そんなに「つながり」が、「絆」が大切か。

一人が好きだ。
何をするわけでなくても、一人でいるのが好きだ。

５年弱付き合っていた彼氏に振られて以来、
人と会話をすることが少なくなった。
別に元彼のせいなんかじゃない。
彼と付き合う前の元の自分に戻っただけだ。

ラインの通知は公式ばかり。
それが当たり前。
周りに言われ、Instagramも始めてみたはいいものの、なんか性に合わない。
シェア？本当に大切なものは自分の中にとっておくものではないのか。

そもそもSNS上で会話をするのが苦手だ。
いや、人と会話をするのが苦手なのだ。

「LINE・DMの返信ちょっと待ってください」
今日も誰かがストーリーに投稿している。
友達とそんなに話すことがあるのだろうか。私にはない。

元彼とは毎日LINEをしていた。
でも、
会話らしい会話だっただろうか。
相手が一方的に喋るのを聞いていたことが多かった気がする。
電話をしても、話の内容なんかどうでもよくて、
彼の声を、うしろに流れる音楽を、かすかな物音を、
音を聞くのが幸せだったのだ。
あまり話さない私は、彼に怒られてばかりだった。

人と会話をしないと、できないと、
自分の中が空っぽだということに気がつかされる。
話のネタがないこと、何も言葉になんてできないこと、
自分はなにもないこと、なにもできないこと。

ああ、結局私は

自分がなにもないことを

知るのが怖かっただけなのだ

協調性、とか
つながり、とか
絆、とか
今の世の中は人の関係が重視されている。

でも、私は一人が好きだ。
自分のことで、自分の頭をいっぱいにできる時間が。

一人でいられる理由を見つけるのが、
自分のことで自分をいっぱいにするのが、
noteを始めた理由であり、目的です。