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<アーカイブ:1995>『ケルトの風』の贈り物
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第6回名古屋市女性海外派遣団報告書
1994年12月
名古屋アイルランド研究会のWebサイトが立ち上がるなんて、30年前に想像したでしょうか?
私も公私ともに山越え谷越え、思えば遠くにきたもんだ。
こうして名古屋アイルランド研究会のblogで当時を振り返る機会に恵まれるとは、ありがたいかぎりです。
今後、blogの書き手は新旧入り交じって賑やかになると思いますので、先駆けとして名古屋アイルランド研究会の再スタートがきれた思いにつながる一文を紹介します。今も昔も変わらぬ思いです。
(M)
「アイルランドとの市民交流をめざして」
<名古屋アイルランド研究会 福永真哉>
アイルランドを訪れてその歴史の持つ厳しさや宗教心の厚さなど日本が持ちえない異文化を知り、民族独自の神秘性と相まって魂の本質に触れる何かしら大切なものがそこにあるのでは?という思いがつのりました。<中略>
『古今、世界各国の文明は傑出した文学者の名によって評価されてきたが、アイルランドの文明は、今後イェイツ氏の名によって評価されることであろう。同氏に与えられた栄誉は、我が国に襲いかかる破壊の波、憎悪、抑圧、盲目的な国家観による支配の時期においては、殊に喜ばしいものである。』
これは、詩人で上院議員のイェイツのノーベル文学賞受賞を祝し、氏の成功によってアイルランドが世界の文化に大きな貢献をする国家と認められたことに、感謝する決議を上院が行ったとする新聞記事の要約です。
きっかけは些細なことであって、個人の力は微々たるものでも、一人一人のもっと知りたい、やってみようという思いが集まれば必ずネットワークが広がっていくことを心から信じています。縁があっても地理的には十分遠い国だからこそ、私たちはもっとお互いを知るために一市民として在日アイルランドの方々と一緒に努力をしてゆかなければならないと思っています。こんな魅力的なのに知られていない国だからこそ皆さんにも知っていただきたいのです。
<第1回企画 映画とトーク「ケルトの風」パンフレットから抜粋。引用『』は、新聞記事原文に基づき要約し、修正加筆しました。>
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