僕と言う存在@動物が苦手だった件
子供の頃は猫を飼っていた。
猫は外で飼っていたのでそんなに手間もかからなかった。
大人になって弟が実家で犬を飼い始めたが、
犬特有の匂いにあまり触る気がしなかった。
ま、たまに散歩へ連れて行ったことがあったが、
それも覚えているだけで数回だった。
僕は結婚は2回目だ。
再婚した妻は根っからの動物好きだった。
結婚してからは社宅に住んでいたので
妻は外で猫を手なずけたりして自分の欲求を癒していたのだろうと思う。
ある時、息子(私にとっては義理の息子)夫婦に子供が出来て
息子夫婦が飼っている犬を引き取る事になった。
僕が住んでいる社宅は一軒家を会社が買い取ったもので
庭がちょっと広かったので、庭にゲージを張って大きめの犬小屋を持ってきてそこで犬を飼う事にした。
犬の名前はショコラ♀だ。
もともとサトウキビ畑に捨てられていた犬で雑種だが
短足で胴長で見た目は可愛らしい犬だ
だか、この犬いや、ショコラは人間が苦手で飼い主以外は大体吠える。
職場の同僚に噛みついた事もある💦
とにかく人が近くを歩くと吠えまくる…
ますます僕は動物が苦手になって行った。
動物好きの妻の手前、僕は散歩は妻と一緒に行っていたが、
僕一人では散歩はしなかった。糞を取るのが苦手だった。
動物の匂いからしてダメなのに、糞の匂いはとてもじゃないが耐えられなかった。
ある夜の事、ショコラが夜中にいつもと違う鳴き方で鳴いていた。
僕は夜中にその異様な鳴き方を聞いて眠らなかったが、
妻は熟睡していたので、翌朝妻にショコラの様子がおかしかった事を伝えた。
慌てて妻がショコラの元へ駆け寄ると
ショコラはネズミの様な小さな生まれたての子犬を3匹産んでいた。
ショコラはいつの間にか妊娠していたのであったw
3匹の内1匹はいつの間にか消えており(カラスにやられたか?)
もう1匹は直ぐに死んでしまった。
残った1匹は今も元気に僕たちと暮らしている
名前は五郎丸♂
親子で同じゲージに入れていたので、ある程度大きくなった五郎丸は虚勢をした。
可哀そうだったが、別々に引き剝がす事は出来なかった。
この選択は五郎丸にとって母親と一緒に過ごせて一番良かったと後に思えた。
ショコラと五郎丸との生活はとても楽しかった。
散歩は妻がショコラ、僕が五郎丸を引き連れて2対2で和気あいあいで
とても楽しい日々だった。
でもまだ僕は動物の匂いが無理だっだw
ショコラは3年前に亡くなった。
16才だった。
五郎丸は後に社宅の中で飼う事になった。
その話はまたにしよう。
では✋
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