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秘伝のタレ 30年もつのか!?

青ウナギって知ってますか?  「知ってるよ」
って、声が聞こえてきそうですね。。

秘伝のタレ 食べたことありますか?  「さあ・・・ちょっと嘘くさい・・」今回は、静岡にブラブラ旅に行ってきたのだ。

厄除って

旅の始まりは、法多山

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「はったさん」と読みます。
厄除(やくよけ)で有名。

むかし、24歳 厄年の夏。
「そんなもん信じるか!」と、思っていた。

ところが、、

大枚ハタいて買った新車が、ぶつけられ大破。懲りずに代車を借りて遊びに行っていたら、自転車レースで複雑骨折。40日間の入院をする羽目になって、、、同時に別れなど色々あって・・・、そういえば「厄年」だったなぁ。。。と、病床の窓から電車を眺めていた。

それ以来、信じることにしました!(単純!)


風鈴まつり


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法多山では、夏になると「風鈴まつり」が開かれます。

涼しげなガラスの風鈴。
風を受ける短冊のところ、願い事が書ける薄木になっています。絵馬のように短冊に願い事を書く、

本堂からの渡り廊下の軒下。
蒼竹に結えられた風鈴。


たくさんの願い事が風に乗って

  「 チリン チリン チリン  」

ガラスの儚い(はかない)音を立てています。


家族の幸せ、コロナ禍、自身の健康・・・・・


お願いしすぎかな。。





「ハラへった」(結局それかい!)


GOTO  UNAGI !

ここまで来たなら、浜松ウナギ! 
今回は、「青ウナギ」を食すことにしました。

説明しよう!

青ウナギとは、アルビノと呼ばれる突然変異種で、色が抜けて通常のうなぎより青色に見える。身も柔らかく美味しい(とのこと)、(初めて食べるので、知ったかぶり)

今回は「コジマヤ本店」にお邪魔しました。

運良く、天然青ウナギと 養殖青ウナギの食べ比べができました。天然の方が身がしっかりしていますが、それでいてふっくらと柔らか! うまい!
甘すぎないタレに、ミル挽き山椒をギリギリとかける。山椒の香りが食欲を湧き立たせる。一緒に頼んだ「うまき」、口に入れるとダシの効いた卵、次にそこからトロトロの鰻が出てくる。思わず笑みがこぼれる。

「フウ・・」 食べすぎ

お腹をさすりながら店を出る。 満足 満足

この店は、関東風のレシピ(背開き&・・・)でした。また、都心で食べると1万以上するという青うなぎが、半額弱で食べられます。都心からは、GOTO UNAGIしづらい状況ですが、関東圏の方も大満足の味かと思います。(オンラインショップもありますね)


秘伝のタレ

話は、変わる。(コジマヤとは、一切関係ないです。。)

テレビなどで、30年継ぎ足してきた「秘伝のタレ」というフレーズありますよね。あるあるですよね。

ここで問題です!

「では、秘伝のタレは30年もつのか?」

算数のモンダイ

私は、TVでそういった「話題の店」がでてくる度に、常温で30年も寝かされた液って、腐らないのか? ウィスキーのように熟成が進むのか? 
不思議に思っていた。


ここで小学校の算数の問題 行ってみよう!

「え〜っ 計算苦手!」

そう言わずに付き合ってください。

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架空のお店「なぐなぐ亭」での話

念願の新規オープン! うなぎ屋「なぐなぐ亭」
秘伝のタレが作りたい、と思っている。
伝説の料理人になるんだ〜!(「激レアさん」の「弘中アナ」の口調)

怒涛の開店一週間が終わって、壺の中の(将来の)秘伝のタレが半分に減ったとしよう! 翌月曜日は、定休日。秘伝のタレを継ぎ足しで、仕込む。

翌週も大繁盛! 同じく一週間で壺のタレが半分になった。継ぎ足す。この時点で、開店当初に作ったタレは、半分の半分だから4分の1 壺の中に残っているはず。

半分タレを使って、半分継ぎ足す。
これを約二ヶ月(7週間)続けると、最初のタレは、半分の半分の半分の半分の・・・・・・・なんと、

『約100分の1』 なのだ

ってどのくらい? ざっくり、500mlのペットボトルの100分の1は、キャップ(5ml)くらい

30年の歴史

この調子で行くと、2ヶ月で『100分の1』、4ヶ月で『6万分の1』、半年で『1600万分の1』・・・ うあ〜 もう数えられない!!

これで、自分の最初の疑問「腐らないの?」

が解消された、意外にタレは新陳代謝が良いのだ! 健康なのだ

お店の歴史や秘伝のタレを否定するつもりではなく(汗)、「30年の歴史あるお店」で、「伝統の変わらない味」という、表現をするには良い言葉だと思います。
ただ30年寝かしたタレだから美味しいのではなく、技術(腕)があるから美味しいのだ。という事を、素直にアピールしても良いんじゃないかな・・・

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飲食店は、特にうなぎは、環境問題もあり、厳しい経営かと思います。感染に気を使わずに美味しい「うな重」が食べられる日々に戻りますように・・・

風鈴絵馬に「感染」という文字が無くなって欲しいと、軒下にかかった風鈴の音を聴くたびに思う昼下がりでした。

チリン・・


(おしまい)

最後まで読んで頂き、ありがとうございます😊 コメントも、励みになります。是非どうぞ! サポートは、旅先でのお酒に・・