「あいつだけ夏」自分で楽曲解説
こう見えて沖縄生まれ沖縄育ち、なごです。
沖縄って夏がこれでもかと長いだけで、暑さのピークは意外と関東とかの方が上だったりするんですよね。
ちなみに晴れてれば3月から12月ぐらいまでは半袖でいけます。
そんな沖縄に生まれ、私は無事夏が苦手になった訳ですが、夏という概念は好きなので夏のボカロックを作ってみました。
ということで今回も自分語り始めていきます。
制作秘話
実は私、1年前にも夏のボカロックを作ってまして、今回はその時と近しい雰囲気の曲に仕上がりました。
8ビート、速いBPM、小室進行、パワーコード…
私の夏って結局こうなんですよね。
別に「1年前と同じような曲また作ったろ!」とか思ってた訳じゃないんですが何故かこうなっちゃいました。
ただ1年前の夏曲「カフカ」よりは少しだけ明るく、少しだけアホっぽくなったかなと思います。
こだわりポイントとしては
・GUMI&ミクのツインボーカル
・Aメロとサビのメロディーが同じでコード進行が違う
などです。
音作りの面で言うと、ベースはいつもよりもっさりブリブリな感じにして、ドラムもこもり気味?でバフッ!ボフッ!みたいな感じの音にしました。
「もっさりブリブリ」って表現なんか汚いね。
歌詞解説
全部話すとアレがアレになっちゃうので、抜粋して解説していきたいと思います。
ちなみに楽曲冒頭のイントロリフについては沖縄の民謡かなんかのオマージュなのですが、曲名が分からず元ネタが示せません。
小さいころからこれでもかと耳にしてたフレーズなのに何故か分かりません。誰か分かる方おられましたら教えてほしいです。よろしくお願いします。
歌い出しです。よいです。
この「灼熱地獄」に加え、この後も「前人未到」「完全無欠」といった四字熟語が歌詞に登場します。
四字熟語って語感も良くて見た目も良い感じだし大好きです。日本に四字熟語があって良かった~
この曲では「4文字+3文字」のリズムで発音する四字熟語を採用して統一感?を出しています。出てる?大丈夫?
この「人は皆 真っ赤に踊り出す」がお気に入りです。
夏の熱気や人々の火照った顔、どことなく浮かれた空気を上手く表現できたと思います。
狂気、的な意味合いもある。
「燃えて消えるような恋」と「燃えて消えたくなる恋」は好きに想像してもらえればと思うんですが、それにしても言葉を少し変えるだけで意味広げられる日本語、サイコーッ!(ハチワレ)
フ‼(ちいかわ)
ちなみに2番サビ後のギターソロについては死ぬほど簡単にしてあります。
ずっと同じ音をジャカジャカ鳴らし続けて、その音が時々変わるぐらいです。
こんなシンプルなソロでも疾走感、爽快感、夏感を出せるんだと自分でも新たな発見でした。
あと、前から何度も言ってるんですが、私の曲のギターが簡単なのは「こんなに簡単でもカッコ良くなるんだぜ!」って意味ももちろんあるんですが、何よりそもそも私があまり難しいフレーズを弾けないからです。
アルペジオなんてもってのほかです。寒気がします。
この曲のサビは全体的にぼやっとしてるというか、ストレートなんだけど何かを明確に示している訳ではない…といった作り方をしていたので解説はしない方がいいかな?と思ってたんですがここが好きすぎるので触れさせて下さい。
「補助輪を付けて夏を飛ぶ」が最高なんだ…(絶頂)
夏って、なんかこう夏というだけでブーストかかるじゃないですか?
ちょっと開放的になっちゃうというか、イキっちゃうというか…
そういったブーストアイテム・サポートアイテムを装備しつつ、それでいて転ばないよう保険をかけちゃう…
そんなどうしようもない矮小さと勢いをこの一節で表現してみました。
「心の躍るうちは夏」については、私が敬愛するあるバンドに影響を受けて書きました。
そのバンド曰く「俺達が半袖着てる間は夏」らしいです。
この理論で行くと、なんかこう心がウワーッ!!ってなってウキウキして、何か変なことしたくなっちゃう間は夏ってことですよね。
って感じの一節です。
ちなみにアウトロはPK shampoo「夜間通用口」のフレーズのオマージュです。
元曲は鬱屈とした叫びのような印象ですが、それを明るく切なく突き抜けるようなイメージで自分なりにまとめてみました。
まとめ
とにかくアホみたいに私が認識する夏を詰め込んだ曲になりました。
もうこの感じの夏曲は書けない気がするので、今後の夏はそれまでの夏曲のセルフカバーで乗り切りたいと思います。
ではここまで読んでいただきありがとうございました。
水分補給は勿論だけど無駄な日焼けすんなよ。
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