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43歳、未経験でライターを目指した話_vol.4〈飛行中〉

※2018年8月にHP上で書いたものを転記しました。

さて、シリーズ最終回。ちゃんとまとめの回にたどりつけてホッとしています😌 ちょっと熱量高めな内容ですが、「Writing One's Life」に通じる想いを書きました。読んでいただけると幸いです。

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ライターとして歩みながら、Loco編集部の編集者からは、伝えるべきことをわかりやすく書くための文章術を、丁寧に指導してもらいました。それ以外にも、自分に足りていないことを補いたくて、ライティングやインタビューに関する書籍を読んだり、スピードライティング、シナリオライティング、撮影や取材などの講座を受けたりもしました。

ライターになって1年くらいは、肩に力が入り、記事を一本書き上げるたびに精根尽き果てていました。しかし、「学ぶ」と「実践」を同時に重ねてこられたことは、とてもありがたかったように思います。

何度か取材に赴くうちに、ライターの醍醐味を肌で感じるようにもなっていました。少し縁遠い職業や立場の人とお話する機会をいただき、仕事のことや生きざまについて対話できることが、いつしか大きな喜びとなったのです。

取材で出会った皆さんに、私はたくさん育てていただいたなぁ、とつくづく感じます。恥ずかしいくらい的外れな質問をしてしまったことも多々あります……それでも皆さん、丁寧に丁寧に話してくださいました。

そうした皆さんの「語り」は、何によって生まれ、何を意味しているのか。語られた言葉の「本質」は何かとじっくり考える時間は、いつもワクワクします。多くの人の信念や、ビジョンに触れるライターという職業は、人として成長する機会に溢れていると感じています。

話し手の魅力ある個性と熱い想いをしっかり受け止めたいと、インタビューを重ねるごとに、強く思うようになり、

「一人でも多くの人のライフストーリーを書く」

このことを目標として、精進したいと思っています。

若い頃から、これだ!と思ったら、とりあえず飛び込んでみるタイプでした。実際にその世界に入って動いてみないと、本当に取り組まなければならない課題は外側からは見えないからです。ライターとしてスタートした時も同じです。当初は、よもやライフストーリーを書くことにこれほど魅力を感じるとは、思ってもいませんでした。

Writing One's Lifeーー心の中を旅するように、自分としっかり向き合うと、いかに様々なことに思いを巡らせているかに気づきます。浮かんだ情景や感覚を言葉にして紡ぐことで、自分が感じたことや本当に伝えたいことを形として残すことができるーーかけがえのない1ページを、一緒に作りませんか?


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