2015寒露その1_2

秋のカラダ仕度in2016

2016年の秋

2016年、今年の秋は、密やかに激動の季節の移ろいを過ごしてきた秋でした。

4月に長雨、大雨があり、カラダには季節外れの湿度の影響がありました。

本来、温かい春には、筋肉や関節は緩み、冬の間のこわばりをときほぐして、のびやかな血行をとりもどします。
寒暖の差を感じつつも、徐々に暖かくなることによって、こうしたカラダののびやかさを獲得します。

ことしは4月の間、湿度が高かったため、関節や筋肉はかたよったこわばりを残し、十分なのびやかさをとりもどすことができませんでした。

5月には一時的な猛暑に見舞われ、急な暑さで充分なカラダののびやかさをとりもどせないカラダは、血流を高めて汗をかく準備ができませんでした。
春の運動会シーズンに、熱中症で具合を悪くする人も多かったですね。

そして、6月からの長雨、大雨は、日本全国に水害を及ぼし、秋本番を迎えても、雨の影響で野菜などの食材の発育にも悪影響を及ぼしています。

また、ことしは台風の到来が比較的早く、そして、例年よりもたくさんの台風が、日本に上陸しました。

気圧の影響は、関節、血管、呼吸器、消化器など、「中空の臓器」に負担をかけます。

伸びたり縮んだり、膨らんだりしぼんだりをくりかえす「中空の臓器」は、気圧がさがると充分に収縮することができません。

このため、屈伸運動やポンプする働きが十分に行えず、関節痛や血行障害、呼吸器症状や消化器症状を訴える人が多い夏から秋を過ごしました。

【秋のカラダ仕度in2016】のもくじ
・湿気払いとスキンケア
・カラダを動かして秋の風邪予防
・秋の風邪予防のお灸
・秋のおススメ食材


秋のカラダ仕度in2016

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