焼きそば焼いても家焼くな。
皆さんこんにちわ。
焼きそばと言うと皆さんは簡単な料理だと思うかも知れません。
だが、しかし、手順が簡単であるからこそ本当に旨いものを作るのに食材や調理に深い理解が必要なのではないかと思う。
チャーハン、野菜炒め、味噌汁、例を挙げれば枚挙に暇が無い。
今回は一つずつ焼きそばの旨さを検証していこう。
まず今回の焼きそばの定義を決めましょう。
焼きそばには色々な種類がある。
ソース、塩、醤油、餡掛け等。具の変化も鑑みれば千万変化と言える。
なので今回の焼きそばは私の今日の気分でソース焼きそば、具は豚肉とキャベツ、ニラとさせていただきたい。
玉ねぎも入れたかったが無かったのだ。
では改めてソース焼きそばの旨さとは何か。
大きく三点解説しようとおもう。
まずは具、及び麺の焼けた風味であろう。いわゆる焼き目というやつである。
毎回繰り返し言うが焦げといっしょくたにしてもらっては困る。
程よい食感とほとんど感じない程度のアクセントとしての苦味。
黒くて、ガリガリで苦いところまでいっては台無しなのでそこのところはふまえておいていただきたい。
話を戻しましょう。具は具、麺は麺でしっかり焼き目をつける。
焼き目をつけるときはむやみに動かさず少し我慢するこれがコツと言える。
調味料を入れるとすぐ焦げるので必ず味付け前に焼き目をつけることである。
続いてソースの焼けた風味。
焼けた具と麺をソースであえただけでは美味しくない。
しっかりとソースも火を通し、香りを引き出し、煮詰まって味が絡んでいる状態を目指さねばならない。
焦がさず、それでいてしっかり焼けている状態を作る。
これも旨さの1要素であろう。
そして最も大事で基本に乗っ取ったものを最後に。
出来立てすぐ熱いものを食べる。
これは基本にして最重要事項である。
焼きそばが焼けて、家族を集めて、ご飯をよそって、味噌汁をつけて、お茶をいれて…
冷めてる!
もう冷め始めてる!!
焼き始める前に声をかけて、ご飯もお茶も旦那なり、子供なりにやらせれば良い。
その方が皆、旨いものを食べれるのだから文句があるやつが居るわけないでは無いか。
出来た瞬間、席について皆で食事を始める。
これが旨さのコツの最後のひとつである。
という訳でそれをふまえて作っていこう。
キャベツは大きめに切る、食感に変化をつける。
キャベツと麺、それぞれ焼き目の強い弱い。このグラデーションが有ることも大事なのでそのように。
ニラは標準的日本人が食べやすい大きさ。
つまり三センチ弱くらいが目安だろう。
肉は豚コマなので大丈夫だと思う。
キャベツの芯やニラの根っこの方の太いところは汁物の具にしてしまおう。
これは後で卵を流して玉子スープにする。
次は肉と野菜を炒める。
少し油をひいて豚肉から脂を出し、その脂でキャベツを炒める。
焼き目がついたらニラを入れ、即座に塩コショウ。
混ざったら、後々焼きそばを入れる皿に避難させる。
次は麺を焼く。
軽くほぐして油をしいたフライパンで少し低めの温度からジョジョに全体的に焼き目をつける。
いきなり強火でやると焦げるので時間をかけて焼き目をつける。
表面ができたら全体を混ぜてもう少し焼く。
全体にグラデーションをつける為である。
味付けは別にしなくてよい。
スパイス好きなら胡椒だけはしてもいいかも。
麺が焼けたなら横に避けておいた具を投入。
ソースもかけて軽く混ぜる。
ソースが鍋底に達して焼ける音をしっかり聴いてからもう一回混ぜる。
味を見て、もう少しソース。
そのソースもフライパンに接してちゃんと焼く。
味が決まれば完成です。
普段なら箸をどけてキレイに写真を撮りますがすぐに食べたいのでそのまま行きます、いただきます。
結論からいきましょう、三、四人前の焼きそばを作るのに家庭のフライパン、コンロは小さすぎますね。二人前が限界です。
皆さんは気をつけて下さいね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?