【2Pick/プロリーグ】第5節 自分の試合の振り返り vs フォレスト【さに視点】

画像1

←第4節 第6節→

日々記憶力の低下が感じられるさにです。ついにプロリーグでも事件が起こってしまいました。そんな試合を見直していきます。

デッキについて

上の下くらいでしょうか。上の中とあんまり言いたくない感覚がありますがベルフォメットがいなくなって感覚が修正しきれていないような気もします。

《メイシア》と《アームメカニック》と《肉球シュート》、それと《ストリングマイスター》(全各2枚)が強いのはいいのですが、それ以外の金虹の水準は結構微妙寄りなのと、メイシア主軸なのに《名も無き決意》が1枚もないことに不安を感じるデッキです。
あとは2コスの枚数が微妙に少なく質もやや低いなどが気になる点でしょうか。

1-2枚目(コネクト侵略-カトルマウンテンドール)

左を取りましたが多分右。
ベルフォメット出禁を踏まえたうえで感覚的に左だったのですが、後から見直したら「これ右だな……?」となりました。自分で見直して自分で違うと思うのはよくない。
《マウンテンドール》が見た目より(?)強いことも《カトル》がめっちゃ強いことも把握していたので、それらがぱっとに出てくるくらいの経験が足りていないのと《戦慄の侵略》をベルフォメット出禁の影響から下げきれていない(それでもこの中で1位だとは思います)のが原因になるでしょうか。

5-6枚目(デュオコヨーテ-スピナー糸切り)

《デュオパペッター》と《スピナー》はそんなに変わらず、《コヨーテ》よりはやや《糸切り人形》なのですが、スピナーのメイン運用である4コスト帯のフォロワーが既に2枚あるのが大きく左になりました。

7-8枚目(デバーサー調整失敗-オートマタ突破)

ぶっちゃけ全部いらないとかは置いておくのですが、左の2枚がアンプレイアブルになる可能性がそこそこ高く右にいっています。

9-10枚目(ミノタウロスフラッフィー-ディテクティブガールイズニア)

左を取っており検討後も意見はあまり変わらないのですが、検討では右派が優勢寄りでした。
《ディテクティブガール》が強く左2枚は何もしないという意見。
自分は《イズニアの再興》がかなり弱い認識なのと、ネメシスのガールがあまり強くないと感じています。この後使ってみて乗り換えるかも。

11-12枚目(二刀コヨーテ-デュオ機械兵)

一応《機械兵》が《戦慄の侵略》のサーチ先確保になりますが、1枚目の《宿願の二刀》はかなり高めに見ています。

19-20枚目(メカニックヒーロー突破-設計サプライヤー)

《メカニックヒーロー》は弱いので右。そもそも3コスの雑多なカードよりは《機器による設計》の方が優先度が高かったりしますが《突破のマリオネッター》は最低保証で1点盤面干渉があるので微妙なライン。

手札交換について

対面を定めない場合、
・《機械兵》《メイシア》以外の2コスフォロワーはキープ
・《怒れるワイズマーマン》《デュオパペッター》は大体キープ
・《アームメカニック》はパワカ・リソースとしてキープ
・《メイシア》は序中盤の面展開が厳しくなさそうな相手ならキープ
・先攻なら《ミニマムタンク》《異形》は大体キープ
・後攻なら《肉球シュート》がキープ、《突破のマリオネッター》がキープ寄り
といった感じです。
実戦の「対ビショップ・後攻」の場合
・ミニマムタンクは4T《パラディンパンダ》への返しとしてセットキープ。2コスも3コスも見えていないと難しいので逐次考える
・メイシアは確定でフィニッシャーにしたいのでキープ
となります。実戦でミニマムタンクを持った理由は主にこれ。

プレイングについて

※この項の「結論」的な択は基本的に自身の調整チーム内で見直して出たものを述べていきます。

全体を通しての話ですが、相手が手札交換で全キープしたのに2~4ターン目の動きがかなりゆるゆるだったので中身についてずっと推理しながら戦っていました。6Tで《アブディエル》が出てこなかった時点で「大体《明光の翼人》《清浄の領域》《カインドブライト》の3枚かなー」となっています。(※実際は明光・カインドブライトと《アーマーゴブリン》。明光も相手側としては「キープほんまか?」といった感じだったのでかなり推理難易度高かったです。清浄キープじゃないんかーい)

あと忘れて事件が起こった《恒久の天使》についてですが、インタビューでも話した通り前日練習でも「こいつぜっっっっったい忘れるから試合前のデッキ記憶時間も使って死ぬ気で覚えます」という話をしていました。死にました。当日もピックしてから試合開始までと最後に確認している5Tまでで多分30回くらい「恒久の天使恒久の天使」と音読しています。
これだけ意識しても忘れるので、配信での見栄えも意識してあまりやらないようにしていた「相手のターン中ずっとログを開いて恒久の天使と見つめ合う」という禁術を使うしかないような気がしています。見栄えが悪いなどのクレームは天界まで。手札の右端にうっすら出てきておいてくれ~~~

3T

相手が(全キープから)3パスしてきたので盤面で押したいなあとなりましたが1/1の《デュオパペッター》しか出すものがない状況。そして《メイシア》が見えているのでフィニッシュは基本これになります。
4T《ミニマムタンク》からの5T《アームメカニック》まで見えており、《宿願の二刀》は使うなら《偽りの一閃》必殺付与までいかないと手札が溢れます。よって検討すべき択は
・二刀→一閃
・デュオパペッタープレイ
の2つ。それと、デュオパペッターの進化を使わない3点盤面干渉はメイシアプラン下では貴重なので、1/1を出すだけになるくらいであれば
何もしない
という択が存在します。
実戦では相手が全キープ3パスなので「4T《パンダ》5T《コンス》(+α)の流れを想定するか―」と考えており、そうなったときに2/2必殺の存在がある程度有効(ミニマムタンクに《浄化の鉄槌》を撃ちづらいなど)だと考えて二刀+一閃をプレイしたのですが、メイシアプラン下でフィニッシュターン付近に意識すべき《セト》などへの必殺付与の有効性と既に《操り人形》生成が見えていることを顧みて何もしないのが正解っぽいという結論になりました。シャドバ難しい。

4T

相手の動きがあまりにも緩いのが癪で、《コヨーテ》顔進化するとまあまあ進化を使ってくれそうだったのですが《鐘楼のシスター》《破邪の光》などで適当に受けた後《アブディエル》相打ちや《カインドブライト》などされると手札の《肉球シュート》のバリューがガタ落ちしてしまうので却下。

この後の5Tまで《恒久の天使》の存在を覚えていることが確認できます。

6T

時間切れもそうなのですがそもそも明確に処理を間違えています
盤面で当たって《アーマーゴブリン》を1体倒してから6点の方に《フラッフィー》進化で当たり《肉球》を撃つことで同時に倒せるのでラスワ1回分踏み倒すことができます。見えませんでした。4面残るのでだいぶ変わります。
原因としては「進化差が2個ついており、《エンシェントAF》を当たらずに残り合計5点まで減らせる」みたいな盤面をあまり経験していなかったことでしょうか。《名も無き決意》がある以上まあまあある盤面のはずなので普通に経験不足。《戦慄の侵略》などの全体除去を持っていたら気づいている気がするので、肉球も全体除去です!という認識が必要かもしれません。

・時間切れについて
プロリーグで3年ちょっと?戦ってきて初めて時間切れしたかもしれません。
最初「《デュオパペッター》でいけないかなあ」から入って「進化が必要だなあ、じゃあ素では盤面干渉できない《フラッフィー》か」のような過程を経ており、「エンシェントで当たるか《アナライズ》+《メカニック》で当たるか」や「進化するならアナライズ当たって先ドローじゃね?」といったところで無駄に時間を使いすぎました。
今回の「1/3・1/6に3/1突進や2/1で当たる」のようなあまりやりたくないトレードを前にすると「他に何かないかなあ」となってフリーズし無駄に時間を使う悪癖があります。
悪癖でいうともう一つ、「ランダムを見たいのと計算を楽にしたいので先に肉球を使いたがる癖がある」というのも指摘されました。今回もそれのせいでいい処理を見逃しているので要修正。

最近盤面処理の分量が多い(よく肉球が絡みます)とキャパオーバーしてベストな処理ができなくなると感じており、ぶっちゃけ加齢の影響もある気がしているのですが、できる限り思考を圧縮する手法(肉球は3コス11点!など)を身につけて追いつきたいところです。「単純計算能力が高い方が有利なゲームである」ことにはそんなに文句はないので頑張ります。でも記憶力の方はできる限り使わせないようにしてほしいなと思っています(《恒久の天使》の方を見ながら)。

7T

フォレストさんの《清浄》《アルミラージ》《アーマーゴブリン》《ヤテラントゥ》の手順がめっちゃ上手い。検討で5Tに《鐘楼のシスター》を投げないのに感心していました。

「4点1点でアルミラージ処理から肉球だと1点得しているので人形が残る」と指摘があってそうだわとなったのですが、よく見たら相手の形がよく(体力が3n+1のフォロワーの数が人形の数を超えている)、綺麗に処理することが不可能でした。面白い発見。
ただもう一つミスがあり、《突破のマリオネッター》《ストリングマイスター》《操り人形》の順にプレイしてから進化することで場の4/1の代わりに手札に3点人形を持つことができます。多分こっちの方が正解です。
このターンは「相手の盤面が16点で肉球が11点、突破進化でも人形を温存すると1点足りない」から入れているので比較的思考の圧縮には成功しているのですが、できる限り次も進化を使いたくない状態で「1コスでストリングマイスターを投げる」ということへの抵抗が大きかったように感じます。これもまあまあ悪い癖で、エンハンスも強いのですが1コスで投げることが正解のことがまあまあある(特に手札を減らしたい時)ので注意していきたいところ。
結局マイスターの検討に時間を割かれて3点人形を保持できる手順に気づけなかったので、単純能力が足りていないなあという雑感。

8T

9T《ノア》に捕まるのが大きな負け筋だと思い、《コネクトエンジニア》を1/3/7守護でのプレイではなく《機動二輪車》確保のために使っています。
このプレイは大体正解でよく、上手くプレイできたと思うのですが、検討で「処理は同じだがコネクトエンジニアをプレイしない」という凄い択が提示されました。
ノア単体を倒せること自体は次に持ち越しても変わらず(2コス→エンジニア→パラダイム)、ノアが来なかった場合に10ターン目に《メイシア》の横でエンジニアパラダイムとプレイできることにより《セト》が突破できるのが強いポイント。(その場合9Tは多分《恒久の天使》で凌ぎます)
3PPが有効(2/2/2とか出してももうあまり戦況に絡まない状況)に使われるか自体は流石にまあまあ差があるので選択肢の範囲内ではありますが、こんな択もありますよという紹介まで。

9T

忘れまい忘れまいと必死に連打・連呼していた《恒久の天使》は6T・7Tの巨大盤面処理に脳のリソースを割かれ忘れました。あまりにも無情なボードロック解除のタイミングで降ってくるのが完璧すぎる。
恒久が降ってくる前提での正解択は《コヨーテ》当て《サプライヤー》エンドで恒久を呼ぶことかなと思います。ちなみにサプライヤーではなくコヨーテを残すと馬に恒久が乗りますが、4/4を自害させたくないのでこの形でいいと思います。

---以下恒久の天使が降ってこない世界線での脳内---
ボードロックした時、ライフの余裕は4点
決して100%安全なボードロックではなく、《スパイスシャワー》《紅蓮の凍結》《母なる慈愛》が2点、更に融合できると当たりなら+3点、《セイントスローイング》が1点、ついでに《清き転変》+《不器用な信頼》が2点出て、これらの合計が4になると負けるのでちゃんと裏目の重みを検討する必要がある
他に、《清浄の領域》の3回回復を盤面を使わずに達成できると+2/+2選択不可守護が盤面に増えるため《ホワイトタイガー》以外に乗ると手札では突破不可能
現実的な範囲で《セイントスローイング》(手札交換でキープしていそうだなと思っている)《カインドブライト》《聖痕の発動》といったプレイなどで達成可能なので決して無視できない
ただ盤面を空ける方が《セト》などが怖くそちらの方がある確率が高そうなのでロックが正着になりそう
---ここまで恒久の天使が降ってこない世界線での脳内---

ライフの余裕が4点あったのは結構大きく、3点だと「スローイング+2点」などで負けているのですが、それが無いのは判断をだいぶロック寄りにしました。

10T

直接召喚忘れはトップの《廃品》に助けられました(メカニックで確定リーサルです)。ぶっちゃけメカニックを見る前に「《エンシェント》4枚と《マイスター》1枚あって5/6だし大体リーサルだなあ」と思っていたので高確率リーサルの認識が先にあり逆に検討に時間がかかっています。
《メイシア》を先に進化しないで「先ランダム!リーサルがあるかチェック!」と言いながら廃品を開くと死にます。気をつけましょう。

実はフォレストさんへの初勝利らしいです。逆に(少し前に有志の方の統計を見るまで)一回も勝っていないことに気づいていなかったので、緊張するかどうかなどの観点で知らなかった方がいいまであります。ともあれめでたい。

反省まとめ

・もう仕方ないので相手ターン中は《恒久の天使》と見つめ合うことにする。見づらいと思うがクレームは天界まで
・全体的に計算能力不足によるミス(つらい)が多いので最大限ショートカットする訓練を行う。《肉球》を撃ちまくるんだ
・《戦慄の侵略》の脳内パワーが高すぎるので少し修正
・《メイシア》プランの時の《セト》ケアに早い段階から重きを置くこと
・《アーマーゴブリン》処理の裏技を忘れないように
・たまに肉球と人形を組み合わせてもうまくいかない形があるので点数合計だけに囚われないこと

やらかしが目立ちましたが全体的な択の取り方自体はそんなに悪くなかったと思うので、計算訓練の方が課題になるなと感じています。次節改善していきますので引き続き応援よろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?