見出し画像

サポーターと役割分担。子育て中のホストがやっている、ゲストの受入れを楽しむための工夫

NAGOMI VISITホストの方へのインタビューをご紹介します。東京にお住まいで、NAGOMI VISITが活動をスタートした2012年当初からホストとしご登録され、長年受け入れを楽しんでくださっている室さんにお話を伺いました。前編と後編に分けてお届けします。

masako_muro
左:室さんとお子さん。右:ゲスト

事務局)受け入れが確定してから当日までに、ゲストとはどんなやり取りをしていますか?

集合時間と待ち合わせ場所の確認の他、わが家は友人が参加することも多いので、友人の自己紹介をお送りすることもあります。

「お料理や茶道を希望している」とメッセージに書かれていたゲストの場合は、「体験の機会を作るので楽しみにしていてね!」とお伝えするようにして、わくわく感をもっていただけるよう配慮しています。

最近はInstagramをしているゲストも多く、フォローし合って、お互いの最近の興味関心だったり、ゲストの旅行の様子を見て、当日の会話の参考にしたりすることもあります。

事務局)現在は2歳と0歳のお2人のお子さんと一緒に受け入れをされていらっしゃいますが、小さな子どもがいながらのホームビジット受け入れやその準備は大変そうなイメージがあります。受け入れ準備をうまく進めるコツをぜひ教えてください。

気をつけているポイントを3つシェアさせていただきます!

①サポーターを1名確保する

旦那さん、もしくは旦那さんが不在の日は友人をサポーターとして1名確保し、分担するようにしています。
旦那さんがサポーターの場合は、私がゲストの対応を中心に行い旦那さんは子どものケア、友人がサポーターの場合は、私が準備や子どもの対応で中座している間に積極的に会話をしてくれるよう、依頼しています。
昨今、国際交流に興味があったり、英語勉強中の社会人の友人がこの活動に興味を持ってくれて、声をかけると一緒に楽しく受け入れを行ってくれています。親子で来てくれることもあります。

②子どもが起きる前に準備を済ませる

受け入れの日は少し早起きして、子どもが起きてくる前に準備を済ませ、その後は子どもの対応に集中します。
ゲストが来ることで少なからず子どもも緊張すると思うので、ゲストが来る前は子どもの対応に集中して、「今日〇〇さんが来るよ~」「〇〇一緒に作ろうね~」と声をかけています。

③卓上で作れるお料理を出す

いなり寿司、ホットプレートでしょうが焼き、フライヤーでからあげ等、卓上でゲストも子どもも一緒に作れるお料理を選ぶことも多いです。
子どもも一緒に参加しやすいですし、キッチンに行かず子どものそばにいれるので、子どもも安心してくれているように思います。また、一緒に作ることで事前の準備の負荷も下がるため、あえてゲストと一緒に作るスタイルにすることも最近は多いです。

事務局)ゲストから、「一緒にお料理を作りたい」というリクエストを受けたことはありますか?どんなお料理を作りましたか?また、ゲストと一緒にお料理する際に役立つコツがあればぜひ教えてください。

受けたことがありますし、趣味がクッキングと書いている方にはこちらから一緒にお料理することを提案したりしています。一緒にお料理する時だけに限らないのですが、いつもゲストに合わせてテーマを設定して、そのテーマに沿ったメニューにするようにしています。そうすると、何を作るかあまり迷わないですし、どんなお料理でもゲストに自信をもって紹介することができます。

一緒に作ったものは、例えば以下のような感じです。

少しデコレーションしたいなり寿司

masako_muro3

家族全員デザイナーやデザイン専攻の学生だった時は、ちらし寿司のデコレーション

masako_muro4

和食マニアなゲストの時は、出汁からお味噌汁を一緒に作ったり、釜めし、茶わん蒸しなど


季節の和食のお弁当スタイル

masako_muro6

一緒に作ったのはいなり寿司だけですが、この日は友人が子連れで参加したので手が足りなくなると思い、事前に重箱におかずをつめて、取り分けの手間を省くように工夫しました。

事務局)「これはちょっと失敗しちゃったな」「困ったな」というお話があればぜひ教えてください。

失敗&困ったエピソードは、あまりないのですが、1つだけ!

ゲストと手まり寿司を作った時があったのですが、手まり寿司は小さいので結構たくさん作る必要があり、想像以上に時間がかかってしまって…。

とてもよく話すゲストで、一緒に作りながら話すのはすごく楽しかったのですが、一層時間が…笑。。。以降、てまり寿司はやめて、4~5個くらい作れば済むいなり寿司をするようになりました。

masako_muro2
ゲストと一緒に作った手まり寿司。想像以上に時間がかかると分かり、以降はいなり寿司を作るように。

▼室さんへのインタビュー後編はこちら
特別な料理でも、流ちょうな英語でもなく。一人一人のゲストに合わせた「ほんのひと工夫」を加えています


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?