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「里山物語」感想や雑談

あいにくの雨でしたが、大江千里さんに逢えるうれしさに、もう天候はささいなことでした。
二年前の夏にファンになって、しかも気づいた時には千里さんは日本にいない。
しかも世界的な感染症の真っ只中、そんなこんなしているうちにガンの告知。
もしかしたら一生逢えないのではないかと悲観的になった。

そんな矢先の「4つの夏物語」。
しかも北信越地方に来てくれると知って、人生最大のラッキーチャンスと思いました。
近所の八幡様に
「家族がいつまでも健康でいますように。ワンコたちが穏やかに長生きできますように。大江千里さんに逢えますように」と、
賽銭箱に小銭を投げ入れ、この三つを神様にお願いしていた甲斐がありました。
生きててよかった、ホントそれな。

奮発してプレミアムチケットを購入したし、販売時刻と同時に購入した。
執念というか(怖っ)、最前列の千里さん真正面の席を確保できた。
わ~い! 千里さ~ん、覚えてますか~?
これ以上の至近距離で千里さんを拝めるのはもうないだろうってくらい、良い席だった。
感染症収束後にハグしてもらえたなら、距離が0cmになるんだけどな♡
コホン、妄想はこれくらいで。

二年半ぶりの帰国コンサート初日で、直接ファンのみなさんの顔を見ながらどんなお話をされるのかがとても興味深かった。
私が下手に千里さんの言葉のニュアンスを変えることはしません。

時々言葉をつまらせながらお話しされたMCを読んでいただければ、千里さんの心情が分かる気がします。
配信チケットも購入して、千里さんの言葉一文字ずつ拾って良かったと感じています。

***

外の雨音が聞こえてくる中での「Rain」は贅沢な時間でした。
目の前で千里さんご本人が「Rain」弾いているんですよ~!
その曲の主人公になったようでした。

Pop時代の曲は、指が奏でる鍵盤から千里さんの歌声が聴こえてくるようでした。
脳内で千里さんの歌声を再生してノリノリ♪
「ジェシオ'S BAR」は、go go! って拳を振り挙げたかった。
やってもよかったのかな?
もっともっと早くにファンになって、コンサート会場で踊りたかったな。

「Bikini」はいつも配信のチャットで👏👏👏ってしていたけど、リアルに手拍子できたーって感動しました。
いいね、会場の一体感が。

「The Adventure of Uncle Senri」が一番楽しかった。
リズムにのって体揺らしたり手拍子したり、すごくワクワクしました。

ずっと千里さんの曲を聴いてきた方々にとって、それぞれの曲に自分の経験がリンクしているんだろうな。
「千里さんの曲を聴くと高校生だった頃を思い出します」というコメントをよく見かけるけど、すごく羨ましすぎる。
これはもう千里さんと共に年月を重ねてきたファンの方々には敵いません。
でも、私が今まで聴いてきた音楽を悔やむことはしたくない。
今この時代で千里さんに出会ったのに何か理由があるのだと思う。
この二年間、ものすごい勢いで私は千里Songを吸収している。
日本中の片手指で数えられるくらい、千里Songを聴いてんじゃないかな?(←言い過ぎ)
うちのわんこたちは、ぴちゃんの次に千里Songを聴いているのは確実だと思う。

この胸からこぼれ落ちそうな気持ちってなんなんだろう。
“愛”というド直球な表現とは違うなあと感じていたけど、今回の里山物語で千里さんが言っていた
「ロイヤルな気持ちというかLOVEというかリスペクト」
がまさにそう! と納得しました。
いろんな想いがマーブル模様のように混じっています。

私は音楽の難しいことはわからないけど、千里さんが作るメロディーは心が躍る。
家で配信を観ていたら、息子(25歳)が「Wallabee Shoes」で通りすがりにステップ踏んでいたのを私は見逃さなかった。
Spotifyで「雪山へおいでよ」を聴いていたら、ロックンロールベイベー♪って一緒に歌っていたし。
心も体も躍るでしょうとほくそ笑む私。

岩岳の頂上はしっとり濡れて秋の気配を感じた。
下界もそろそろ朝晩は涼しい。
この肌寒さが里山物語と相まってギュっと切なくなる。
大江千里さんとの思い出が新たに刻まれる。

次に千里さんに逢えるのはいつかな?
里山物語の思い出を大切に胸にしまって、淋しくなったら引き出そう。
水たまりをよけて歩いた道も、木々の葉をたたく雨音も、肌にまとわりつく湿った空気も、山並みをかすめるもやも、私は絶対に忘れない。

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