ナゴヤディビジョン、Bad Ass Temple

ナゴヤが大好きだ。Bad Ass Templeが大大大好きだ。
ヒプノシスマイクのキャラは全員いいが、ナゴヤ、特に波羅夷空却さんはヒプマイでの最推し。

今日5月15日はヒプノシスマイクdivision rap battle 2nd battleの決勝戦進出チームの結果発表なので、自分を鼓舞するためにも、ナゴヤの好きなところを垂れ流していこうと思う。

Bad Ass Templeとは

まず確認のために概要的なことを書いていく。ナゴヤの魅力は例えオタクが気持ち悪い文を書かなくても十分伝わってくる。

Bad Ass Templeは一昨年9月に大阪城ホールで開催された「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-4th LIVE@オオサカ《Welcome to our Hood》」にて誕生がアナウンスされた追加ディビジョンの一つ。
通称はバドアス、バッダス、バダス、でらイケ、ナゴヤなど。
ナゴヤファンのことは少し前まではナゴヤ嬢が主流だったが、現在は「檀家」(お寺のお客さんのこと)と称するのが普通。Twitterのプロフィール欄やYouTubeのコメント欄に檀家と書いてあることも多い。

メンバーは、リーダー波羅夷空却(僧侶)四十物十四(ヴィジュアル系バンドのボーカリスト)天国獄(弁護士)の3人。

…いやいや、どういうことだってばよ。僧侶とボーカリストと弁護士って一体どうあったら邂逅するんじゃ。というか統一性皆無。答えはわかっているのだが、やはりどうして出会ったのか一度は気になってしまう組み合わせだと思う。ちなみに答えはドラマパート「不退転の心は打ち砕けない」とマガポケで連載中のコミカライズで分かるので興味のある方はぜひ。
ちなみに他のディビジョンもシブヤ、オオサカは職業ごちゃ混ぜディビジョンである。

私がヒプマイにハマった直後はオオサカ、簓推しだった。毎日オオサカドリーミングナイトだった。が、いつからだろうか…波羅夷空却のこともちょっと好きになっていった。そして流れるようにナゴヤのことも好きになっていったのだ。しかし、まだまだ推しにはならず、「結局オオサカが1番」となっていた。
そんな私に、オオサカが見れなくなる事件が発生する。詳細は語りたくないが、とにかくオオサカが見れなくなり、私は心の隙間を埋める為にナゴヤ推しとなったのだ。(今は克服してオオサカも好きになっている。)

しっかり好きになったのはいつだったか…2次創作の影響なのは間違い無いが、パッと推しになった瞬間は分からないので、いつのまにか好きになっていったというのがしっくりくる。

Bad Ass Templeの魅力

ここからは主観込みでのナゴヤの魅力を語っていく。

①「家族」
Bad Ass Templeは家族だ。歌詞にもよく出てくるワードで、特にリーダーの空却さんはよくこの言葉を使う。実際、この言葉が初めて出てきたのはドラパ「不退転の心は打ち砕けない」内で空却さんが発した「今日から拙僧らは家族だ」というセリフである。

最初は他の2人もそこまで強く意識してはいなかったと思う。特に獄は。しかし後述の楽曲の一つ、「light &shadow」では「命張れる家族ナゴヤBad Ass Temple」という歌詞にある通り、全員が家族という関係性を意識しているのだ。
もちろん血は繋がっていないし、3人とも出会って5年経つか立たないか。空却さんと十四に至っては一年も立っていない。そして、なぜ空却さんが家族だと言ったのかはわからない。しかし、この家族という言葉がナゴヤを表しており、これ以上ナゴヤを形容できる言葉は存在しない。仲間という言葉も使われる事はあるが、やはり「家族」という言葉はBad Ass Templeを表す言葉の一つである。
 また、家族というと私がチラつくのはイケブクロディビジョン・Buster Bros!!!、通称バスブロだ。あそこは兄弟同士のチーム、つまりは家族である。空却さんはバスブロの一郎と過去に関わりがあった為、個人的に気になる。

②不退転の心
またワードになってしまうが、「不退転」も重要なワードの1つだ。楽曲でもチーム曲「開眼」、空却さんのソロ曲「そうぎゃらんBAM」、十四君のソロ曲「月光陰moonlight shadow」そもそも不退転という言葉は仏教用語で、仏道修行を怠らずに励み、しりぞかないことを意味するが、それが転じて、何事にも屈せず固く信じて心をまげないことを意味するようになった。
「不退転の心は打ち砕けない」。ナゴヤのドラパ一作目のタイトルである。ドラパの中で、十四君は空却さんに不退転の心を見出された。そしてチーム結成へとつながるのですが、やはり獄はちょっと冷めた感じでその光景を見ていた。
しかし「開眼」の中では獄も「ひたすら前へ未来へ不退転」である。
不退転はナゴヤの信念のようなものだと私は思っている。

③ごった煮感
この言葉はヒプナミの言葉を引用しました。前述の通り職業の統一性のなさもだが、性格、年齢、境遇…何をとっても3人共通点が見当たらない。いじめと深い関わりがあるぐらいしか無い。でもそこがいいのだ。これぞナゴヤなのだ。全然違う、でも信念は同じ。そんな3人がチームを組むと、どこのチームにも出せないチームの魔法が完成したのだ。

④ファン層の広さ

メタ的な話になるが、Bad Ass Templeはファン層が広いように思う。ヒプノシスマイクは圧倒的に女性ファンが多いが、その中でもBad Ass Templeは男性のファンが多いように感じる。また、ナゴヤは学生のファンが多いことが2nd battleではっきりした。元々言われていたのだが、それでも多い。ライバル麻天狼とは反対だ。学生は大人に比べてお金がない。それでも、バイトを頑張って稼いだお金をCD投票、VR投票に使い、一生懸命ナゴヤを応援している。YouTubeの開眼のトレーラーのコメント欄を見るとよく分かるし、Twitterにも学生檀家はいる。そしてもちろん社会人のファンもいるが、先程の学生檀家に対して、「社会人の意地を見せるから安心しな」とツイート、コメントしている方が多く、ああ、ナゴヤってあったかいなぁと泣けてきてしまう。そんなファンたちがなぜナゴヤを好きかというと、ナゴヤの不退転や、人に寄り添うリリックが心に響いたからである。ナゴヤには人を動かす力があるのだ。

⑤最大のライバル、麻天狼

シンジュクディビジョン・麻天狼。医師・神宮寺寂雷とホスト・伊弉冉(合ってるか分からん)一二三と会社員・観音坂独歩から構成される前回王者だ。

ナゴヤVSシンジュクは、ほとんどの人、中にはファンでさえ、「どうせシンジュクが勝つだろ」と思っていた。恥ずかしながら、わたしもそのうちの1人だった。文だけ見るとそう考えるのが当たり前かもしれない。ナゴヤは追加ディビジョンであり、まだまだ認めない古参ファンも多かった。そして追加ディビジョンでもオオサカに一歩取られ、言ってしまうと影の薄いチームだった。対するシンジュクは前回王者。勝敗は決まったようなものだった。
 しかし、彼らはそんな評判・考えを一瞬にして変えた。アベマで無観客で行われたライブ。新曲「開眼」。彼らは前回王者に真っ正面から挑み、そして中間発表時点でライブ投票ではシンジュクを大きく上回り、CD投票合わせた数でも僅差で勝利したのだ。(しかも総票数75088票)
 そんなライブが終わったあと、ヒプマイ界ではこのライブは宗教戦争と称されるようになる。全てを救うと決意する神宮寺寂雷に対して、救うなんておこがましい、ただ補うだけ___私たちのリーダーはそう言った。シンジュクの3人は、苗字が神に関係している。全てを救うという考えはキリスト教寄りだ。対するナゴヤはリーダーが仏教徒の僧侶。僧侶というのはお釈迦様の使いのようなもので僧侶自身が神では無い。そんな2つのディビジョンがぶつかり合った結果、ナゴヤ推しも、シンジュク推しも、他のディビジョン推しも、圧倒されてしまった。
シンジュクのライバルはFling Posseではなく、考え方が違う為に、わかりあうことがないBad Ass Templeだとわたしは思う。
 追記:決勝進出、おめでとうございます。そして、ナゴヤと戦ってくれてありがとう。どんなバトルも、いいライバルがいないと成立しません。おこがましいかもしれないけど、どうか144411の思いも連れていってくれると、嬉しいです。

天下無双の破壊僧・波羅夷空却

ここからはキャラ個人について語っていく。

Bad Ass Templeのリーダー・波羅夷空却。私の最推し。19歳。僧侶。

バン。エロい。ピアスバチバチの赤髪のヤンキー僧侶である。一人称は「拙僧」だが、どうやら焦る、怒るなど本性が出ると「俺」になるらしい。弟子とお揃いの黒ネイルに指輪、袈裟にスカジャン、白い肌、数珠、厚底シューズ。見た目だけでもインパクト抜群だ。そんな彼の魅力は19歳?と思うほどに子供っぽいところと、19歳?と思うほどに達観した一面を持っていることだ。
 僧侶としての才能を持つ一方で、彼は子供っぽい。特に身長が168cmとこの世界では小柄なことを気にしているのか、チビなどと言われるとキレがち。ちなみに仏教には見た目にこだわるなという教えがあるそうだ。十四や獄のことを振り回し、果ては他のディビジョンに赴きそこのディビジョンの人達に喧嘩をふっかけ迷惑をかける。(これがBad Ass Templeの最大のライバルとなるシンジュクディビジョン麻天狼とのファーストコンタクト)そして17歳の頃には家出をし、ヒッチハイクで東京へ。東京ではヤンキー集団のトップとなっていた。19歳となった今でも父親・灼空さんとの喧嘩は絶えない。この灼空さんもなかなかにいいキャラをしているが、ときどき間接的にバドアスを助けているし、ラップもできる。というか空却さんより強い。
そんな空却さんだが、時には35歳を導くほどに大人だ。人生何周目…。詳しくはドラパ2作目「和哀共同」を聞くべし。「ここは通さねぇ!」ってベタかよ。
 まぁそれを見せるのはたまにで、まだまだ僧侶としても人間としても未熟な部分がある。例を挙げると、和哀共同では獄と言い合いの最中、「正しいだけではどうにもならないことがある」と言われる。実は空却さんはマガポケではこの言葉とは真逆のこと、悪くいえば正しさを押し付ける行為をしていた。また、ライバル麻天狼のリーダー神宮寺寂雷もそのようなタイプである。このままでは人とを導くことはできない。そう思ったのか空却さんは開眼の中で「正しさじゃなく優しさを選ぶ」と考えを改め、成長した。
 一郎との事件のことを、乗り越える日はまだまだ遠いと思う。でも、人を導きながら、時々導かれながら、いつの日か、また彼と肩を並べれるようになるといいな。

楽曲について(波羅夷空却目線)

そうぎゃらんBAM:空却さんのソロ曲。作詞作曲はDiggy-MO'さん。
とても中毒性のある楽曲。サビの部分は一見加工しているように聞こえけれど、空却さんの声優・葉山翔太さんが全て歌っています。サビとメロディに全部持ってかれそうだけど、歌詞には「不退転の心あらば大きく望むもいずれそこに至るべしってか」「己がルーラー ルーレットもぶっ壊す」などの空却さんらしいが各所に散りばめられています。私が1番好きなフレーズは「こころが世界だ 忘れんじゃねぇってな」です。破天荒な歌から滲み出る一歩大人な僧侶感。また、個人的に声優さんの歌い方も好きです。

Bad Ass Temple Funky Sounds:お分かり?の部分は二次創作ではよく使われるフレーズ。エロい。「少年から大人に変わり…」の部分はあぁ…まだまだ子供なんだなぁと感じさせます。

開眼:「二つ眼じゃ抱えきれない 苦しみならここに預かろう」視聴トレーラーでこの言葉を聞いた時、涙が出てきました。苦しみから救うのではなく、苦しみを共に背負う。かっこいいじゃありませんか。
「覚悟決めときな真っ赤なバンダナァ!」どうかノバスが早く和解できますように。
「単なる通りすがりのお坊さん そんでお前らの家族」:あああああああ…歌い方が上手い…お前らの家族…空却さんは2人と同じ土俵に立ってるんですよ。

light &shadow:「救うなんておこがましい ただ補うだけ」開眼と考え方は似ている。自分は補うだけ。あくまで乗り越えるのはその人自身。
「3人いれば拙僧に敵はない」拙僧“たち“ではないのがまたいい。

ちなみに初登場時は簀巻きにされている。


不屈の泣き虫ヴォーカリスト・四十物十四

Bad Ass Templeの2番手・四十物十四。18歳。ヴィジュアル系バンド
【アルゴξ楽団】のヴォーカリスト。

でん。足長っ。身長は185cmあります。the・ヴィジュアル系バンドの人って感じ。何気にピアスもバチバチに開けてる。バンド活動時はその美貌と歌声でファンを虜にしますが…。

「びぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!!!!!獄さん、空却さんがひどいっす〜〜〜!!!」

素の彼はこんな感じ。題名にもある通り、すごく泣き虫。ついでにナルシスト。
仕事中や初対面の相手と話す時、または緊張している時は中二病用語で喋ります。事前情報を知らずにドラパを聴いた檀家は素の声の高さに度肝を抜かれたとか。

そんな彼ですが、彼は昔ひどいいじめにあっていました。その時に助けられたのが後述の天国獄。以降は獄のことをとても尊敬しています。
しかし、いじめのことを完全に克服できたわけではなく、泣き癖などの後遺症?がありました。

それを治すために、彼はとある僧侶の元を訪れることになります。それが波羅夷空却でした。十四は空却さんに弟子入りし、修行することに。そして修行中、「不退転の心」を見出され、Bad Ass Temple結成に繋がっていきます。

そんな彼の魅力はやっぱりギャップ。

勝手ですが、一旦ここで締めさせていただこう。前へ未来へ不退転。命張れる家族たちと団体戦。日本中巻き起こす大旋風。ナゴヤBad Ass Temple。

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