「里山物語」セトリ＆MC（Spotify Playlistもあるよ）

2022年8月28日 00:38

いやー、会えました。
（会場からの盛大な拍手に両手を大きく振って笑顔で答える千里さん）
（雨が降る外をながめて）外が霧がかってて、ゴンドラから直結してこの場所に来て、リハやって着替えて今、スペシャルドリンク持って出てきました。
そんな訳で皆さん、気持ちだけでも乾杯してください。
（グラスを高く掲げて）「会えたー！ Whoooo! ようこそー！ Yay!」
（手を振りながら）配信をご覧の皆さんもぜひ、水でもお酒でも思い思いのドリンクで乾杯してください。

（小さく「一緒に」と言って、一口ドリンクをおいしそうに飲む）
なんか雨っていう感覚も全くなく、こうやって生で何年かぶり、もしかしたら初めての方もいるかもしれない。
「会えたっ！」っていう、もうその気持ちだけでいいっていう。
しかもこの山頂まで来て、いろんな気持ちを持って集まったっていうそれだけでね、始まりの時を刻めるんだっていうね。
心が今すごくワナワナ感動してます。
今日は最後までごゆっくり！

♪Rain

Thank you!
えー（外の雨に目をやって）嵐、なんか……(笑)。
これ（iPhoneを持ちながら）僕、英語の使ってるので「Thunderstorm」って出てて。
嵐！？　じゃあ「雪山へおいでよ」をやる時は「嵐山へおいでよ」って、ちょっとおかしいな。
「雨山」でもおかしいし。
まあ「夏山」だよね。
いろんな表情のある（山の景色）。
では、いきましょう。

♪雪山へおいでよ
♪ワンダーフォーゲル部
♪Bikini
♪WE ARE TRAVELLIN' BAND

Thank you! ありがとう。
日本に帰ってきて久しぶりにやったことは、まず何だっけな。
鰆さわらの西京焼き食べて。
で、後は何をしたかな。
カレーを食べて。
ま、いつもと変わんない。
まだ温泉も入ってないし。
日本に帰ってきたっていうだけで、なんかちょっとうれしい。
（いろんな思いがあるのかな、言葉が出ない感じ）
日本で演奏する大江千里Songは格別な感じがします。
（会場から大きな拍手）
きびなごを食べた。
（キュートに目を大きくしながら。会場から笑いがおこる）
あのちっちゃいやつ、黄色いやつね。
苦味があって美味うまかったなあ、きびなご。
魚の話ばっかりしてて、次の曲が「魚になりたい」ということで、ちょっとどうかなと思いますけども「魚になりたい」。
そして林（バックの林を振り返りながら）、「竹林をぬけて」。
僕のセットリストに「竹林をむけて」って書いてあるんだけども(笑)。
自分で竹林をむくってどうだろうね。
こうむいてむいて、おひたしにして食べるんですかね。
「竹林をぬけて」そして「DUBIDUBIDUO」3曲続けていってみよっ！

♪魚になりたい
♪竹林をぬけて
♪DUBIDUBIDUO

どうもありがとう。
ありがとうございます。

久しぶりに弾く曲もあって、結構自宅でずっと練習してて、なんか不思議な現象がいっぱいあった。
あのー、なんか
（「魚になりたい」を弾きながら）
ここをさ、
（「魚になりたい」を弾きながら）
あれー？　これって！？
そういう現象とかですね、もう魚はそういうのいっぱい詰まっていましたね。
（「魚になりたい」を弾きながら）
っていっちゃうとこれがずっとループで、さらに1番のB（メロ）にいけない。

後やっぱ、ワンダーフォーゲルね。
ワンダーフォーゲルは歌でもあんまりやったことがないものすごい音域で、こんな広い音域の曲をよくこのシンガーの人は上手に歌ってるなって、キュートなボイスで、そんなことを思って、難しい曲だなーなんてね。
でもホントによくできてる曲。
（会場からの拍手喝采に(*´σｰ｀)ｴﾍﾍと照れくさそうに笑う）
（肩をすぼめて）「てへ、てへ、ペロ♪」みたいな(笑)。
「もう！　誰が書いたーん？　俺やーん」っていうね(笑)。
あのお、すみませんね。
ここでチャンネルを替えないでください。
チャンネルというのがかなり古い感じですけれども。

もうネットで今中継されて、この後も3日間24時間楽しむ（ことができます）。
もうホントにみんなで後で、雨が止んだらデッキまで散歩して、一緒に記念撮影しようかななんて思っていますけれども。
ぬかるみの中で浅間高原以上の大変なドロドロになってしまうでしょ。

予定があったりいろいろあって、家で楽しんでくれている人もたくさんいると思うんでね。
なんかホントに感じますよ、圧を。
この、何て言うのかな。
思いのリスクを背負って、でもそれよりも期待と不安と僕への……　
勝手な事言ってますけど、ロイヤルな気持ちというかLOVEというかリスペクトというか、そういうのをいっぱい詰め込んでゴンドラでギューッとなりながら上に上がってきてくれたYou! You!! You!!! You!!!!
ありがっとー！！

Whoooo! OMG!

1番難しかった曲をやりたいと思います。
これは歌詞が、言いたいことがすごく詰まっている「THIS IS MY LIFE」。

♪THIS IS MY LIFE

ヤバい、時間が押してる。
デビュー40周年ということで、ありがとう。
ワラビーでデビューをしてお店に初めて行って、そこでカラオケで歌った日の事を覚えてますね。
当時、まあ今日もそうだけど、有線マイクで「ワラビーワラビー脱ぎ捨てたら」って言いながらフェードアウトしていくんで「あ、困った」と思ってその時に上手かみてにフェードアウトしたら、マイクのコードが下手しもてになって。
こーんな突っ張っちゃって、しょうがないんでその場でちっちゃくなったっていうね。
でも切なかったなー。
「ありがとうございましたー！　よろしくお願いしまーす！」って裏口から出たら、僕が帰る時に裏口に「WAKU WAKU」がいっぱい棄ててあって、見本版が。
「そうか、厳しい世界だな」と思って、落ちている見本版を誰かに拾って「これステキなんだよ」って言ってくれるような存在になんなきゃなというふうに思いましたけれども。
まあ、山あり谷あり、降って晴れて。
そしてジャズの道に行ったけども、40年という月日をこうやって音楽家として今も、音楽を愛し音楽に励まされながら音楽の中で生きていけてることを、今みんなに愛を注がれながら、すごくグッて気持ちが……
うん、あの。グッってギュってなってます。
嬉しい気持ち。
40年かけて味わえる。

まあ、こんな話を長くやっていると、もう麓へのバスが、最終が出てしまい、ここで皆さん雑魚寝ってことになりますんでメドレーいきたいと思います。
11曲あります。

♪10 People 10 Colors
♪Never See You Again
♪Wallabee Shoes
♪ふたつの宿題
♪赤茶色のプレッピー
♪六甲GIRL
♪SEXUALITY
♪平凡
♪昼グリル
♪コスモポリタン
♪あいたい
♪フレンド

♪去り行く青春
♪The Adventure of Uncle Senri
♪YOU

♪夏の決心
♪ジェシオ'S BAR

里山～！！

（ステージの後ろに降りてせり下がる千里さん。アンコールの手拍子に、ニコニコ笑顔で再びせり上がってきましたよ）

Yaaaay! Thank you!
うわー、ありがとうございます。
（iPhoneで時間の確認をしながら）時間との戦いでございます。
やっぱり里山物語ということで、急遽これはやっぱりやった方がいいな。
僕のジャズの一枚目の「Boys Mature Slow」っていうアルバムの中から「Camp Sweetheart」という曲を聴いてください。

♪Camp Sweetheart

ありがとうございます。

（鳴りやまない拍手。ワインクーラーからボトルを取り出す。頭から浴びるまねをし、頭と肩のしぶきをパッパッと払うしぐさ）

えー、40周年。
来年、かな？　40周年。
きっと、僕はジャズを作っているのでジャズのフィールドで頑張っていいアルバムを作る。
そこが40周年のゴールになると思います。
しかし、こうやって感じた今日の手拍子とか嬉しそうな顔とか気配とかうなずきとか、そういうのをいっぱい持って帰って思い出しながら、新しい曲を書いたりPop時代に命を込めて書いてきた曲を大事に少しジャズの方に持ってきて作ったり。
今日は口幅ったいようだけど、とても贅沢な宝物をもらって。
もともと僕は持っていたその宝物を今日また気づけた。
そんな日だったっていうふうに思います。
きっと神様はどこかで見てて、デッキのあの先で太陽に照らされ風に吹かれながら、山並みをバックに演奏するのも里山物語だったのかもしれないけど、僕たちのリアルドラマティックストーリーはこの場所で、ここでのこの気配と緊張感と、ちょっぴりの不安と期待と、そして最後の笑顔と拍手。
ここに僕は凝縮されたと思ってとっても今日、最後の瞬間うれしかった。
きっとまあいろいろ、僕が年齢を重ねているようにみんなも経験をしていろんな思いを持ってここにいると思うんで、これからも僕は音楽の中にいて、音と時に格闘して、時に一緒に泳ぎながらみんなにメッセージを送り続けます。
きっとどっかでこの距離で、もしくはたまーに離れてしまったとしても、どこかで必ず気配を感じてそのメッセージを受け取ってくれるというふうに思います。

最後にもう一曲演奏します。
バスの最終便がね、あともう少しで来ちゃうんでね。
今日は配信のみんなも途切れることなくご覧になれたでしょうか。
これから3日間ご覧になれますので、24時間思いっきり今日のこの白馬での時間を何度も何度も楽しんでください。
今日この会場に来てくれたみんな、本当にありがとうございます。
心から感謝。