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あの人のタバコの銘柄だけが思い出せない

こんにちは、こんばんは。
たけだです。

またお久しぶりになってしまいましたが、そんなことはいつものことなので、気にしないのです。

たけだは、大学2年生の授業を全て修了し、地獄の試験期間、大量のレポートを乗り越え、ついに、春休みに突入致しました〜〜祝!
春!春最高〜〜!!浮かれております。

3年生に向けて、しっかり充電しながらも、就活やら教員免許やら、勉強やら何やらかんやら準備の時間にしたいと思います。

それでも今日くらいは浮かれさせてくれ、、、

さあ、2023年も始まったかと思えば、もう2月ですね。早いものです、ええ本当に。

本日のテーマは「エモい」です。

エモいという言葉が流行り散らかして、もう数年。私はなるべく、この言葉を使わないように心掛けてはいるのですが、時に、「この感情、言葉にできない!」という感覚に襲われ、ついつい「これが、エモいということなのか」と考えてしまいます。

例えば、去年の12月。私は初めてバイト先の「忘年会」というものに参加しました。
確か、「初めまして、『真面目』な私」でもお話したような気もしますが、うちのバイト先は結構やんちゃな子が多いんですね、これが。

忘年会なんて、治安の悪さ天下一武道会状態です。
お店をほぼ貸し切って15人くらいで行われたのですが、お酒を飲むわ飲まされるわの大惨事。
タバコを吸う子も多いので、店内喫煙OKのお店だったのですが、中盤から肉を焼く煙なのかタバコの煙なのか、分からない状態。モクモク。臭い。机の上には、空になったタバコの箱、吸殻、氷の溶けきったグラス、少しだけ余っている枝豆、誰のものか分からない携帯。

私も珍しくお酒を沢山飲んで、ほわほわと酔い心地だったのです。
それでね、例のね、これまた「初めまして、『真面目』な私」でご紹介した、あの子と話し込んでいて。

その子も、タバコを吸うんですよね。
正面に座った彼がタバコを吸っているのを、私は散らかった机に肘を付いて見ていたのです。
何のタバコだったか。銘柄は全く思い出せないのですがね。

顔は随分と火照っていてね、心臓の音が耳の近くで聞こえてね。正直、眠くて。

だから、その子とどんな話をしたのかあまり覚えてはいないのだけれど、私、彼のタバコの煙が宙に解けていくのをただボーッと見ていたの。

白い煙は生きているように、しばらく宙に漂っては、溶けていく。あとは、その繰り返し。

空になったタバコの箱を潰す音、ライターに火をつける音、「女の子」じゃない筋のある腕、そして独特な煙の匂い。
その全てが強烈に残っている。誰と、どんなことを話しながら帰ったのかは覚えていないのに、そんな些細な一瞬の出来事を鮮明に覚えてる。

鮮やかなあの夜のこと。
戻りたいけど、戻れないから美化しておきたい、あの綺麗な記憶。

今でも、タバコを吸っている人を見たり、煙の匂いを感じた瞬間にその光景が蘇ります。

その一連の流れを繰り返すうちに、この何とも言えない感情が「エモい」なのか、そうか、悔しいな。と思うようになりました。

悔しい。
今の私は、この感情を言語化できるほどの語彙を持ち合わせておりません。
いつか必ず見つけ出してみせます。

そうですね。
もしかすると、「エモい」は「お預け」なのではないでしょうか。

今の自分には持ち切れないその感情をお預けして、未来の自分がその瞬間を思い出した時に、きっと素敵な名前をつけてフォルダリングしてくれる。それに期待して、今はこう呼んでいる。

だから、今は沢山の「エモい」で溢れていても大丈夫。それが、いつか。
懐かしいでも、切ないでも、戻りたいでも、恥ずかしいでも、そんな自分だけの素敵な記憶になるはずです。目がチカチカするほど鮮やかな、そんな思い出になるでしょう。

そんなことを考える日暮れ。
春はもうすぐそこですね。

「エモい」のお話、終了。

私が愛してやまない櫻坂46の新曲「桜月」のMVが公開されました〜〜!
春にピッタリな、彼女たちらしい一曲。
特に好きな歌詞をおすそ分け。



暗い夜空の先 確かに今も 満開の桜が見える
あの花は僕が大好きだった人だ

大人になって 
夢や理想が思うようにならなくなっても
あんなに美しい散り方ができたらな


春ですね。
空は、藍色からアイボリーブラックへ。

たけだは最近、1人カフェ巡りをしています。
喫茶店を巡ってはフレンチトーストばかり食べています。甘い物、食べ過ぎぃ。

でも、いいのです。
だって、自分のご機嫌は自分でとらなきゃいけないから。どんなことに対しても、余裕を持って優雅に参りましょうね。

またすぐ書きます、たぶん。
またね(^-^)

スペース・ブラック?
ギャラクシー・ブラック?
ミルキーウェイ・ブラック?

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