自然の中でゆっくり過ごす 車に乗って家族でキャンプに出かけた話
先週末、ちょうど関東が梅雨明けをしたタイミング、土日月と2泊3日で家族でキャンプをしに行った。
我が家は現在、夫が3月から今に至るまで引き続き在宅勤務。私もサバティカル期間中のためマスクなど対策をして必要最小限の人に会う状況。都内に住んでいるとはいえ、リスクは低い状態だとは思う。もちろんマスクなど対策をして家族だけで出かけた。
コロナによる意識の変化 車を所有することにした
先月末、我が家に新しい車が届いた。
カーシェアなどシェアリングサービスで充分と完全にシェリングエコノミー志向であったのだけど、緊急事態宣言が明けた時数ヶ月ぶりにカーシェアで車を借りた時に夫が「なんだかいつ掃除したかわからず、誰が乗ったかわからない車に乗ることへの変な感覚がある」という話をしていた。まったく神経質でない夫(笑)だけど、コロナ以前には全く気にしたこともなかった衛生意識?のようなこれまでなかった感覚を話していた。
また夫としては自粛期間中に子どもも完全に家で過ごす生活の中、親が二人とも仕事をするためタブレットやテレビで動画コンテンツ漬けになった状態で問題意識を感じていたよう。公共交通機関もなんとなく利用しにくい状態となると、できることや移動に制限が生まれる。
当初私はコスト面から反対したのだけど、夫から私がたびたび自分の価値観に合わないと提案を頭から否定することが多くて悲しくなるという話もあり、夫婦といっても違いがあるから自分の価値観を正義にして相手を受け入れないのはよくないなと反省し、今回は車を所有する方向に落ち着いた。
夫もどうせ車を買うなら、私も乗れるようにしたら?と言って、運転の練習をはじめたという経緯。
ペーパードライバー講習で運転した車と操作(サイドブレーキがボタン?、よくわからないボタンがやたらとある、笑)やサイズ感も違うので基本は夫が運転。
キャンプの帰りに一般道で少し私も変わることにし、高速に乗ってしばらくの区間は私も運転してみたりはした。(最近の車の機能ってすごいなと思ったので、これはまた別の記事で書いてみようかな?)
半年前の私なら、車の所有にしても運転しようと思うことも考えなかったと思う。本当に状況の変化も、それに伴う価値観?の変化もあっという間に変わるのかもしれない。
BBQ、トレッキング、魚釣に花火 夏らしい体験盛りだくさん
話は元に戻って、高速に乗って緑豊かなキャンプ場へ。
キャンプ場内に川や釣り堀、そして源泉掛け流しの温泉もあるというキャンプ場で、キャンプ初心者の我が家はログハウスに泊まった。
自粛期間中にベランダ用に買ったアウトドアチェア、テーブルをここでも活用。
初日はBBQをしたりはんごうでお米を炊いてみたり、夫がいろいろな準備を率先して頑張ってくれた。
関東が梅雨明けした日であったものの、夕方から激しい雨が降ってきてBBQは途中で中断。テント泊でなくてもタープがあったほうがそのままBBQできそうなので次回はタープを買おうかな。(こうやってキャンプグッズが増えていくのかも、笑)
雨音の中、早々と寝てしまった。
2日目は朝からキャンプ場内に展望台があると書かれていて息子が行きたがったので、片道30分の軽いトレッキング。
先月息子と二人で大山の大神山神社の参道を歩いたことでどうやら息子も歩くことに自信をつけた模様。
ウグイスなどの鳥の鳴き声や、セミの鳴き声。登っている途中で遠くから蒸気機関車の汽笛も聞こえた。
キャンプ場内の釣り堀で息子と私も釣りを初体験。サクラマスをビギナーズラックで3匹釣った。(私だけ釣れていない、笑)
釣ったマスは唐揚げにしていただいた。美味しかった!
釣りを終えたら温泉へ。
露天風呂の炭酸泉。源泉掛け流しで温度もちょうどよく気持ちよかった。
温泉って本当に最高〜!!
BBQを今度は雨対策に東屋の下で。その後、手持ち花火をして楽しんだ。
企画して予約からいろいろ準備から動いてくれた夫のおかげで家族3人楽しいキャンプを過ごすことができた。
情報の波から離れ、ゆっくり時を過ごす大事さを再確認
電波の弱い山の中、スマホも必然的にあまり触らなかった。
雨雲レーダーで天気の予測はかなり正確で助かったし、はんごう炊飯のやり方を調べたりもちろんネットは便利なのだけど。
子どもにしても毎日タブレットや動画に触れ、私もPCやスマホで大量な情報やつながりの中で日々過ごしている。特に今年は数ヶ月どうしても家の中にいて体を動かさず情報過多で過ごしてきたけれど、何事もバランスは大事。
便利なスマホを置いたまま、ゆっくりとした時の流れを五感で感じる贅沢。
時には鳥や虫の声が聞こえる圧倒的な自然の中で、体を動かし感覚で過ごす時間ってやっぱり大事だなと再確認するキャンプだった。