【2Pick/プロリーグ】第2節 自分の試合の振り返り vs keisuke3【さに視点】

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さにです。今節も自身の試合を振り返って反省会をしていきたいと思います。

※権利の関係で各場面時間指定のyoutubeアーカイブの埋め込みリンクでお届けします。

デッキについて

こちらのデッキは中の中~中の上といったところでしょうか。中盤までだいぶヤバかったのですが最後の6枚で《アームメカニック》《肉球シュート》《アーティファクトシップ》が立て続けに取れてどうにかなった形です。
ただ試合中に引いたカードは下振れ寄り(主にオバヒとシップが引けない事)だったと思います。中の下くらいの感じ。

ちなみに相手のデッキは上の中くらいだったっぽいのですが、試合では《アイシィ》以外の引きがかなり弱く直接召喚まではまあまあ拮抗していました。メカニック3枚がどこかに消えた。

ピックで迷ったところはあまりありませんでしたが一応この辺。

5-6枚目(パワフルスキャン-選別ガジェット)

今期の《廃品の選別》は手札が溢れがちで撃ちづらいことから、既にデッキ内に理由が無いとあまり取りたくないカードです。逆に《スキャン》は見たら取る《アームメカニック》とくっついた時の爆発力が凄いのでそこそこ見込みピックしてもいいという認識。被らせたくはないですけどね。
《パワフルマリオネッター》《ガジェットユーザー》はどちらも強い認識です。
この後にもう一度選別が掲示されてそちらはピックしているのですが、《マグナゼロ》《オバヒ》等が見えている状態でのピックになり状況がだいぶ変わっているのが主な理由です。

手札交換について

・2コスが多めなので、被っても強い2コス以外は戻す寄り(《魔鉄》《探偵》後攻の《スピナー》等)
・3/3/3は先攻後攻問わずキープ(オバヒは出さないと思いますが)
・《パワフルマリオネッター》もおおむねキープ
・《オバヒ》《シップ》《メカニック》と後攻の《肉球シュート》はパワカとしてキープ
・リソースとベースパワー(的なもの。伝われ)が少し足りないので後攻の《ルナール》を持ってパワカを増やしたい
・《マグナゼロ》の10点達成は不可能寄りなのだが進化と連携は多く稼げるので《未来への飛翔》を連携20でフィニッシャー運用したい。単キープはしなさそうだがセットキープを考える

といった感じで考えていました。序盤暴れてきやすいネメシス・エルフ等相手には少し序盤事故らない寄り、序盤が緩くなりやすいウィッチ・ビショップ等相手にはパワーカード優先寄りで補正がかかります。

実際の手札交換はこちら。

強くはないデッキでネメシスミラー先攻なのでPP通りに動いて相手の取りこぼしを狙うことにやや重きを置きました。
《ビームヨーヨーガール》はキープとして《機械化歩兵》を戻して《メカニック》《パワフルマリオネッター》等を探しに行くか悩みましたが、2でも4でも、一応手札に残ったら6や8でも投げられるのが大きくキープとしました。

プレイングについて

※この項の「結論」的な択は基本的に自身の調整チーム内で見直して出たものを述べていきます。

1~7T目は基本的にコスト通りのカードを出して、相手の人形がたくさんあるので進化温存している状態です。

4T

《マジカルグロッサー》のバフ先がどちらか問題。
・《メカニック》バフ
1/2が3/4になることで単純にトレード能力がだいぶ変わります。また大きめの盤面が来た時に本体進化でのトレードの形がよくなる可能性が高くなります。(直近の5ターン目に限ると大した面は返ってこなさそうですが)
・《マイスター》バフ
7/7、あるいは進化9/9のサイズがかなり大きく、進化で上から取る処理がしにくくなります。ただし《小型機》等の確定除去で処理される場合は変わりません。

《開錠》を考えると6Tが強いのは嬉しいですが、前のターンがメカニックだとマイスターの人形だけで綺麗に返らない面が残っていることがまあまああり、メカニックがトレード能力を持つことのメリットの方が大きいと判断しました。

7T

先述していますが《飛翔》はフィニッシャー運用を視野に入れており、撃たなくて済むならそうしたい状態です。
勝ち筋が太くない(また飛翔解放奥義までゲームをするなら盤面を長期的に強くしたい)ことを考えると《開錠》はどこかで撃っておきたく、開錠で手を緩めた返しに《シップ》が来ない最後のターンなのもありこちらを優先しました。(代わりに《アイシィ》が来ましたが……)

8T

ここからずっと難しい。
とりあえず悪くなさそうな択として《プライム》進化、《ディテクティブガール》《ジータの決心》+2コスの択があります。
進化有利かつ5/3が立ち+αのアクションができているので、《デッドペナルティ》を加味して有利とはいかないまでも互角くらいの形勢で返すことができます。
《飛翔》をリソースとして使わない場合でも、《廃品》から《メカニック》を含む1357回収が確定しておりリソース問題はしばらくなさそうです。

実戦では主に飛翔のフィニッシャー運用を捨てないために欲張りな《トイリペアラー》《魔鉄》での相手盤面放置択をとっています。《プロテクトAF》を立てると横に残ったフォロワーで体力を削ってから《魔導列車》に乗るという動きができなくなり、また5コス以上のフォロワーを投げると強制的に乗ってしまうことから相手の動きを縛ることができます(例:《シップ》は持っていても基本的に投げられない)。
《水銀の遮断》を列車に使うと操縦しているフォロワーを虚空に葬り去ることができるのが決め手になったでしょうか。このカードは基本的にバリュー高く使うのが難しい中で5コスを除去する相当の動きができるのは魅力的です。

実戦択を取った時の欠点として、列車まわりの強い面の処理に困る可能性のほか「廃品からアームメカニックの回収が確定でなくなる可能性がある」ことが挙げられ、それはまあまあ大事な問題です。飛翔の他にデッキ内にアーティファクトシップ(とそれを呼べる《ラズリ》)がフィニッシャーとして存在することもあり、「悪い択ではないのだが素直なガール決心2コスの択の方がよさげ」という結論になりました。

(余談:検討会で「えっちな択をとるなあと思った」と言われました。試合中も「ぐへへへこれはえっちな択だなあ」と思っていた気がします。ぐへへへ)

9T

この《クラウドギガース》が重い。いい置き方です。
先ほどと似たような盤面が返ってきましたが、今度は横に守護裏7点の打点がある状態です。
もう一度《スキャン》《廃品》あるいは手札の《パラダイム》から《プロテクトAF》を立てて同じ縛りを迫ることもできますが、突破された時に7点(+列車が処理できなければ更に5点)打点を受けることになります。これは流石に許容できず、使わずに温存してきた《飛翔》を切ることになりました。
この飛翔も「5/5のどちらかに当たってくれればまあどうにかなるので5/6の高確率を抜いてくれ!」という意識で投げたのですが、運悪く右2体に当たる1/6を踏み抜いてしまいここでだいぶ形勢を持っていかれた感があります。keisuke3さんにエイムで勝負を挑んではいけないのかもしれない……
残りのPPでできる動きで進化を切ってしまうともう盤面が取り戻せなさそうなので、泣く泣く2コスのパラダイムシフトを切って前のターンと似た動きをすることにしました。《アナライズAF》は消滅してほしくないので投げませんでした。

検討の結果、「最初からプロテクトAFを立てに行く択もありだがライフが苦しく、実際も《イオ》の打点がまずい。基本的には飛翔スタートでよい」という感じに落ち着きました。残りの2PPの使い方として「7コスト《プライムAF》はいらないので手札溢れを許容して選別を開いておき、《メカニック》を投げられるようにしておく」というのはありだと思います。

(余談:「クラウドギガースに《水銀の遮断》を撃つ」という択(守護が消えますがデッキに戻らなくなるのでありえません)が脳内で邪魔をしてきて追い出すのに手間がかかりました)

10T

ライフがきついので5/4と中身の4/4は処理しないといけません。基本的に《水銀の遮断》は撃ちます。
となるとあまり択が存在せず、進化を切るか実際にやった《スピナー》《ディテクティブガール》+《アナライズAF》か、といった感じです。
進化を切るなら《プライムAF》に切りたい寄りで、そうなるとガール+遮断がくっつかず2/2が残ってしまうのもあり、進化温存の択になりました。

ここで相手の《アイシィ》カウントが19なのは認識していましたが、「調整するライフの余裕がありません!」となっていました。

11T

「今引いた《機械化歩兵》でいくか~」と思って改めてライフを見たら12点しか無くて真顔になっていました。
《デュオパペッター》+《マグナゼロ》で進化を温存しながらとりあえず処理、という感じでもいいのですが、「こういう感じでグダグダやってると盤面取れなくて負けそう」というのと「次に歩兵エンハンスで進化を使わない可能性がある」という感じで、《プライムAF》進化→次にマグナゼロの3点全体除去が通る盤面が返ってきて、そこで盤面が取れるのをお祈り、というプランを選択しました。(※マグナゼロの共鳴10回達成にはあと7枚山札を掘らなければいけない)

検討の結果も「プラン選択自体はあり」という感じに落ち着きましたが、「《廃品》から入って運よく《エンシェントAF》が来たらそれで処理、来なかったら2/2を残す。もう《シップ》《トレランス》でリーサルなのは割り切ろう」といった感じでデュオパペッターは次のマグナゼロに添えた方がよかった気がします。

終戦

ぽっぽー

択によってはもう1,2ターン生きていたかもしれませんが2枚目の《アイシィ》の処理が流石にきつい。《閃撃》(2枚)を引き、《シップ》か《ラズリ》を引き、できれば相手が《メカニック》(3枚)を引かず、《マグナゼロ》10点まで辿り着ければ勝ちルートもギリギリ存在した気はします。

反省まとめ

・(明確に悪かったとは言わないが)《飛翔》をギリギリまで温存しようとして撃たされた。明確なフィニッシャー無しで戦えるかのバランス感は数をやって養うほかない
・《アイシィ》はつえぇ
・《列車》に《プロテクトAF》で付き合う択は今後も役に立ちそうなので忘れない
・エイム勝負を挑む相手は選ぶ(勝てる相手いない説)

負けてしまいましたが試合としては検討しがいがあったと思います。今後も面白い試合ができるよう鍛えていきますので応援よろしくお願いします。

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