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【焙煎探報】vol.1 インドネシア シマレン農園 ライチ インフューズド

インドネシアの焙煎は今回で初めて。
しかも伝統的な精製ではなく、ライチインフューズドのハニー精製。なかなかに珍しいです。

今回はそのコーヒー豆の焙煎プロファイルをもとに、

  • どういう環境で焙煎したか【焙煎フィールド】

  • どういう焙煎にしようと思ったのか【焙煎デザイン】

  • 結果どういう焙煎・味わいになったか【焙煎アート】

この観点で共有します。もし同じお豆焼く方がいたら、その人の参考になれば嬉しいです!

焙煎やコーヒー豆のことを呟いてます→https://twitter.com/nagu_roaster
今回の焙煎の様子はこんな感じ→instagram.com/nagusuke2/reels/


【焙煎フィールド】どういう環境で焙煎したか

日付:3月8日(金)20時開始
場所:自宅換気扇下
室温:14.0℃
湿度:35%
焙煎機:Kaleido MS1
焙煎量:1回115g→100g x5バッチ

実は当日かなり体がだるく、そのせいもありとても寒く感じました…
ある程度このお豆に関してはプロファイルができていたので、その通りに焼くことに必死。5バッチも焼いた自分偉い…!

【焙煎デザイン】どういう焙煎にしようと思ったのか

  • 標高:1,300m〜1,500mくらい

  • 品種:シガラルタン、アテン、Sー795など

  • 精製:ハニー

  • インフューズ:ライチ

今回のお豆はインドネシア・北スマトラのシマレン(Simalem)農園。トバ湖北部に位置し、設備もかなり整え伝統に捉われない革新的な農園の印象です。

これら情報を踏まえ、インドネシアのイメージ(Spice, Earthy)というより、アフリカのような明るい酸、フルーツの甘さが出るようなイメージで焙煎しようと思いました。

<<焙煎デザインイメージ>>
ドライフェーズでしっかりカロリーを加えられるよう、ボトムを90℃まで下げる
ドライフェーズは全体の60.7%

火力90でカラーチェンジ(ゴールド)まで4:30〜4:45を目標
メイラードフェーズは全体の25.4%、少ない方かな…?

あとはRORが綺麗に下がるよう火力を微調整

1ハゼ前にダンパーを少しずつ解放、排気を入れる
1ハゼ後1分5秒で終了
ディベロップフェーズは全体の14%

【焙煎アート】結果どういう焙煎・味わいになったか

結論、個人的にとてもいい焙煎ができたと思いました!

理由として、

  • インフューズドで出がちな渋みが全くなかった

  • RORの焙煎カーブが綺麗に安定して描けた

  • 綺麗な酸と独特のフレーバーが複雑味を増していた

私の焙煎機は超小型のマイクロロースター用の焙煎機、完全熱風のため、直火や反熱風に比べると豆に与えられるカロリー総量が圧倒的に少なくなります。

なので最大200g焼けるらしいですが、個人的には量を抑えてより熱を伝えられた方がいいんじゃないかと思っています。それが渋みを抑えた気がするので、今回は功を奏した気がします。

RORも綺麗に描けたことで、次回も同じような焙煎カーブ、RORを再現できれば同じ美味しいお豆が焼けそうです。




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