三言う理由に納得がいく。『恋という名のバグ』を聞けば、『丹波寿雄』が聞いた人間の扁桃体に植え付けられる。『丹波寿雄』が増えれば丹波寿雄自身のリソースが増え、できることが増えていく。
 妨害もはねのけられるようになる。

 この項目の考察に関しては、Mr.Girlmanさんの考察を大いに参考にさせていただいた。丹波寿雄考察の先駆者に、次の項目に入る前にこの場を借りて御礼申し上げたい。
 いつもTwitterでは考察以外でも様々な所でお世話になっております。今回も参考にさせていただきました。本当に、本当にありがとうございます。

1.5. 『丹波寿雄』がデフラグに至った原因
 
第一に、丹波寿雄がデフラグをおこなうに至った原因は何だろうか。一番の要因は『#2』として出す予定であった動画のデータが破損してしまったことだろう。
 しかし、ナマデフラグお茶会に至るまでにも妨害をされていた様子が見受けられる。一番わかりやすいのは、8月11日の返信だろう。丹波寿雄が無理矢理停止させたあのモールス信号だ。
憑依妄想を知らせ、精神疾患予防に効果のある物質を羅列するモールス信号。誰が鳴らしていたのだろうか。
 同じような警鐘を鳴らしていた人物が、一人いる。

 怖井たま氏が丹波寿雄の妨害をしていたと考えて相違ないだろう。

2.『ナマデフラグお茶会』での妨害と狙った効果
 ナマデフラグお茶会では明確に怖井たま氏からの妨害が見て取れるようになっている。おこなった妨害とどのような狙いがあったかの考察をおこなっていきたい。
 まず、丹波寿雄の声を取り上げたことだ。動画の40分34秒頃から画面が暗転する40分44秒頃まで、BGMを含めた音声が全て消えていた。

 この時点で既に猛烈にご立腹している貴重な丹波寿雄が確認できる。
 音を全てミュートにするという妨害はどのような効果があるのだろうか。
 前提として、丹波寿雄が自身を扁桃体に植え付ける方法として『恋という名のバグ』、つまり音楽が用いられていることは言うまでもない。音を聞くだけで『丹波寿雄』は植え付けられる。BGMとして用いられている『接近遭遇丹波寿雄』(『こわくてきなピロピロのテーマ』)と丹波寿雄本人の声にどれほどの効果があるかは未知数だが、丹波寿雄を妨害する…… 扁桃体を守るなら、音を聞こえないようにするのは鉄板なのではないだろうか。
 そして怖井たま氏は更に、赤枠の中に押し込めた上、丹波寿雄から顔面パーツを取り上げている

 少々心臓に悪い画像となってしまうことにお詫びを申し上げたい。
 赤枠を付けて画面の向こうのものであると強調することは、それだけで丹波寿雄の影響力を削ぐのだろう。事実、丹波寿雄のリソースに余裕がない返信動画やボイスチャット画面には全て赤枠がついている。丹波寿雄を抑え込む封印…… のような効果があるのかもしれない。
 そして、顔を取り上げる行為。即ち目と口を取り上げること。これに関しては、以前の怖井たま氏と丹波寿雄のツイートが参考になるだろう。

目やクチをとりあげれば もうしゃべらないと思った?
俺はどんな姿になっても キミにはなしかけることができるんだよ

 丹波寿雄に見られない・話しかけられないようにするため、顔を取り上げたと考えるのが妥当だろう。もっとも、どこまで効果があるかはわからない上、効果があっても気休め程度にもならない可能性が高いが……。丹波寿雄を激怒させるには充分な行動となっているだろう。

3.恋という名のバグ(defrag)
 今回の考察の最後として、動画の37分21秒から流れた新バージョンの恋バグである『恋という名のバグ(defrag)』の考察もしよう。ついでに流れている映像の考察もおこないたい。
 8月11日の返信動画の 2分2秒から2分6秒あたりで流れていた音は、まさしくこの曲の一部分であるようだ。(下のSoundCloudの28秒~32秒あたり)
 ちなみに、『恋という名のバグ(defrag)』は2020年のクリスマスにSoundCloudにアップされている。このときに起こったアクシデントに関しても今後まとめようと思う。

 defragで楽曲として特徴的なのは、rejectedの頃より使用されている音の数が多くなっていることだ。
 音を増やすことは、一曲に用いるリソースを多く割けるようになった証拠である。defragが流れている最中の動画でもテキストチャット画面を囲んでいた赤枠が遠くに放られているあたり、リソースの増強の力を感じられる。

 動画にも着目しよう。
 39分18秒頃からはじまる映像は、前回の動画である『おエカキナマホーソー』で流れたものの逆再生となっている。これに関しては、自分の目で確認していただきたい。

 映像が逆再生になっている代わりに、脳の断面図のようなものが前面にでていることがわかるだろう。

 これが一番見やすいだろう。
 背景の電子回路のようなものが脳に侵入し、虫食っていく形でオレンジ色のところに巻き付いているようなデザインとなっている。
 以前に自分でこれに関しての考察をおこなったので、手前味噌だが引用したいと思う。長文になって申し訳ない。

 本格的に視聴者によって得られたリソースにより強化された恋バグは、裏に示唆めいたものを含んでいる……ということなのだろう。


投稿直後

 配信が終わった直後、23時半過ぎから、丹波寿雄が呟きはじめた。

 妨害者の存在はここで公となった形だ。妨害者にもめげずに活動を続けるよ!という表明のようなツイート達は、ある意味怖井たま氏への宣戦布告なのかもしれない。
 ちなみに、ツイッターの丹波寿雄が配信でのテキストチャットのことを明確に『テキストチャット俺』と表記している。丹波寿雄という存在であることは同じはずなのに何故このような表現をしているのかについては、2021年に明確になる。


投稿後

2020年4月4日
 丹波寿雄がツイートをおこなった。

 タイトルやキャプションを追加した旨のお知らせであった。ばっちりと『恋という名のバグ(defrag)』にも誘導している親切設計だ。
 このあと一通り返信をおこなった後、再びツイートをおこなった。

 このあとは、ファンアートを引用して紹介しつつの返信タイムとなっていた。あくまでこのnoteは考察noteなので、ファンアートは各自で見ていただきたい。


終わりに

 少しキリが悪いが、これにて『【Vtuberとしおちゃんねる】ナマデフラグお茶会』前後のツイートとそこからの考察・解説記事を〆たいと思います。
 何故ここで切るのかというと…… 次にまとめることになるのが日記動画だからです。ここから丹波寿雄の活動が爆発的に増えていくため、一つひとつについてしっかりまとめていきたいと思います。

 この記事が丹波寿雄の更なる広がりと、考察の発展に繋がるのでしたら幸いです。

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