今からあなたを番号で呼びます#39 〜まさか〜
起訴状が届いた、翌日。
これから、どうなるのかな?
ソワソワしていた。
変わらない居室のメンバーと、
万引きおばさまからペプチドをわけてもらって保湿する変わらない日々。
最近、おばさまの食べた量など担当がチェックしていた。
私達にはされないから、おばさまもなんで?私だけ?と不審がっていたが摂食障害あると前に言っていたから、気にされてるんじゃない?と話をしていた。
いや、もしかしたら私達の知らないところでチェックされているのかもしれない。
ご飯もらうときは一人づつもらい、ごちそうさまで返す時は小窓に一人づつ置いては回収される。
見えないところでどれくらい食べたかお弁当箱をあけて見られていたかもしれない。
お昼のパンの時には
ジャムの袋をきった破片も中に入れないと探すまで終われないくらい大事になるほど。
完全に切らないように担当から言われていた。
マミーとか牛乳とか、自弁で頼んでる野菜ジュースとかも箱はつぶさないでストローもさしっぱなしで返さないと注意される。
食べかけのパンは袋からだして返却する。
今思えば、どれだけ食べたのかひと目でわかるようになっていた。
おばさまは何度か留置にきているから、
大学ノートを弁護士からもらって20日間のお風呂や洗濯物のスケジュールと満期日までの把握をしていた。
着替えられる日が週に3回あったが、洗濯するのは週に1回か2回だった。
Tシャツも2枚しかもってないし
パンツも2枚。
グレーの上下スエットも2枚づつ。
ハンカチも2枚。
靴下は場内では暑くて必要じゃなかったから、お出かけ用に1個だけ買っていた。
毎回着替えられないし、洗濯のタイミングもあるから、いつどのタイミングで何を着替えるかが私の中でGAMEになっていた。
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