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【読書リハビリ5月】本を読めない23歳の読書記録「本のない、絵本屋クッタラ」

今年もしっかり5月病だったのでダラダラしがちだったけど、寝る前に本を開くのは日課になってきた模様。
5月に選んだこの本がのんびりほっこり系だからでしょうか、寝る前に読むと秒で眠れました。

この「クッタラ」という本、おいしそうなスープとクリーミーな緑の表紙が可愛くてパケ買い。
読み進めていくうちに、なんか聞いたことある名前の登場人物が。
なんと先月・先々月に読んでいた「文月」に出てきた人のお話ではありませんか。
同じ作家と気づかずに選んでいたことに驚き。

物語ですが、読み進めていくうちに八木くんの存在に戸惑いました。
本をよく読む人は途中で読むのを辞めることなどあるのでしょうか。
よければ教えて下さい。

八木なんやねんと思い始めてから、途中で読むのを諦めようかと思ったけれど、どの章もスープがおいしそうで、そして自分の子を他の子と比較してしまう母親の章が面白くて、気づいたら最後までページをめくっていました。
そして、もう一度序章を読み返すと、至るところに八木くんの存在を表す種が撒かれていることに気づき、とてもユーモアを感じました。途中で読むの辞めなくてよかった。

自分の子を他の子と比較してしまう母親の章より
「誰かと比べて嘆くよりも、おいしいお茶を飲んで、笑い合う、そういう幸せを探すのも楽しいんじゃないですか?もしかしたら紬ちゃんはもうそれに気づいているのかもしれませんよ。」
「人と比べて憂うのか、それとも面白がるのか、それは自分次第なのだ。」

このことばは、転職活動をきっかけにお金や暮らし、他人にどう見られているのかなど、働きはじめ女子のお悩みスターターセットをプレゼントされていた私にクリティカルヒットしました。
今私がいる環境は恵まれていないけど、諦めたり慣れたりするのではなく、楽しみながら問題と向き合える人が強い女性になる第一歩だ、と解釈。
同時に自分が中学生から大切にしていることばも思い出しました。
「翼を持たずに生まれてきたのなら、翼を生やすために、どんなことでも乗り越えなさい。」
シャネルのことばです。これ中学のとき初めて聴いて、部屋で泣いてたなあ。
目の前のこと(主に仕事)がきついと、つい視野が狭まってしまい、
何をやっても満たされない私に、喝が入った気がします。
シャネルのことばを思い出させてくれてどうもありがとうな本。








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