見出し画像

花、雨、夢、幻、美容院


絹を広げたやわらかな朝

主役は渇望していた

その手で

何を?

のどから手をのばして

いいや

土から乾いた手を生やして

何かを欲しがっていた

私のお弁当ならあげない

菫の砂糖漬けを詰め込んできたの

手放された白い花びら

轍に   ひらり   後を濁さない

全部持っているじゃないか

よくばりだな

あまい香り   ずん   腹に流れてくる

春はもう   満ちているじゃないか


お久しぶりです。
お久しぶり過ぎています、武田です。

大学2年生になりました、なれました。
文字通り浮かれてます(?)

またまた詩の会(詳しくは「夏の宿題に頭を悩ます大学生の話」をご参照ください〜)で、ある宿題をいただきました。

冒頭の詩はその宿題で、私が「花見」をテーマにふわっと考えたものです。

私のだいすき、梶井基次郎に感化されまくりな作品かもしれません。

「桜の樹の下には」を読んでからは毎年、「この桜の根元にも死体が埋まっているのかな」と考えながら桜を見上げるようになりました。

満開の桜はそれほど妖艶に人を魅了しますよね。

そんな桜を見ながら、ふと思いました。

「何か桜の木って、人の手みたいやなぁ」

地面から誰かが、何かを求めて必死に手を伸ばしているように見えます。

少し不気味で、だけれど不思議で。

満開の桜はそこに存在しているだけで、人々を魅了するのに。注目の的なのに。

それなのに。

春はもうこれ以上ないほど満ちているのに、これ以上他に何を求めるものがあるの?

そう思ってこの詩を書きました。

その際に実地調査という名目で桜を見に行きました(嘘です、ただのお花見です)。

すると、思っていたより桜の木って細いんですね。

そして意外とつるつるしています。

もっと皺があってカラカラしているのかと思っていたので、少し驚きました。案外若い。

その根元に埋まっているのは、死体なのか、それとも、、

春は無条件にわくわくしますね。

この春、私自身が新しい環境に身を置くことはありませんが、遂に大学も2年生ということで。

駅や電車、または学内で初々しい1年生を見かけてはにやにやしています。
可愛い〜〜

そしてあの春の日からもう1年が経ったと思うと、早過ぎて震えます。
もう言い訳のできない大人なのだなぁ。

たけだは昨日久しぶりに美容院に行きました。

美容院もわくわくしますよね。
行くだけで「女の子」を満喫できる、最高に素敵な場所です。
陽の光に新しい髪色を透かして歩く、あの帰り道がだいすきです。
ふとした時に、いつもとは違う香り。
だいすきな瞬間です。

私に限ったことではないと思いますが、人にはその人だけの「わくわくする言葉」があると思います。

花、雨、夢、幻、美容院

私をどきどきさせてくれる言葉たち。
もっともっと沢山あります。

そしてその言葉たちでドンピシャにいつも私を射抜いてくれるindigo la End、、(?)
何者ですか、ほんとうに。

すみません、脇道に逸れてしまいましたが、今回お伝えしたかったことは僅か。

春は無条件にわくわくしますよね。
ということだけです。

それでは、今年もお手柔らかによろしくどうぞ。

今日も独り言にお付き合いいただき、ありがとうございます。

素敵な一日をお過ごしください。

では。

たけだ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?