魔王学院の不適合者 ラノベ感想

今季絶賛放送中のアニメ、魔王学院の不適合者第一話は四回くらい見た。晴れ晴れしいほどの俺TUEEEEEEEEEEEに私の心は踊るに踊り、即刻、原作のライトノベルをkindleで購入し読み耽った。そこで今回、軽く感想を綴ろうかなと思う。ちなみに小説は二巻か三巻から読んだと思う。なんと、誤って漫画版を購入してしまったためだ。(密林で検索をかけると小説、漫画が混ざってでてくるためややこしいのです......)そのため小説一巻の出来については私の知るところでないし、ついでなので一巻に該当する漫画版の感想も述べようかなと思う。

まず、漫画の感想だがまぁよかった。アニメでは省かれていたネクロン姉妹の描写がしっかり描かれていたので、かなり満足度が高い。そういう日常シーンこそ原作を買ってまで見たかったものだったのだ。ヒロインもロリ目に描かれていて絵柄はアニメのそれより断然好みだった。......ついでに少し、アニメ版の愚痴を言わせてもらうと、ヒロインの作画が少し微妙な気がする。私の好みの問題かもしれないが、ミーシャの方はかわいく見えるが、サーシャは少し微妙だ。サーシャはなんというか少しぱっとしない。うまく言語化できないが思うに髪の色がうーんって感じだ。漫画版のカラーイラストでは姉妹を金銀で対比させてるんだけどね。

次に、小説。まず、大きなネタバレなしによいところと不満点をそれぞれ挙げる。よいところは巻数が進むにつれて作者が進化しているところかなと思う。構成が次第に丁寧になっていくのだ。ただの俺TUEEEEEEを構想していたであろう浅い巻数の展開は、徐々に俺TUEEEEEEの空気を滲ませなくなっていき、ちゃんと物語をしているのだ。いくら俺TUEEEEEEが好きでもいつまでもど真ん中にストレートしか投げないような小説は飽きるし、メジャーじゃ通じない。その点魔王学院の不適合者は最序盤で見たチート魔術、死者蘇生の魔術を駆使し、アノスが仲間とともに敵と熱いバトルを繰り広げる。チートと思われた魔術が日常みたいなところがあるんだな。まぁ例えるなら死者蘇生が銃で、しかしながら銃弾が剣戟で弾かれるみたいな? そういう”ありふれたもの”として戦闘に組み込まれるって感じ。なので、主人公が魔王でも熱いバトルはあるし、最大限盛り上げる構成を作ってくれていると思う。

不満点は、実は上で挙げた点と表裏一体のことなんだが、進むにつれて萌えが控え目なんだよなぁ~~~~~~ってことですね。は?萌えなんかいらん、燃えがあるならと思った方はいるかもしれない。しかし、私は切実に萌えを所望する。だってサーシャ、あんなすぐ落ちてキスしてんじゃん.....。作者、突発的に萌え描こうとしたんだよ。なのに、なんで今は萌えをなおざりにしてんだよ。......いや、わかるよ? あとがきで作者の人が楽しそうに書いてんだなって伝わってくるし、それで構成が見違えて素晴らしくなってんだもん。すごいんだよマジで。構成が良くなってアイデアがポンポン出てくると自然と萌えに割かれる分量が少なくなるのもわかるよ......。だからこそ私は言いたい。萌えを描いてくれ~~~~~~~~と。アノス、お前は夜の魔王になれ!

さて、ネタばれありでここから先は書こうと思っていたが、タイプするのに疲れたのでここでやめとこうかな。最近はラノベばかり読んでるので違う作品の感想もまた綴ろうと思います。それでは、



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