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そんなことで・・なんだけど上司はツライ

新入社員が入社して一週間が経過しました。お互いに緊張の一週間だったのではないでしょうか。
ここのところ毎年目にするのですが、入社初日で退職なんていう記事です。
やっぱり今年も目にしました。
どっぷり昭和世代の私にはもう理解不能です(笑)

仕事のできる上司の下につく?

昨日電車に乗っていたところ、目の前に私より少し世代が上(だと思われる)の男性二人が話していました。

「新入社員のパリッとしたスーツ姿はやっぱり気持ちいいね。
でもなんだかんだ言って、仕事のできる上司の下につけるかどうかだよね。
仕事のできる上司の下についたら仕事のやり方わかるからねぇ」

う~ん、わからなくはないのですが「仕事のできる上司」って何だろうと思ってしまいました。

私の周りには仕事の処理は極めて正確でたくさんの仕事量をこなしている方はいますが、必ずしも部下と上手くいっている人ばかりではありません。
むしろ頑張ってやればやるほど部下とこじれている方もいます。

仕事の処理能力が高い(早い)社員ならわからなくもないのですが、
「仕事ができる(処理能力が高い)」=「優秀な上司」とは
どうしても思えません。

「そんなこと」でやる気をなくす部下

そんな中、日経TOP LEADER 4月号に「その一言がやる気を奪う」という記事を読みました。


日経TOP LEADER・4月号 P19より

上記はいずれもやる気が下がった時の上司の言動なのですが、よく見てみるとそんなに難しいことではないように思えます。
しかし、自分が部下だった時のことを思い出すと、確かに思い当たるところがいくつかありました。

昭和世代の私でも、自分がわからないなりに一生懸命調べてなんとか段取りをつけて、さあ上司にこれでどうでしょうと向き合ったところ、「こんな信用できないもの使えるか」と一蹴りされてしまい、その後、私の行動が周りに随分迷惑をかけた経験があります。
今思えばもっと上司に適宜相談して進めれば良かったのですが、それほど優秀な部下ではなかったので当時は目一杯でした。
その時の内容は上司も正しい知識を持っているものではなかったので、上司としてもアドバイスのしようがなかったのだと思います。しかし自分の気持ちを考えた時、アドバイスが欲しかったわけではなく、一緒に悩んでほしかっただけだったなと思いました。そのことを素直に伝えれば良かったのですが、上司も上司ですが部下も部下ですね。(今でこそ笑い話にできますが・・・)

部下の強みが引き出せる上司が「仕事ができる上司」

まあこれは私自身の経験なのですが、多様性の時代ですから部下の正解も、一つではありません。結局、最後は部下一人一人の強みに目を向けられるかどうかなのだと考えています。

先ほどの部下とこじれている方は、部下が上司の見落としているところをやろうとしていたのですが、それが上司から見ると違う動きに見えたため制止したところ、部下がそっぽを向いてしまった事例があります。

この上司は自分の出したい成果のために、自分の思った通りに手を動かしてくれる部下が優秀であって、違う動きをする部下はNGを出すことが多くあります。
これでは部下は育たないし、上司としての成果を出すことは難しいです。本当はここに気づいてほしいのですが、他人を変えることはできません。
本人が変わらなければと思わない限り、変わることはありません。
この上司の方もじっくり行く末を見守るしかないかなと思っています。

本当に「そんなこと」なんですが、上司にとっては難しい時代になったなと思います。

そんな上司さんに少しでもお役に立てるよう下記の本を読み直すことにしました。もう3年も前に買った本なんですが・・・頭に入っていない。
反省の意味も込めてここで宣言しようと思います。
学んだことをどこかで紹介できたらと思います!


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