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夫のおつかい

ボディソープがなくなりそうだった。
夫が「俺買ってくるわ」って。

「いつもよりお高級なの買ってきた」ってニコニコして帰ってきた。
え、すごく高いの?
それとも、すごく香りがいいの?
いろんな意味でドキドキした。

……ごめん、夫。
それ、そんなお高級じゃねんだわ。
わりとリーズナブルな値段なんだわ。
私は心の中でつぶやいた。

「わあ! ありがとう♡」
子どもと夫は褒めて伸ばすタイプです、私。

いかに私が普段から、ケチケチした買い物してたか思いしらされた。
恥ずかしや。
と同時に、私を喜ばせようとドラッグストアの棚の前で、あれやこれやと選んでいる夫の姿を想像したら、感謝の気持ちでいっぱいになった。

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