NETFLIXのフォロワーズ賛否両論含め面白かった

賛否両論あると耳にして(目にして)いたので、なかなか気が進まなかったものの、蜷川実花さんの圧倒的なビジュアライゼーションはシナリオ抜きでも見る価値あるよなと思い、見始めたら一気に見てしまいました

満足度は高いです。映像がやっぱり綺麗。

そして想像以上にエンターテインメントに振ってました。分かりやすすぎる流れ、ストーリー、深く掘らない心象描写など、軽妙洒脱路線のど真ん中を突き進んだ感じ。なので子守りしながらでも連続して見られました、

カメラマンが主人公なので感情移入もできました。主人公の奈良リミさんは手持ちで撮るタイプ。ゆえにテザーケーブルが抜けてマックブックを持って追従するアシスタントが焦るシーンが、「あるある!」と頷かせてくれました。撮影シーンはおそらく蜷川さんの撮り方まんまなんだろうなと思ったので勉強になりました。声の掛け方とか、アシスタントの動きとか、照明の位置とか、あーなるほどなるほどとなります。キヤノンのEOS5D使っていたし、縦位置グリップは無しで臨むタイプなんだなと。蜷川さんがたしかキヤノン写真新世紀デビューだったように覚えています。私もずっとキヤノンが長いので感情移入してしまいます。

私はフィルムだったEOS5時代、1VHSとかも含めて縦位置グリップ信者なのですが、コンパクトさを考えるとナシでもいいのかなと思いました。EOS KISSですら縦位置つけちゃってますけども。あ、そうか手が大きいんだったと思いは迷走。それにしてもEOS5の位置づけが今の5DだとEOS3の立ち位置だから本当はEOS3Dで名乗ってほしいよね!って誰に通じるのやら…。

女性が子育てして働くことのテーマは今現在解決できていない社会問題なので、胸につまされました。ヒール役を買った女性社長の気持ちもわからんでもないです。片手間でやってくれって思わないし、奈良さんだって片手間でやろうと思ってないのに、と。。切ない。社会全体が子育て参加できるようになって欲しいと思いました。

小道具がハイブランド尽くしなのはプラダを着た悪魔の軽量版な感じ。役者さんがみんなうまくて、そこまで深く触れないシナリオなのに、まあまあ感情を持っていけます。金子ノブアキさん最高です。

全体の感想としては、面白かったの一言。唯一音楽だけは聴いたことある曲が多く、この映画ならではを巡らせてほしかったと贅沢ながら思いました。

そしてまさに賛否両論含めて、楽しませてもらいました。カメラ触る人なら文句なくお勧めです。明日も頑張ろう!という気持ちにさせてもらいました。

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