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【読書リハビリ6月②】本を読めない23歳の読書記録「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」

なんと6月は2冊も読めました。
毎月小説読むチャレンジも気づいたら半年が経過。
初期の読書に対する「小説って読んだ方がなんかよさそう、でも自己啓発じゃないのに読む意味あるのか」という感情から「いろんな女の子の考え方面白い参考になる」「他人の人生のぞき見しているみたいで楽しい」まで来ました。
正直まだ、電車内で本を読んでいる自分に酔っている部分は無きにしも非ずですが、続きが気になってスマホを見るくらいなら本を読みたいという気持ちが芽生えているのも事実。
仕事中自分の恋愛を思い出してしょぼくれそうになったとき(仕事に集中しろ)、「でもあの(小説の)女の子、こういう状況を面白がってたなあ」と思い出し、目の前の仕事を頑張れています。

この本で一番心に残っているのは、

「人と違うのが「個性」ではなく、自分らしいのが「個性」なんだ。」

の部分。
普通に平均になりたいのに、そうなりたくない思春期をずっと引きづっている、今の自分宛てだ…!と感じた文章。この前後の文、いや、この章全部がすきだ。
二コラやseventeenで年一くらいにあった、女子学生の平均特集を思い出しました。身長、お小遣い、友達の数、財布のブランド…。
これは私も平均的だ!とランキングに当てはまるたびに安堵していたあの時期を思い出してこっぱずかしい。
小学生の一人ずつ写真を撮ってプロフィールを作成するとき、みんなピースなのおもんな!と思って両手をパーにしてポーズを撮っていたことも思い出してもっとこっぱずかしい。
なんてアンビバレントな子なんだ…。

みんなと同じがいいけどいや。
あっちらこっちらになびくミーハーな自分のことはちゃんと嫌い。
いつも誰かに憧れていて、なりたい女の子がたくさんいる。自分以外みんなキラキラに見える。
正直これは社会人になった今も消えていなくて、小説一つ読んだくらいじゃ解決されないくらいにはこじらせているのだけど。

最近、「じゃなくてもいい」ということを覚えました。
今までは、ガーリーな服を着るなら古着っぽいファッションはNG、とか、
チルい雰囲気が好きなら、聴く曲もJ-HIPHOPを選んでおかないと、など
型に自分をはめようとしていました。
これはなんの影響なんだろうか。
でも、いろんな人に出会ううちに、見た目は女子アナなのに男くらい焼酎ガンガン飲む人とか、服個性派なのに流行りのJ-pop聴く人とか、
みんな自分を型にはめようとしていないんだなと学び。
そして私はそんな人々のことを魅力的だと感じて、大好きだということに気づきました。

いつからかクリエイティブな人のことを羨ましい、すごいと尊敬して、
なりたくてもなれない自分と比べていたけど、
この章の女の子みたいに、クリエイティブなものに「なんそれすごい!」と素直に言えることも同じくらいすごいことなんだなと思ったら、少し視野が広くなりました。

この本は6月半ばの帰省中、「まずはこれ食べて」を読み終えてしまい、読む本がないと物足りない衝動で近所の過疎った本屋で見つけたもの。
いままで何回もこの表紙を見て気になっていたのですがごはん小説に目がくらみ、購入までは至らず。今回、取り扱う本の母数が少ない田舎の本屋でこれがきらきら光っていたので、認知から半年以上経過した今、ついに読みました。読んで超よかった~~~!



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