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ハーメルンの笛吹き男。

本物のハンサムに会ったことがあります。

イケメンとかオシャレ男子とかとはちがいます。
ナチュラルで特に飾り気もないのに恐ろしいハンサムなのです。

それは
デザイン学校生(遊んでばっかし)時代の卒業制作展での話。

“卒業”制作展なのだけど在校生も作品を展示するので、会場には卒業生も在校生もたむろしていました。

みんな仲良し(絵の勉強はどうした)なので年齢の上下もあまり関係ありません。

そんなゆるい制作展にわざわざ足を運んできてくれる人々はほぼ身内ばかりです。

「お兄ちゃんが来てくれるの♡」
と言っていたのは、ブラコン同級生のAちゃん。
ホントにお兄ちゃん好きだよね〜(笑)とか言いながらワイワイ待っていると、

「よっ!A〜♪」「あっ、お兄ちゃ〜ん♡」
お兄さんがやって来ました。

「Aちゃんの噂のお兄ちゃん来たの?きゃっ❣️」
「はっ💞」
「え💕」
「あ💘」
「うそ💖」
「うわ💓
「やだ❤️」


なんと
そこに立っていたのは

✨スーパーハンサム✨だったのです!

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黒目がちな瞳
濃くて長いまつ毛
黒過ぎずに日焼けした肌
優しい言葉が似合う唇
笑顔に光る白い歯
大き過ぎずに通った鼻筋
少し高めの背丈
長い脚
血管の浮いた腕

それから
それから...
とにかく、全てがバランス良く整っている♡


そら、ブラコンなるわ💖

その“スーパーハンサム”もといAちゃんのお兄さんは

一瞬で
その場にいた全女子のハートを“無自覚”に鷲掴みにして
鷲掴みにしたまま、制作展会場をAちゃんに案内されながら歩きます。
その後ろをポーッ💕っとなった女子達が魔法にかかった様にゾロゾロ付いていく。
その姿はまさに

ハーメルンの笛吹き男

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気付けば私も後ろを歩いていて。途中でハッと我にかえりました(笑)

目がハートになったゾンビが歩いている様な異様な光景...
ほん今まで自分もそこにいたのです。
お…おそロシア〜💦

Aちゃんのお兄ちゃんは周囲を全く気にする事なく会場の作品を一通り見ると、さわやかに(Aちゃんに)手を振って去っていきました。

解ける魔法、我にかえる女子達。

✨本当にあった怖いような話(笑)✨

マンガの様ですが実話です😅



あれから数十年、

私も経った年月にふさわしい形容になったけど
あのAちゃんとそのお兄さんは今どうしているかな?



なぜだか、突然そんな事を思い出したので
こっそり記事にしました🌸



こっそり、

おしまい❤️



ほんなら、またね😉(小声)







ありがとうございます!楽しく見て、読んで、愉しんでくださったら嬉しいです\(//∇//)\ 🔔出来るだけ気をつけていますがコメントへのお返事を頂いたのに気づけない事があるかもしれません。もしも失礼があったらごめんなさい😅💦