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窓際 目の際 あなたの傍に


さあ、旅支度をしよう

トランクに宝物だけを詰め込んで

宇宙へ高飛び

みんな、おやつは300円までですよ

飛び込んだ海の中

酸素はあまり好きじゃない

林檎飴はお好き

大丈夫、苦しいのはほんの少しだけ

靴擦れの後、剥がれていく絆創膏

沈んでいく青の中、夢のような雨が降る

歌姫が尾を引く走馬灯

あの日、テストの白紙一杯に書き出した今朝の夢

秋の夜長に聴き流したラジオ

懐かしいジャムの味

何処にでもある特別な感情はここに飾っておこう

チカチカッと見えた甘い流れ星

そんなモノ、惑星から誰かがポイ捨てした
ただのゴミ



世界が変わるのはいつだって一瞬

淡い暁が朝の近きを告げた

地に足を着いていない私

言葉を遺したいと思うほど
こっちの世界に唆されてはいない




今日纏めた
素敵だなと思う言葉の羅列です。
詩とかエッセイとか
そんな格好良いものじゃないけれど、
誰かのお気に入りの言葉になれたら
とても嬉しいです。

今日お天気雨が降っていました。
眩しい青が目に染みる、この季節。

奇しくも私はこの天気に弄ばれておりました。

駅を出て立ち尽くす。
一瞬悩んで、頭で天秤。

結果、肌で跳ねる雨粒。

その一つ一つに耳を済ませながら、
驟雨に踊らされました。

昔読んだ大好きな小説の一説に
良く似合う天気でした。

周囲が真暗なため、

店頭に点つけられた幾つもの電燈が

驟雨のように浴びせかける絢爛は

周囲の何者にも奪われることなく

ほしいままにも美しい眺めが

照らし出されているのだ。


素敵な言葉って幾つになっても
「素敵だなぁ」と思う。

そしてそう思えることも、また素敵。

小走りで急いだ青い路地。

小学生の男の子3人が
騒がしく私の隣を駆け抜けていきました。

真っ白な半袖が目に眩しくて
靴下も履かず、傘も刺さない彼らが
信じられないくらい私に元気をくれました。

「どこまでも止まるな」

どこかでそう思った気もします。

信号もない青田道を駆けていく。

その小さな背中はあっという間に
見えなくなりました。

幾つになっても
駆け抜けていく人生が良いですね。

そんな「素敵」を今日も経験できたことに感謝。


今日も独り言にお付き合い頂き、ありがとうございます。
素敵な一日をお過ごしください。

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