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無意味から有意義にする意識改革。

今日9月3日は「睡眠の日」です。
日本睡眠学会と精神・神経科学振興財団が、
睡眠や健康への意識を高めることを目的に設立した
「睡眠健康推進機構」によって制定されました。

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かつて「眠っている時間は無駄」と思われている時代が長くありました。
だれにも「寝る間を惜しんで」何かに打ち込んだ経験が
きっとあると思います。
そういう私もそうでした。
いつ寝てるの?ちゃんと寝てるの?体が大事だよ。
だれにどんなに言われても、寝たくないものは寝たくない。
まだまだやりたいこと、やるべきことがある。
削れるのは、睡眠時間だけ…。

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睡眠に関して、いろいろな研究やデータがあります。
7時間睡眠が大事だとか、何時までに寝ろだとか。
睡眠負債がどうだとか、病気との相関関係だとか。

どれも正しいけれど、
どれも全部が万人に当てはまるわけではありません。
例えば
7時間で足りない人も、7時間で多すぎる人も。
だから、人やデータと比べる必要はないと思います。

ただし、これだけは間違いない。
「休息が必要でない人」はいません。

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睡眠時間は無駄な時間、削るべき時間、
「ぜんぜん寝てなーい」をスゴイ!と称賛されるような
時代はもう終わりました。
ヒトは24時間戦えないんです。
でも、相変わらずやるべきことは増える一方です。

じゃあ、どうする?

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活動時間のパフォーマンスを高めるために
睡眠時間をもっと有効に使うことをお勧めしています。

眠っている時間をただの「空白の時間」や「無駄な時間」
にしないで、積極的な「メンテナンスの時間」にする。

うっかり「寝落ち」ではなくて意思をもって「寝る」。
そうして、眠ることに意識を持つことで良い習慣を作り
積み重ねていくことで、人生は格段に変化を遂げます。

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アロマの仕事をしているのでしょっちゅう聞かれるのが
「どの香りが寝れますか?」
「ラベンダーですか?」

答えは「ひとによる」です。

睡眠時間と同じように
これらも、化学的な成分に基づくデータですから
ラベンダーで良く寝れる人が多いというだけで
だれでも同じようによく寝れるわけではないでしょう。

生活環境とか、体質とか、職種や食事の様子など
いろんなことをさまざま考慮したうえで
その方に適した香り、を使っていただくことが
もっとも「眠る」「休息をとる」「明日の生産性を高める」
ことへの近道になる、と信じて
今日も検証を続けています。

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睡眠の日は3月18日と、9月3日。
1年に2回あります。
人の環境や状況は刻刻変化していきますので
半年に一度くらいは
健康と睡眠
緩急のバランスとよりよいパフォーマンスについて
考えてみてはいかがでしょうか。

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