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西より帰路に着く。良く歩き良く学んだ西の旅。

関西に泊まる時、朝は「おはよう朝日です」という情報番組を見る。

このなんとも言えない顔をしたうさぎがかわいい。
うなづいたり瞬きをするのだけど、いつもちゃんとつむりきらずに半目になる。その辺もかわいくて私は好きだ。

この放送がやっている時間帯、名古屋では「ドデスカ」が放送されている。
放送局であるメ〜テレのキャラクター「ウルフィー」がドデスカ番組内でチョコチョコ登場して、愛嬌を振りまくのがかわいく、地元で愛されているのだけど、「おはよう朝日です」の中のキャラクターのうさぎさんは、どうやらウルフィーよりは出番が少ない。
そして名前の紹介ってあったかなぁ?
番組内にアニメーション化されたうさぎさんのコーナーがあるのだけど、着ぐるみのうさぎさんより単純化されて描かれていてちょっと別物に見える。
地元の人たちにはどのようにかわいがられているんだろう。

「ドデスカ」にゲストコメンテーターとして週1回出演されている元スポーツ選手の浅尾美和さんが「おはよう朝日です」にも同じくコメンテーターとして出演されている。
我が家では浅尾美和さんを親しみを持って「みわちゃん」と呼んでいる。
みわちゃんが「おはよう朝日です」に出演しているのを初めて見た時、
岐阜県在住でお子さんを持ちながら名古屋と大阪でレギュラーを持っているなんてすごいなぁ。忙しいなぁ。
と全く余計なお世話な感想を呟いてしまった。
地元の友達みたいな感覚だ。

今朝の「おはよう朝日です」にもみわちゃんが出ていたので、「お、今日もがんばっとるね」と思ったんだけど、全くどこから目線なんだか。

今地元に帰るバスの中だ。
バス移動は新幹線より時間はかかるが値段は安い。
早割りというのがあって、往復3,000円ちょっとで大阪まで行けるとは知らなかった。
今回の旅の【目的1】は「半・分解展」という100年も200年も前のヨーロッパの衣服を半分分解して紹介する展示を見ること。
【目的2】は生地の仕入れ先探しだった。

「半・分解展」すごかった。
気づけば5時間いた。

繊細な刺繍、すべて手縫いの服、縫い糸の素材、ミシンが発明された頃の服、王様の服とお付きの人の服の違い、フランス革命前後の服のデザインの違い、重さや触り心地、裏地の素材、ステッチの刺し方、ラペル(襟)のきざみについてなど、飽きるまで見せてくれて、触らせてくれて、質問もし放題の超マニアックな展示だった。
パターンの図解なんかも展示してあったけど、とても私には作れないわ。クラクラする。



その当時の服を作る人って、どんな知識やどんな技術でこれらを作ったんだろう。どれだけの時間を費やして1着を作ったんだろう。と果てしない時間の経過とたくさんの人の手を思った。
200年後の人が分解して「おもしろい!」と思えるような服や物が、現在の私たちに作れているのだろうか。
(どんな人が着たんだろう、より、どんな人が作ったんだろう、って考える私は、多分200年前から仕立てる側の人間だろう。)
見に行って良かった。

【目的2】の生地の仕入れ先探しは、けっこう歩き回ったけど本当に昔より生地屋さんや附属屋さんが減ったんだって事がわかった。
ある1件での世間話で、このコロナ渦で倒産した工場がけっこうあったんだと教えてくれた。
全国的にものづくりの作家さんは生地探しに奔走してる模様。
生地屋さん2件ほど目星を付けた。また今度大きなカバンと現金を持って大阪に帰ってくる事を約束してきた。

昼食のせんば自由軒 インデアンカレーはスパイシーでおいしかった。

「おはよう朝日です」のホームページを見てみたけど、あのうさぎさんの紹介は見つけられなかった。
放送局であるABC放送のホームページを見たら、局のキャラクターは「エビシー」というピンクのかわいいキャラクターだと言う事はわかった。
あのうさぎさん、一体何者なんだろう。

この謎も解明せねばならぬので、また近々大阪に参ります。

綿・麻などの天然素材を中心に、表情のおもしろい素材などを売っている生地屋さん、または直接買い付けなどできる工場さんなど知ってる人がいたら教えてほしいです。
工場からのデッドストック素材などを使っての服作りもしています。

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