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※2018年9月にHP上で書いたものを転記しました。 父は、ピアノを弾かない。楽譜も読めない。好きな音楽は?と聞くと、谷村新司(だったはず)。 そんな父がピアノの発表会には欠かさず来て、いつも車で連れて帰ってくれた。 H先生(長年就いたピアノの先生)の発表会では、ありがた迷惑なことに演奏を録音したカセットテープがもらえる。 自分の演奏が気になって、帰りの車中で聴くのが恒例だった。 言わなきゃいいのに父は言う。 「お、今のところ、間違えただろ?」 「いや
※2018年9月にHP上に書いたものを転記しました。 「実は、子どもの頃ピアノを習ってました。途中でやめちゃったから、今は全然弾けないけど」 私がピアノ講師をしていた頃、度々このような話を聞いてきました。 過去にピアノを習っていたのに「全く弾けない」になったのはなぜなのか。 子どもの時分に手ほどきを受けたのなら、もっと気軽に楽しめる存在になっていてもいいはずなのに。 小学校のプールで習ったクロールを十数年ぶりに泳いだり、学生時代に少しかじったビリヤー