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潰瘍性大腸炎になった話③

前回の内視鏡検査の後に「潰瘍性大腸炎の疑い」という事で、薬が処方されました。

まだこの時点では、潰瘍性大腸炎だと診断はされていませんが、血便が収まらないということで、処方していただきました。

今回は処方された潰瘍性大腸炎の薬について、少し調べた事と、服用(使用)した感想を書いていこうと思います。

潰瘍性大腸炎の治療薬について

今回処方されたのは「リアルダ」と、「レクタブル注腸」という薬です。

リアルダは経口薬、レクタブル注腸は、直腸から注入する泡状の製剤です。

リアルダや、レクタブル注腸の他にも、ペンタサやアサコールといった、

一般的に大腸の炎症を治療する為に処方される薬は、メサラジン製剤と言います。

メサラジン製剤は潰瘍性大腸炎治療薬の中でも、軽症から中等症の患者向けの薬で、大腸の炎症部分の粘膜を抑制する働きがあります。

重症になってくると、もっと強いステロイド治療薬が処方されるようです。

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処方薬「リアルダ錠1200mg」

リアルダはメサラジン製剤の中でも、比較的新しい新薬となります。

1日1回、4錠の服用は、飲み忘れも無く便利ですが、錠剤の大きさが大きく、小指の爪位ある大きさで飲み込むのが大変でした。

大腸の入り口付近でコーティングが溶け、特殊な技術により薬の成分が大腸の中で長く効くようになっているようです。

飲み始めて一番驚いたのは、毎日のお通じの際、時々薬が一緒に出てきたことです。

ゴーストピルといって、薬の殻が出てくることがあるようです。

きちんと薬自体は腸に吸収されているので、全く問題が無いそうで、

ただの薬の殻なのですが、初めて見た時は、飲んでただ通過して出てきたのか?!と焦りました。

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処方薬「レクタブル注腸2mg注腸フォーム14回」

レクタブル注腸(成分:ブデソニド)は泡で出来た薬剤です。

リアルダ同様、レクタブルも比較的新しい新薬です。

排便後に直接注入するのですが、泡なので有効成分がとどまりやすく、

活動期に薬剤を注入することにより、直腸からS字結腸に炎症がある場合、素早く炎症を抑制する効果があるようです。

髪の毛に使う泡タイプのワックスのような感覚で使用できます。

初めて使ったときは気になりましたが、徐々に慣れていきました。

持ち運びしやすい小さめなサイズ感なので、旅行にも気軽に持っていく事ができます。

アルミ缶を手で温めてから、フォーム剤を垂直に投与します。

1日2回なのですが、忙しい朝は手で温める時間が無かったので、自分は会社へ行く支度をしながら脇に挟んで温めていました。

薬物相互作用に、グレープフルーツとあったので、本剤を服用している際は避けた方が良いかもしれません。

1瓶14回使用でき、薬価は1瓶あたり¥6,940.60円です。

リアルダも割と高いので、潰瘍性の薬はお金がかかるという印象ですね。

ちなみにリアルダの薬価は1錠あたり、184.1円、1日4錠。1日736.4円もかかります。

病気になるとお金はかかりますが、藁にもすがる気持ちだったので、

次回の診察まで祈るような気持ちで、薬を飲んでいました。

(④へ続く)


















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