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醸造家の視ている世界

サークルメンバーになることなくメンバー限定記事を読むことのできるマガジンです。 サークル内でのみ公開している記事や動画の一部もご覧いただけます。
ドイツのワイナリーで現役の栽培・醸造責任者としてワイン造りに関わっているNagiが見ている視界や考…
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#ブドウ畑

ベト病が出た!

今年のドイツの天候がいつにも増しておかしい、ということは以前から書いてきました。最近も20…

2024年7月における畑の状況

これまでに何度か畑の状態をレポートしてきました。今回はその内容をアップデートしていきます…

ワイナリーの四方山話|枝の摘心問題

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シーズンのはじめにシーズンは本当に終わったのか|霜被害の続報

4月23日未明、ドイツでは各地で夜間の大幅な冷え込みが確認されました。ところによってはマイ…

畑で見つけたもの

まだ枝が伸びていないこの時期はブドウ畑を観察するにはいい時期です。それぞれの造り手がどの…

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ブドウ畑の不安

ブドウ畑という場所はもしかしたら思われているよりも圧倒的に不安定な場所かもしれません。 …

プレパラシオンの有効性を科学する|ビオディナミを理解する

バイオダイナミック (biodynamic)、もしくはビオディナミと呼ばれる農業の方法があります。ビオロジックやエコロジックとも呼ばれる有機栽培に区分される農法ですが、その内容は従来の有機栽培とは趣を別にします。作業時期の決定に天体の動きを取り入れていたり、特殊な製法を要求するプレパラシオン(プレパラート)を使うことを義務付けているのです。 人智学を考案した思想家であるルドルフ・シュタイナーが晩年に提唱した、人智学の農業への応用が根底にあるこの農法は、近年の環境持続性志向と

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最近の畑の状況など

本来であれば何かしらのテーマに基づいた記事を執筆するべきなのですが、収穫を目前に控え多忙…

ワイン用ブドウの台木を知る

ワイン用ブドウを栽培している畑を見渡すと様々な品種の樹が植わっています。シャルドネ、リー…

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ブドウ栽培における土壌の位置づけを考える

#サークル記事 新しく土壌、それもドイツで多いシーファーについて地質学的な内容となる記事…

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気候変動とその捉え方 | メリットをどこに位置付けるのか

#サークル記事 ブドウの発芽が毎年早くなっています。 背景にあるのは冬の暖冬化です。冬が…

ブドウの密植とその値段

#サークル記事 ブドウ畑を作る際に考えなければならないことの一つに、そこに植えるブドウの…

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キャタピラーによる防除の風景

#サークル記事 ドイツに多い、急斜面の畑。ある程度の斜度まではトラクターを入れて作業をし…

ブドウの日焼け対策 | Kaolinの効果

#サークル記事 ドイツではここしばらく最高気温が28℃を超える日が続いています。 気候変動、地球温暖化という言葉はすでに日常的に使われ過ぎて、かえって誰もわざわざ言わなくなってきたような印象さえ受けています。 夏が暑くなると困るのが、ブドウの日焼けによる被害の拡大です。 ブドウの日焼けについてはこれまでにも何度か記事にしてきましたが、今回は対策の一つとして研究が進められているKaolin (カオリン) と呼ばれる粘土鉱物についての記事を公開しました。 ブドウの日焼け対

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