欲しいものを綴ってみる
備忘録なのか言霊に期待するのか定かではないが、欲しいと思ったものを記載していく。ただし、窮しているモノは自分で身銭を切るはずなので、もやもやしているものを書いていくことにはなる。
三脚。20年使った愛しのリーベックにガタが来ているので新調したいと考えている。スチール用は新品が数本あるが、ビデオ用はリーベックしかない。パンするのにビデオ用は必須であると、先日スチール用で無理やり試して確信した。ビデオ歴は長いが中身が薄い。真面目にそこまでやっていないのでキャリアは薄いまま、月日だけ経過してしまった。パスポートサイズで一世風靡したミニDVから始めて、業務機のPD170で一挙に世界が広がったものの、継続は出来ず、しばしのインターバルを経てなぜかNX30Jに一目ぼれして後継機にならないのに導入。NX30はメニューが深くて微調整がしにくいことこの上ない。そのせいでざっくり操作専門にしたため、簡単に使えるということで出番が非常に多くなった。手ぶれ補正が凄いのに、フィックスでばかり使っていた。その間もずっとずっとリーベックは変わらず使っていたのだ。なので、買い替えならリーベックの最新にアップデートが筋ではあるが、どうも面白くない。浮気したい。他のも使ってみたい。
アマゾンなどのネット通販普及で、中華製品導入が圧倒的に増えた。ストロボなどは純正を一切買わなくなり、バッテリーも然り。当然、中華三脚に目が行く。聞いたことのないブランド、でものちにメジャーになることも想像に難くないのがいっぱいある。ただ、レビューが辛辣評価が多く、思い切れない。誰か、コスパ最高でメジャー機匹敵って書いてくれと願うが、みな値段通りみたいな寂しくも正確なんだろうなという文字が並んでしまう。
次の20年、買い換えないのなら高くてもいっそメジャー機でもいいのではというもうひとつのアイデアが頭をもたげてくる。悪魔のささやき、だろうか。長い間の憧れだったマンフロットは、現場で一緒になった制作会社が使っているのを見て、なんだか残念なことに萎えてしまった。そう、機材選びは使っている人を見て決めることが多いことに気付くわけだ。スチールがキヤノンなのも先輩が使っていたからだし、ムービーがソニーなのも同じ。そのくせ途中で憬れの人がニコンだったりして悔しがったりしても乗り換えたりはしなかった。メーカーを変えるのは勇気がいるのである。
しかし今こそチャンスではないか。そして欲しい三脚はまた現場で出現するのだ。それはビデオ三脚=ツインレッグだという私の常識をガツンと打ち破る見たこともない形状だった。ツインレッグ分の幅があるくせに1本、しかもスカートのように中にもう1本、さらにもう1本という構造。網目のカーボンがさらに形状が分かりにくくしており、まさに初見でなんじゃこれは!であった。
おそらくビンテン、憧れのビンテン。テレビ局が取材に来ると必ず白いビンテンを担ぐ人がいるビンテン、である。一度値段を調べたら100万円とかで腰を抜かした覚えがある。そんなビンテン。不変だとばかり思っていた、あの2本脚ではなく、袋状の足、なのだ。なので、今はストレートにコレが欲しい。埃が溜まったりしなさそうでいいじゃないか。欲しいぞ。重いかも知れないけれど。情報があんまり出てこないのも業務用らしくて素敵だ。個人で買う人なんか居なさそうなのがまた素敵である。ビンテン。欲しい。
ここまでビンテン連呼してたのに、画像みると?が止まらない。そう、足はVintenなのに雲台はザハトラーである。これは1本取られた感じだ。しかしさもありなん、知る前に既に両メーカーは同じ会社になっていたのだ。ヴァイテック。うーん、恐るべし。
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