見出し画像

コロナ感染(母が)

こんにちは。
昨日、母の施設から電話があって。
母にコロナの陽性反応が出たとのこと。

施設にいたら安心、って思っていたのでちょっとショックです。

日曜日に発熱している入所者さんがいて、その方を検査したらコロナ陽性だったので、同じフロアの入所者さん全員を検査したところ、母も陽性だったとのこと。
クラスターが発生している、とかではなく陽性者は数名だけとのこと。
いつも、母が少し転んだだけでもきちんと電話で連絡をくれるような、安心してお任せできる施設さんで、管理もきっちりされているのにそれでも発生してしまうコロナ。
自分もまだまだ油断してはだめだな、と思いました。

発熱もないし、元気に過ごされていますよと言われましたが、やっぱり心配。

施設が一番安全って思ってたから、母がコロナにかかることは想定外でした。父はこの3年弱の間に4度、「覚悟してください」とお医者さんから言われ三途の川にひざまで浸かってきたようですが、いずれも生還。
一方、母は認知症ですが、体は至って元気でした。
3回ワクチンちゃんと打ってるし、きっと大丈夫です。

私は、いずれ母をグループホームに入所させてあげたいと思っていて、まだ実現できていません。
なぜ、グループホームにいかせてあげたいのかというと。

介護施設にはいろいろな区分があります。
特別養護老人ホーム(特養)
介護老人保健施設(老健)←今入所している施設。
サービス付き高齢者住宅(サ高住)
グループホーム などなど

介護度などによって、入所できる施設が違います。
また同じ老健でも、施設によって特徴がいろいろあります。
私の父と母は区分でいうと、二人とも老健に入所しています。
でも、別々の施設で暮らしています。
介護する側としては、同じ施設で暮らしてくれていれば、面会も洗濯物も差し入れも、1か所に行けばいいので助かります。
それでも別々の施設にいるのには、理由があります。

父の施設はどちらかというと、介護施設というよりは病院です。
老健さんはお医者さんが必ずいるので、風邪などの簡単な病気は診察してもらえますが、少し深刻度が高い病気になると、提携している病院に入院することになります。
が、父の施設は、一般の人が通うクリニックに併設されている施設なので、肺炎などでも病院に入院せずに、診てもらうことができます。
父は、誤嚥性肺炎、肝嚢胞、尿毒症と病気のデパート状態なので、この施設でお世話になることを決めました。
介護施設なのですが病院の病室と全く同じで、入所者さんは基本的にはベッドで寝ておられます。
母を父と同じ施設に入所させるのは、元気に動き回れる人を病院に入院させるようなものなので、母の状況には向いていないと判断しました。

母の施設は、お家のような雰囲気のところです。
床はカーペットが敷いてあって、自分専用の小さなチェストと本棚があって、カーテンの仕切りではありますが、自分だけの空間といった感じです。
母の妹も「いいところね」と言ってくれたので、安心してお願いしていす。
最初は認知症の方が少ない施設にいたのですが、母は折り紙が折れなくて。
一緒に入所されている方が教えてくださるのですが、何度教えてもらっても覚えられず、怒られるようになりました。
そこで母もしおしおとしていればかわいいのですが、言い返しちゃう。
私も面会のたびに、その折り紙が母がここで快適に生きていくキーだ、と思い必死に教えたのですがどうしてもできない。
また、その入所者さんとけんかしちゃう。の繰り返し。
でも、その入所者さんは悪くないなーといつも思っていました。
きっと、足がわるくなければお家で自由に生活できたのに、お家の事情があって入所されていました。
ただでさえ不自由を我慢しているのに、何度教えても覚えられない母にイライラしてしまう気持ちは、容易に理解できてしまう。

そんなこんなで、同じ系列の認知症専門フロアのある老健さんへ移動し現在に至ります。
トラブルはあっても、お互いさまの世界。
私としては、幾分心が安らかになりました。

で、グループホームってなんなのかに戻ります。
グループホームは、認知症の人しか入所できません。
認知症ケアに特化した施設です。
老健さんでは、リハビリの時間数は決まっていて、それ以外の時間は自由に過ごす、といった感じですが、認知症の人に自由に過ごせといっても何をしていいかわからないのが実情。
グループホームさんでは、入所者が簡単なお仕事を担当したり、毎日することがたくさん用意されているので、認知症の人も楽しく暮らせるそうです。

ただ、費用は高いです。
今の施設の3倍くらいかかります。
父も生きているのに、母にだけお金をかけるのも。
と、躊躇してしまっています。
こういう決断がなかなかできない。

ちなみに、以前父に面会にいったとき、テレビでみた高級老人ホームに入れてくれと要求されました(笑)
いやいやあなたそんなお金、一般庶民の我が家のどこに・・・。
と思いつつ、胃ろうでごはんを食べる楽しみさえ奪われた彼の希望を叶えてあげたい気持ちは、やまやまです(涙)

これって、親の人生を握っているのは私ってことです。
彼らの希望と費用と年金と貯金とのバランスを、どうやって考えていったらいいのか。
本当に、悩ましい。。。

ということで、施設に入所を考えるときは、同じ老健さんでも得意な事が違うので、親の症状と合っているのかをしっかり確認して入所されること。
一番いいのは、ご両親が元気なうちに
「体が不自由になったらどうするのか」
「認知症になったらどうするのか」
ご両親と話をするのが一番いいと思います。
まぁ、実際は難しいですけど。
いま、私が一番したいことは、元気な父と母との家族会議です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?