もしかしたら、このまま朝なんてこないんじゃないか。
みなさん、こんにちは、こんばんは。
たけだです。
大学生の夏休みというものは、
案外時間を持て余すものでありました。
横で必死になって夏休みの宿題をこなす妹の
読書感想文を代筆しながら
ふとそんなことを思います。
このご時世、気軽に外にも出られませんし、
かと言って前期の期末試験が終わってしまえば
特に課題も与えられず
ただ、ほけっとした時間がのんびり過ぎていきます。
何か資格を取ってみようかと調べてみても
この世の中は世知辛く、
何をするにもお金が必要でした。
アルバイトは先月契約が切れて
新しい場所を探しています。
先日面接を終えて、只今結果を待っております。
ただ、こちらも世間は不景気なようで
人員を増やすのは難しい状況らしいのです。
だから期待はせず、待ちます。
このままでは駄目だと、詩の新人賞応募に幾つか作品を出すことにしました。
7月から制作を始め、今日ようやく全ての封筒を投函することができました。
私の書いたものが少しでも多くの方の目に止まりますように、願いを込めて。
先日までの不安定な天気が少しずつ落ち着いて、
残暑に苦しめられています。
今日は朝からきちんと朝ごはんを食べました。
久しぶりにコーヒーを飲んで、カーテンを開けました。
パソコンに向かって、作品の最終チェックを終えて
封筒に宛先を書き、朱書して、私のこの2か月がぎゅぎゅっと詰まった愛くるしい我が子が完成しました。
今からこの子達はそれぞれ全国各地へ旅立っていくんだなぁ。
そう思うと少しわくわくしてしまって。
結果より何より、一人でも多くの方の感情を奮う作品が創りたくて、少し世界観が暴走してしまった節があります。
反省反省。
ここ数ヶ月詩を主に書いてきました。
大人の方の詩を読んで、勉強しました。
その集大成として、まずは一段落。
彼らを旅立たせることができたので、安心です。
私の自宅から郵便局までは徒歩で約20分。
免許のない私は手段を選ばず、徒歩です。
母親に貸してもらった日傘を盾に、ジリジリと暑い道を少しずつ進んでいきます。
蜃気楼がもわもわしていて、
背中の筋を汗が何度も流れていきました。
いつも歩く時はイヤフォンを耳に歩きます。
しかし、今日のイヤフォンちゃんは少し不機嫌な様子で、うんともすんともお喋りしてくれませんでした。
そういう時もあるよね。
と私はイヤフォンを置いて家を出ました。
久しぶりに歩いた私の街には、知らぬ間に沢山の建物が増えていました。
聴こえてくる音も何だか少し変わった気がします。
郵便局からの帰り道、やけに楽しそうな声が聴こえるなと辺りを見回しますと、川の少し向こう側で半袖短パンの少年達が3人。
虫かごを片手に、楽しそうに昆虫採集(?)をしておりました。
その光景を見て、
相も変わらず私はこの街が好きだなと
ただそう思いました。
最後の足掻きと泣き喚く蝉達を鮮やかな緑が優しく包み込み、蜃気楼はじわじわと空へ帰っていく。
先月の緑とはどこか違う。
脈を打つように少しでも高く高くと枝を伸ばしていた先月の緑じゃない。
同じように鮮やかだけれど、どこか終わりを悟ったような顔をした限りのある緑。
八月末。私が気付いていなかっただけのようで、この世界はまだまだ夏だったみたいです。
こんなご時世に、外に出て騒がしいと言う人もいるかもしれないけれど、今この時代には、彼らのような無邪気さも必要なのではないか、と思うのです。
素敵な少年達に希望を乗せて、この時代の行く先は真っ暗なんかじゃないぞ、と満足感一杯で帰路を辿りました。
最近涙脆くなったし
相変わらず様々なものに影響を受けやすい私だけど
ここのところ毎日、目の前の物を素直に受け取ることって難しいことなんだと思いながら生きています。
目の前の「素敵」を素直に言葉にできないことが多くて、少し悲しくなってしまうこともあります。
ピーターパンやトトロじゃないけど、
子供の頃にあって、大人になるにつれてどんどん失われていくものって沢山あって
その一つが、物事を素直に受け取る力だと思います。
子供の頃って、素敵なことで毎日が溢れていて
語彙力や知識こそ大人に劣りますが、
同じ物事に対する純度と言いますか、
スケールの大きさと言いますか、
何と言うか人生における割合みたいなものって
圧倒的に子供の方が大きいんですね。
そりゃあ生きてきた年数、母数が違うので
当たり前と言えば当たり前なのですが。
例え話をしましょう。
例えば、絵本ってバッキバキに抽象的な言葉が多いじゃないですか。愛とか友情とか。
でもそんな絵本でさえも、小さな頃ってキラキラしていて、素敵でお気に入りじゃないですか。
子供がポロッと放った言葉に偉い大人様が涙させられることってあるじゃないですか。
社会が傾くことってあるじゃないですか。
いくら賢い大人達が頭を絞って捻り出した洗練された言葉だって、ストレートな子供の言葉には叶わないじゃないですか。
それって子供の物事に対する純度が関係しているのではないか、と最近思います。
言いたいことが分からなくなってきましたが、
とにかく物事を素直に受け取って、そのキラキラを与えられたままに吸収できる子供ってある意味大人の語彙力や知識を凌駕すると思うんです。
大人が子供のキラキラと触れ合う機会を取り上げちゃ、勿体無いと思うんです。
大人に片足を引っ掛けたたけだは少年達を見ながらそんなことを考えていました。
少年達は何も気にせず、彼らの夏を楽しんでくれたらそれでいい。
ここ最近、昼夜逆転の生活を送り続けています。
たけだです。
困ったことに夜が更けるにつれ、何だか言葉にできない無双感に襲われて(?)
あれ?
もしかしたらこのまま朝なんてこないんじゃないか?
という謎の自信に満ち溢れ、夜更かしをカマして明け方に疲れ果てて眠る。
そうすると次に目が覚めた時、正午を回っている。
そんな史上最悪のダラダラ生活を送っています。
14時に目を覚ました時のあの虚無感ったら
他にありゃしない。
と、自分のお腹のキャパを考えずに調子乗って2つ頼んだドーナツを前に、つらつら書いております。
行きつけのドーナツ屋さんで友達がアルバイトしているのですが、先週お邪魔した時にシフトだったようで、久しぶりに再会しました。
そして今日、たまたま先週と同じ服を着て「今日はさすがにシフトじゃないだろう」とフラグを立てながらドーナツ屋さんに赴くと、案の定私のレジをその子が担当してくれて、何とも言えない気持ちになりました、たけだです。
そんなことどうでもいい。
たけだの友達、可愛い。眼福。
そろそろお開きにしましょう。
今日も独り言にお付き合い頂き、ありがとうございます。
素敵な一日をお過ごしください。
残暑、吹き飛ばして参りましょう。
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