倉吉線廃線跡を歩く ー 旅の栞 のんびり鳥取タビ ー
ー 徹底的に鳥取を攻める ー
と、豪語した今回のタビ
2日目、午前中の三徳山は、ブルースウィルスも真っ青、ダイ・ハードであった。攻め過ぎた・・
泣き出しそうな空模様だったので、午後からは、雨が降っても傘が使える穏やかな行き先をセレクト
倉吉線廃線跡を歩きます。
◇◇
なぜ、遺跡、廃墟、廃線は、人を惹きつけるのだろう。
想像や妄想をする
人間にとって、これが至福の時間なのかもしれない。
廃線も色んな想像が膨らむ場所。
これが、至福のときなのだ。
ここで、旅のヒント
てくてく
観光案内所の裏手から、すぐ廃線跡が始まる。
線路(レール)が残っている廃線跡は、珍しいような気がします。
よくよく考えると、『廃線跡』ってヘンな日本語だよね。
観光案内所の裏手は、稲穂が垂れる田園風景(9月中旬現在)、少し怪しい空模様だが、廃線には曇天が似合う。
解放感抜群の廃線跡をしばらく歩くと、風景が変化する場所がある、それが「泰久寺駅」手前の小さな鉄橋。ただ、現在は鉄橋は撤去(てっきょう だけに)されています。
泰久寺駅から先は、鬱蒼と木々が生い茂る軌道。
少し怖い・・
ここからは、軌道を歩くことができる。
なんだか、悪いことをしている感じ、入ってはいけない場所にいる背徳感。いたずらっ子の私としては、小さい頃味わったワクワク感にぞくぞくする。(笑)
それでは、電車に乗った気分で、
線路は続くよどこまでも、倉吉線編
どうぞ~
(BGMは、世界の車窓からを脳内再生してくださーい)
泰久寺駅のホームを、ゆっくりと走り出す列車
落石注意してくださーい
(いきなりかーい)
電車で、落石注意と言われても・・
ガタン、ゴトン
はーい、すぐにカーブにさしかかります。
落石のあとは、溝にも注意です。(笑)
だから、こちとら列車なの。溝注意と言われても・・
おっと、木をくぐります。
だから、列車なんだって!
あーっ!
ど真ん中に、竹が!!
なぐなぐ列車、緊急停止です!
気づいたら、またまた植物相が変化、
いつの間にか、鬱蒼とした竹林となっていた。
竹林は、雑木林と違い、光りが直線的に差し込む、
幻想的な光が楽しめる。
ということで、倉吉線廃線跡、一番人気の場所に到着です。
竹林を走り抜ける列車
(想像してね)
左カーブをすぎると、トンネル
この山守トンネルは、立入禁止
ここで引き返そう
どうしてもトンネルの中に入りたい、あ・な・た
「旧国鉄倉吉線廃線跡ウォーキングオープンデー」で検索してみよう
日本一の鈍足
ここのレールが外されていない理由は、想像するに「使い道がなかった」と思われる。(あくまでも推測です)
なぜなら、この倉吉線に使われているレールは、「30kgレール」と呼ばれる軽量のレールなのだ。ちなみに、新幹線のレールは、1mあたり60kgの「60kgレール」を使用している。そう、高速で走るためだ。
高速化が進む鉄道、この30kgレールは使い道がないのだ。
倉吉線は、制限速度(表定速度といいます)が、時速20kmを下回る列車もあったようだ。これなら、電車と競争しても(リレーなら)勝てそうな気がする(笑)
そんな、のんびり列車、日本一の鈍足列車を想像しながら、軌道をのんびり散策してみよう。
素敵なアイデアが浮かんだり、意外な発見があるはず。
タイパ重視なんて、
誰かが儲けるために、踊らされているだけですよ。
(つづく…)
廃線になって欲しくない秘境駅に興味のある方は、こちら
台風被害に負けるな!