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【読書録】「この世にたやすい仕事はない」働く場所があることに感謝して


2月に買って読み始めた「この世にたやすい仕事はない」
隙間時間を使ってやっと読み終わりました(3月9日)。
お気に入り度 ★★

働きすぎて燃え尽き症候群のようになった主人公が
色んな仕事を経ていく中で改めて「働く」ことについて考えるものがたり。

この本は読書習慣2年目にして初めての帯買い。
書店勤務の男性が書いている帯に、購買意欲を掻き立てられました。

多種多様な仕事をこなしていく姿が淡々としている且つ平穏な展開なので
「次どうなるの!?」とならず、良くも悪くも隙間時間にちょうどいいものがたりでした。

珍しい職ばかりを転々としながらも、困窮せず暮らせている状況に作り話感を感じつつ、よく職場にいる人たちが出てくるので主人公と一緒に働いている気分で読めました。
人と関わらない仕事がいいっていう人をよく見かけるけど、
本当の意味で人と関わらないことなんてできないんだよなと改めて実感。
組織の中にいるから自分の知らない感情に気づけて、成長できるんですよね。

じぶんが無理だと背を向けたものに向き合っている人を見るとどきどきと緊張感を持ってしまう感じ、1番共感した。
エンディングに向けて、そう繋がっていくんだ~と分かり始めてからが最高に面白かったです。

職場であった中間面談から、なぜかやる気が減って焦っています。
悩みが尽きないけど、毎日通う場所があることに感謝しながら来週も頑張ろう。





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